日本の冬にべストシーズンを迎えるおすすめの海外旅行先

冬になると「厳しい寒さから抜け出して、どこかあたたかい国でゆったり過ごしたいな～」と思ったことが、一度はあるのではないでしょうか。
現地の言語や異文化に触れながら、海外であたたかく過ごせたらいいですよね。そこで日本の冬にベストシーズンを迎え、比較的安価に行けるおすすめの海外旅行先と、その観光スポットをご紹介します。

1. 台湾

台湾は、沖縄県石垣島などとほぼ同じ緯度に位置しており、明確な四季はなく年間を通して温暖な気候です。観光シーズンは10月から5月頃とされていますが、特に10月から1月は20℃前後と春のような気温で、雨も少なく過ごしやすい時期です。時々冷え込むことがあるので、上着を荷物に加えた方がよいでしょう。
「中正記念堂」「故宮博物院」「九份」などで観光やショッピングを楽しんだら、小籠包やマンゴーかき氷などを屋台で食べるのもおすすめです。東京から飛行機で４時間、福岡から2時間半、時差1時間の身近な台湾で、冬を温かく過ごしてみてはいかがでしょうか。

2. タイ

タイは、一年中暑く湿気がありますが、11月から2月頃は乾季で過ごしやすい季節です。バンコクの「ワットポー」や「アユタヤ」など、数々の歴史的建造物や世界遺産を観光するのもいいですし、水上マーケットもタイの異文化を味わえるうちの一つです。
また、プーケットなどのビーチリゾートで、ダイビングやシュノーケリングを楽しめるのもこの時期です。乾季のみ訪れることができる海洋国立公園の島々で、思い切り羽を伸ばすのもいいですね。

3. カンボジア

カンボジアは、雨季と乾季に分かれており、年中高温多湿の気候です。アンコール・ワットのある都市シェリムアップは、乾季の間でも特に11月から2月が過ごしやすく、首都プノンペンは雨が少なくなる12月から3月がおすすめです。
アンコール・ワットを含むアンコール遺跡群は、クメール王朝時代に建築が始まりましたが、その頃の日本は平安時代でした。平安時代の建物と比較しながら世界遺産を巡ると、より一層楽しめるかもしれません。

4. インド

インドは、地域差がありますが、いずれの地域も11月から2月は乾季で過ごしやすいようです。ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが愛妃のために国家の財政を破綻させてまで建設した美しい墓廟、タージ・マハルなど、インドならではのスケールを感じられる観光スポットが人気です。
「聖なる川」と崇められているガンジス川では、現地人が沐浴している姿を見ることができます。河原には火葬場があり、お墓を持たないヒンズー教徒は、ここで火葬してから遺灰を川に流します。生も死もガンジス川と共にある、インドの異文化を知る大変いい機会になるでしょう。

5. オーストラリア

地域によって気候差はありますが、南半球に位置するオーストラリアは基本的には日本と季節が逆です。オーストラリアの夏といっても、日本ほど暑くならない地域もあれば、エアーズロックなど40℃前後まで気温が上昇する地域もあるので、地域ごとに調べてから行くとよいでしょう。
ありきたりではありますが、コアラやカンガルーと触れ合ったり、エアーズロックなどの壮大な大自然に身を置くのもいいですね。また、本場の英語に触れる絶好のチャンスでもあります。見て聞いて触れて、最高の旅の思い出となることでしょう。

6. ニュージーランド

ニュージーランドもまた日本と逆の季節ですが、一日の中に四季があると言われるほど気温差が激しく、突然天気が変化します。また、年間100日以上雨が降るので、雨対策が必要です。
「世界遺産の絶景」とされるミルフォードサウンドやマウントクックでなどでのトレッキングも人気です。またロトルアには、露天風呂や大浴場を備えたスパがあり、水着を着用して入ることができます。旅の思い出を語りながら、トレッキングで疲れた体を癒してみてはいかがですか。

7. エジプト

ギザのピラミッド群があるカイロは、10月から4月が旅行シーズンです。雨はほとんど降らず、治安もいい方なので、安心して旅を楽しむことができます。
テレビなどでよく見るピラミッドですが、自分の身長ほどあるような大きな石がいくつも重なってできているため、実物を目の前にしたら想像を遥かに超える大きさに圧倒されることでしょう。それを人間の手で作り上げたのですから、一見の価値ありです。中に入るには人数制限があるため、早めの到着が好ましいです。

8. ボリビア

ボリビアには雨季と乾季がありますが、ウユニは12月から4月にかけて雨季を迎えるためこの時期が観光に適しています。
「天空の鏡」と言われるウユニ塩湖は、富士山とほぼ同じ標高にあり、湖の大きさは岐阜県ほどにもなります。塩湖全体の高低差が50㎝以内のウユニ塩湖では、雨が降ると一面に薄く水が張った状態となり、空全体を写し出し、まるで空を飛んでいるかのような気分になります。また、夜は星空を写し出すので、宇宙にいるような感覚を味わえるかもしれません。

旅は人生を豊かにしてくれる

あたたかい異国の地で、異文化を楽しむ旅をしてみてはいかがでしょうか。

ここまでご紹介した国々の言語は、ほとんどが英語ではありません。それだけ地球上には多くの言語が存在するということです。しかし、世界共通語である英語を学び習得すれば、世界中ほとんどの国でコミュニケーションを取ることができます。
英語というツールを使いながら世界を旅することは、きっと忘れられない思い出となり、私たちの人生を豊かにしてくれることでしょう。