日本人の中には、はっきり断れずについ嫌なことでも付き合ってしまう人も多いのではないでしょうか。そのため、ノーと言えない日本人と言われることもよくあります。では、外国ではみんながそんなにはっきりとノーと言っているのでしょうか?
実はそんなことはありません。”No”や”I don’t like〜”など、はっきりとした表現を使わずに、彼らがどのように英語で自分の意思を伝えているのか見ていきましょう。
場面で学ぼう!don’t like以外で「好きじゃない」と伝えるには?
ノーという場面は日常生活の中で少なくありません。問いかけられたり、誘われたりした時に、嫌だったり間違っていると思うなら、その意思を伝えることはとても大切なことです。しかし、否定の仕方一つで印象は大きく変わってしまいます。冷たく断られれば、どんな国の人だって、いい気持ちはしないでしょう。
英会話に慣れていないうちは、”No”や”I don’t like〜”というシンプルですが強い表現を使ってしまいがちです。しかし、最後に”Thank you”と添えれば、「私は嫌いだけれど、気持ちはありがたいよ」というように、印象が少しやわらぎます。簡単な一言で、「ごめんね、ありがとう」というニュアンスをつけ加えることができるのです。これはあくまで、最も簡単な方法の一つですが、どうせなら「嫌い」という根本的な部分をもう少しやさしく伝えたいものです。
では「嫌い」と直接言わずに、やんわりその気持ちを表す英語を使用例と共に紹介しましょう。
“〜not my type”
A: I think Bob likes you.(私が思うにボブはあなたのことが好きだと思うよ)
B: Do you? But he is not exactly my type.(そう思う?でも彼はあんまり私のタイプじゃないんだよね)
日本語でも好みの異性のことを「彼(彼女)は自分のタイプ」のように言ったりしますよね。“〜not my type”で「〜は私の好み(タイプ)じゃない」という意味になり、「好きじゃない」というストリートな表現を避けたい時に使われます。
また似た表現として、”〜is not my thing”があり、「得意ではない(苦手だ)」、「趣味ではない」というように、人ではなく物や事に対して「あまり好きではない」というニュアンスで口語的に用いられます。
”I’m not a big fan of〜”
A: I got some tickets to a basketball game. Do you want to go to watch it together?
(バスケットボールの試合のチケットが手に入ったんだけど、よかったら一緒に観に行かない?)
B: Well, thank you for asking, but I’m not a big fan of basketball.
(うーん、誘ってくれて嬉しいけれど、バスケットボールはあまり好きじゃないんだ)
何か大好きなものを追いかける人は日本でもファンという単語で知られています。この”I’m not a big fan of〜”という表現は「そこまでのファンじゃない」という意味で、「あまり好きじゃない」「苦手」だということを間接的に伝えたい時に用いられます。
またbigをhugeに代えて、”I’m not a huge fan of〜”としても、同じ意味になります。好意で相手が誘ってくれたけど、「自分はそこまで・・・」という時に、是非使ってみて下さい。
”I don’t like〜very much”
A: ”Eat without leaving the vegetables.”(野菜を残さず食べなさい)
B: “I don’t like celery very much”(セロリはあまり好きじゃないんだ)
文の最後に”Thank you”をつける方法と同じように、この表現も簡単に否定を和らげることができ、よく使われているのを耳にします。最後に”very much”をつけることで、文字通り「とても好きなわけではない」という意味になり、日本語の「あまり好きじゃない」というニュアンスを表す丁寧な表現となります。ついついいつもの癖で、“I don’t like〜”って言ってしまっても、最後に”very much”を添えることで、だいぶ印象は変わるのでまずはこの表現から使ってみるのもいいかもしれません。
”〜not my cup of tea”
A: Let’s go have some cake?
(ケーキを食べにいかない?)
B: To be honest, sweets are not my cup of tea.
(正直なところ、甘いものはあまり好きじゃないんだ)
直訳すると「〜は私の紅茶じゃない」となりますが、正しくは「〜は私の好み(趣味)じゃない」という意味で、海外ドラマなどにもよく出てきます。このフレーズは紅茶が大好きなイギリスで生まれたと言われており、数ある紅茶の中から「私の好みの紅茶ではない」→「私の好みではない」という意味で使われるようになりました。興味が無い事に対して幅広く使うことができるので、例えば異性を紹介された時に、「彼(彼女)は、タイプじゃない」という気持ちを表す時にも使うことができます。
思いやりを持って意思表示をしよう
自分の意思をしっかりと表示することはもちろん大切なことですが、それよりも大切なのは、思いやりの心です。日本語でも「イヤ」や「嫌い」とだけ言われればいい気はしませんよね。
今回紹介した表現をうまく使って、楽しくて気持ちのよい英語コミュニケーションをしてみてください。
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