英語学習経験と仕事での英語使用の実態
僕は今から5年前の2010年に、TOEICの学習とオンライン英会話(レアジョブ)を始めて、2012年から会社の仕事で英語を使うようになりました。
メール等で英語を読んだり書いたり、電話や会議で英語を聴いたり話したり、資料を翻訳したり、という使い方をしています。
社内で同じように英語を使う他の担当者は、帰国子女、数年の海外生活経験者、海外勤務経験者、数年の留学経験者、といった人ばかりで、「オンライン英会話とTOEICで、学校の勉強以外では30代後半から始めました」という人は、いません。
そうなんですが、時には帰国子女の英語を、僕が訂正することもあります。
「そんなあほな?!」と思いますよね。
英語のレベルでも経験でも、僕が彼らに敵うはずがないし、今でも英語に不安は感じまくりです。
でも、それが現実なんです。
なぜそんなことが起きるかというと、仕事で英語を使うようになると、その人がどんな方法で何年英語を学んできたか、留学したかしていないか、資格試験の結果がどうだったかは、ほぼ全く気にされないからです。
「この人は留学経験がないから、これぐらいでも充分」とは思われず、「わたし、英語使うクチです」と言った以上、自分の関わる仕事でどんなことが舞い込んできても、何が何でも英語でやれないと、次から他の人に回されちゃいます。
では、僕がどうやって仕事の現場で、自分の大したことのないレベルと経験の英語をなんとか使えているのかを、書ける範囲でお伝えしますね。
4技能のうち、今も一番困ることは?
これは、間違いなくリスニングです。
スピーキングやライティングと思う人が多いかも知れませんが。
ちなみに、僕が英語学習の中で一番時間をかけてきたのはリスニングで、TOEICのリスニングパートの自己ベストは、IPテストで490点(495点中)です。
リスニングが一番困るという理由は、
・自分ではなく相手が発信するから
・聴き取れなかった時に調べる時間もないから
・発音も速度も端折り方も人によって違い、特に発音は国により独特な場合があるから
・音声の状況が悪い時もあるから
等です。
リーディングであれば、国による違いはそこまで大きくないと感じますし、仕事中にWebの辞書で調べることもできますが、リスニングではそれが難しいです。
自分でコントロールできないので、つらいんですね。
困った時の対処方法は?
では、困った時に僕がどうしているかというと、「補足情報を徹底活用すること」で乗り切っています。
会議であれば、アジェンダなり資料なり関連するレポートなりメールなりを先にざっと読んでおいて、何について語られるか、先に情報を得ておきます。
TOEICのPART3やPART4の「先読み」と、同じ感覚ですね。
聴き取りがうまくいかずに聞き返すこともありますが、その場合にはコツがあります。
“Could you say that again?” とは言わずに、“You mean ~. Is my understanding correct?”
等と言って、「こういうことですよね」「認識合ってますか?」と、アウトプットで確認していきます。
なぜこの方法を取るかというと、理由は3つぐらいあります。
・仕事ではめっちゃ集中して英語を聴いているはずなので、それでもう一回同じことを言ってもらったところで、たぶん聴き取れない。
・できれば、相手に全く同じことを言わせて負担をかけたくない。
・「こうですか?」と確認することで、「違う」となれば他の言い方をしてくれるし、合っていればその場で認識合わせも兼ねられるので、後々のトラブルの種もなくて一石二鳥。
4技能のうち、あまり困らないことは?
これは意外かも知れませんが、英語を「書くこと」、ライティングです。
僕自身、意外でした。というのは、英語学習時間で一番時間をかけてこなかったのが、ライティングだからです。
今の時代、パソコンやインターネット、そしてオンライン会議等のシステムの発達により、メールやチャット、社内外のツール、資料作成等で、「書く」ことの必要性が高まっています。
日本語でも同じですよね。
僕の場合も同様で、仕事で英語を書く機会はほぼ毎日ありますが、語彙、文法、処理速度、海外の人と理解できるまでやり取りを重ねる等、いずれの面でも、支障なくできていると思います。
理由は大きく3つあります。
・日本語でも、書くのは苦手ではないから
英語も日本語も言語、コミュニケーションのツールですから、その違いは、記号を入れ替えて情報を入出力をすることだと思います。なので、基本的には日本語の四技能と英語のそれらはリンクしていると感じます。
もともと口下手な人が、英語になると突然饒舌になったり、もともと新聞を読むのが苦手な人が英字新聞だとすらすら読めたりということは、起こりにくいんですね。
・ビジネス関連の英語を一時期大量に読んだから
一時期、大量に英文を読むことをしていました。
約10万words(文字数ではなく、単語数です)の大作“The 7 Habits of Highly Effective People”を4ヶ月かけて読み切ったり、毎日BBCの記事を3~5記事読むのをノルマにしたり、他にも洋書やインターネット上のニュース、TOEICのリーディングパートの英文等。
その過程で出てくる語彙やフレーズ、文章の型等のストックをこつこつ仕入れていったため、自分が実際に仕事で英語を書く時には、それらをベースにして書いていくことができているのだと思います。
インプットがなければ、アウトプットができない、ということですね。
なので、ライティングスキルそのもののトレーニング以前に、リーディング、さらに言うと読解と文法と語彙を固めておくことが大切だと感じます。
・オンライン英会話の先生や同僚と、実践的な練習をしたから
この点は、具体的なライティングの話です(実際には「タイピング」といった方が、今の時代の仕事の現場に合っているかも知れません)。
僕の場合は、ライティングでもオンライン英会話を活用しました。
メールなどの文書を作り、それを先生に添削してもらいながら仕上げたり。
Skypeのチャットボックスでチャットをしたり。
あとは、職場で英語を使える日本人と、仕事のやり取りのチャットを英語でしたりもしました。
日本語でやった方が全然早いのですが、意地で英語で続けていくと、「物事を考える、判断する、意見を出す、理解する、それらをタイピングする」という一連の動きが段々早くなっていくので、おすすめです。
困らないようにするのに、いい学習方法は?
仕事で英語を使いたいと思う場合に、一番いい学習方法、練習方法の一つは、「ロープレ」(ロールプレイング)です。
仕事の現場で自分自身が本当に英語を使う場面を想定して、台詞を書いて、時には仕事で使う資料を作り、小道具等も使って、本番さながらに本気で演じる方法です。
上記のタイピングの練習も一種のロープレですね。
僕自身、オンライン英会話の先生とロープレを何度もしてきました。
生徒が本気でやれば先生も本気でどんどんアドバイスをくれるので、レッスンの効果も高められますし、僕がそれまで英語での実務経験がなかったにもかかわらず、英語の会議や電話、メール対応等を任せられ、なんとか無事にできるようになっているのは、ロープレのおかげだと言えます。
そのやり方は、9月20日に東京で行うセミナーでしっかりとお伝えしますので、ご興味ある方はごぜひ参加ください。また、スクーのコース授業の3回目でも行いましたので、よろしければご覧ください。
今回の記事は以上です。
ご参考にしていただけたら、大変幸いです。
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