TOEIC の参考書や問題集の使い方に関する質問で最も多い「何回繰り返せばいいの?」に対する一つの答え

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porpor(ぽるぽる)こと渡邉淳です。時の流れは早いもので、もう年末が近づいてきました。around the corner でございます。いや、has already come なのか…。突然、ルーo柴さんのような話し方になってしまいました。忘年会など何かと慌ただしい時期かと思いますが、今年の嫌な思い出を忘れるのと同時に、学習のことまで忘れてはいけません。ご注意ください。

さて、今回こそリーディングセクションへ…と見せかけて、今回も脇道に逸れます。ぼくは脱線癖(そんな癖があるのか?)があるのですが、レアジョブの皆様は非常に寛容で、どのような切り口でも許してくださいます。優しいです。脇道と言ったものの、多くの方が気にしていることについて、自分なりの考えをお伝えしたいと思います。それは

「参考書や問題集を何回取り組むか?」

という質問について、です。

同じ素材を繰り返し使うことの大切さを疑ってみよう!

「同じものを何回も使う」ということは、多くの方の頭に刷り込まれているようです。このメッセージは大前提となっていますが、皆さんはこの考え方を疑ったことがありますか?

「同じものを繰り返す意味があるのか?」

と。

もちろん、初めて知ったことを一度で覚えることは非常に難しいため、重ね塗りをするかのように、回数を重ねることによって記憶への定着を狙うわけです。しかし、今まで疑ったことのない方は要注意です。

意味がない「繰り返し」はやめよう!

先ほどの「繰り返す」ことに対する疑問に対して、ぼくなりの回答を示します。

「意味があるときとないときがある」

おそらく肩透かしをくらった感覚でしょう。申し訳ないです。しかし、ぼくがさまざまな教材を使用してきての答えになります。では、意味があるときとないときの違いは何か。先に、「意味がない」場合についてお伝えします。それは、

「とにかく繰り返しておけばいいんだ」

という考えのもとで取り組んでいる場合です。繰り返すことにこだわってしまって、とりあえず目の前の素材に取り組んでいる可能性があります。とりあえず…という思考により、頭がサボってしまうことにつながり、効果的とは言えない学習になるのです。

そして、(このケースは多くはないのですが、)パターンがもう一つあります。素材に掲載されていることを「すべて把握している」状態で「学ぶことはないと感じる」場合は意味がありません。この場合は別の素材に移っていただいた方が効果的でしょう。ここまで来ると、自分の「繰り返し」を意味のあるものにしたい、と思いますよね。「とりあえず」の繰り返しから卒業しましょう。そのヒントは次にあります。

テーマを決めて取り組んでみよう!

一つめは「テーマを設定する」ことです。「なぜこの素材に取り組むのか」を考えれば、自ずとテーマは決まってきます。Part 5 の問題を例にとって考えてみましょう。まずは、問題が解けるかどうかがポイントです。次に同じ問題に出会っても正解を選べるか、は大切な点ですよね。ここで、正解が選べれば終わりにはせず、次のようなテーマで同じ問題を見直してみるのです。

・文法的に不明な点はないか
・語句をすべて知っているか
・意味がすべてわかるか

当たり前のことに聞こえるかもしれません。ただ、これを1問1問に対して愚直に行っていくのです。今までのコラムでリスニングの復習の仕方についてはお伝えしましたので、そちらを参考にして、毎回のテーマを決めて臨むことが、皆さんの復習を有意義なものにするでしょう。

期間を置いて取り組んでみよう!

二つめは「期間を置いて再度復習する」ことです。同じものに何度か取り組んでいると、答えも覚えていきますし、前項で述べた観点でも気になるところはなくなるものです。そうなった場合は、取り組むのを止めるといいでしょう。「学ぶところはない」と判断するのです。

ただ、人間は忘れる動物ですよね。何週間でも何カ月でもしばらく期間を空けてから取り組むと、不思議なことに忘れているところや曖昧なところが出てくるのです。この現象は普通のことですので、そこで改めて記憶の重ね塗りをしましょう。

繰り返すならば、何回が最適か?

ここまで、繰り返すことについて考えてきましたが、肝心の最初の質問についての答えを記していませんでした。ということで、回答を。

「自分で決めてください」

冷たいなあ…なんて声が聞こえてきそうですが、ここまで読んでいただければ、この言葉の真意をわかっていただけると信じています。唯一の正解はありません。ここまで述べてきたように、繰り返す意味がある場合には繰り返せばよいし、意味がないと考える場合にはやめればよいのです。

以上、同じ素材を繰り返すことについて考えるお話でした。日々の学習を意味あるものにすべく、ぜひご自分なりの繰り返しの回数を考えてみてくださいね。

 

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