porpor(ぽるぽる)こと渡邉淳です。今回も、皆さんが苦手とするであろう Part 7 をテーマとしたいと思います。
前回と前々回はメリハリをつけて英文を読むコツをお伝えしました。
TOEIC の Part 7 の英文を楽に読み進める1つのコツ
TOEIC の Part 7 を攻略する上で徹底したい読み方
この手のコツをお伝えすると即実践をされて、
感想をくださる方がいらっしゃるんですね。
「予想以上に読む速度が上がった」
という声が多かったです。
もちろん「まだ難しい」というお声もいただきました。
記事を読んですぐに力がつけばいいのですが、
文章に触れる機会を増やしながら実践していただければ、
効果がジワジワと表れてくると思います。
Part 7 の答えを探すときに我慢強くなるように、
成果が表れるまで我慢強くいていただきたいですね。
さて、今回は読み方、というよりも解き方のお話です。
Reading Section の中でも Part 7 が解き終わらない、
という悩みは多く聞きます。
そこで、ちょっとしたヒントをご提案したいと思います。
その名も
「急がば回れ」
作戦です。
ネーミングがいまいち、
というか、
ひねりがありませんが……。
急ぐ気持ちをおさえよう!
Part 7 は50分以上を確保したい Part とされています。
ただ、それだけ残したとしても、解き終えることができない、
というお悩みをお持ちの方はいらっしゃいます。
「時間がないから急がなくては」と思わされているため、
解き始める前から焦っていることでしょう。
そうすると、どのようなことが起こるでしょうか。
ひとつには、
むやみやたらと目を速く動かす
ことをしてしまいます。
眼球運動の速度だけはやたらと速いものの、
肝心の文章の内容が頭に入ってこない。
ふたつめには、
設問や選択肢を大雑把に読む
ことをしがちです。
これらを読み間違えてしまうと、
文章がいくら正確に読めていようとも、
間違いの元となってしまうのです。
やはり焦っていいことはありません。
そこで、焦らない気持ちを作る必要があります。
この気持ちを作り出すためには、
壁となるところを回って避けるのです。
「急がば回れ」の「回れ」です。
全部解こうとしない!
Part 7 は合計で48問あります。
その48問の中には、簡単に解けるものもあれば、
上級者でも難しいものもあることをご存知ですか?
そこで、自分の壁となりうる難しい問題は、
立ち向かうことなく飛ばす
ようにしてはいかがでしょうか?
ただでさえ時間のない Part ですから、
真正面からぶつかっていくのは無謀としか言えません。
ぶつかる実力がつくまでは、
「あ、眼中にない(古い?)んで」
と言って、
先にある解くことができそうなものを探しにいきましょう。
こういったお話をすると、出るのが次のご質問です。
「どうやって飛ばすか判断すればいいの?」
飛ばす目印はこれだ!
実際の問題を見ない限り、断言はできませんが、
ある程度、問題の番号や形式、設問の種類から判別します。
・シングルパッセージ 170番台〜180
1つの文章を読んで答えるシングルパッセージ問題。
先に進むにつれて、文書量が多くなっていきます。
解くのに時間がかかりますから、
だいたい、170番台あたりから思い切って飛ばしましょう。
あるいは、飛ばさずとも、選択肢が短いなど、
なんとなく「解けそう」と思ったものを狙い撃ちしてみてください。
ただ、「やっぱわからない」と潔く諦めることも大切です。
そして、181番からは2つの文書を読んで答える
ダブルパッセージ問題が始まります。
読む箇所は多いのですが、上の文書だけ読めば解ける、
など、解きやすい問題があることがあります。
難しいシングルパッセージは飛ばして、
解きやすいものが含まれているダブルパッセージへ。
・article(記事)
新聞などの記事の抜粋が文書として扱われます。
日本語の新聞を読まれていても感じられるかと思うのですが、
人名や会社名などの固有名詞や出来事が起こった時期など、
整理すべきことがたくさんありませんか?
それが英語になれば、なおさら読みにくいのは当然です。
思い切って飛ばしてしまいましょう。
・What is suggested / indicated / true / implied / mentioned about 系
・NOT問題
前者はざっくり言うと、
「○○について言われていることは何ですか?」
というざっくりとした設問であることが多く、
読まなくてはならない箇所が多くなってしまいます。
後者は
「本文の中で述べられていないことは何か?」
を問われるわけですが、
こちらも多くの箇所を読めていないと解けません。
ということで、
ここもひょろっとかわしてしまいましょう。
満点を目指すようなことにならない限り、
間違えられる問題は確実に存在するわけです。
そこを逆手にとって、時間管理を上手にしていきましょう!
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