「ウケる!」
あなたなら、これを英語でどう表現しますか?
真っ先に頭に思い浮かびそうなYou are funny! でも伝わるのですが、なんだかありきたりですし、いつもそればかりだと何だかもどかしい…
日本語でも冗談に対して、「超ウケる!」「爆笑!」など色んな返し方をしますよね。今回は、アメリカンジョークに対して使いたい「爆笑を伝える英語フレーズ」をご紹介します。
1. That’s hilarious! 「爆笑!」
「とても面白い」「大笑いを誘う」を意味する形容詞hilariousは、funnyと同じように使うことができますが、funnyが単なる「面白い」なのに比べて、hilariousは涙が出るくらい面白い「超ウケる」「爆笑」といった意味を表す表現です。あまりなじみがない単語かもしれませんが、ネイティブの会話の中でもカジュアルな場面でよく使われています。
●That’s hilarious!
(超ウケる!/爆笑!)
●Japanese comedy show is hilarious!
(日本のお笑い番組って超ウケるね!)
2. That’s hysterical! 「めちゃ面白い」
日本語でヒステリックと聞くと、感情的で少し情緒不安定な状態にある人をイメージしますが、hystericalは「ひどくおかしい」「笑いの止まらない」というポジティブな意味を表す形容詞としても口語的に用いられます。
●He’s hysterical!
(彼は面白すぎる!)
●It was a hysterical movie.
(大爆笑の映画だった)
3. crack ~ up「ウケる!」
crack upは「大笑いする」「(乗り物などを)めちゃめちゃにする」「(精神的に)弱る」などのさまざまな意味を持ちますが、crack+人+up「〜をゲラゲラ笑わせる」の形で口語表現としてよく使われます。主語に人や物を入れて、make+人+ laughと同様に使うと覚えておきましょう。誰かにジョークを言われて笑わされた時に使ってみてください。
●You always crack me up!
(いつも笑わせてくれるね!)
●I watched this video on YouTube yesterday and it cracked me up!
(昨日このYouTube動画を見たんだけど、爆笑しちゃったよ!)
●Don’t crack yourself up!
(笑わないで→なに一人でウケているの)
またcrack-upは「すごく面白い人」という意味の名詞としても使うことができます。
4. have ~ in stitches 「笑い転げる」
in stitchesは「笑い転けて」「お腹がよじれるほど笑って」を意味します。それに使役動詞のhave「(人・物)を〜の状態にする」がついて、have ~ in stitchesの形にすると、「〜を大笑いさせる」「〜を笑い転げさせる」という表現になります。in stitchesは、直訳すると「針にささった状態」です。笑いすぎてお腹がチクチク痛むようなニュアンスでしょうか。またput ~ in stitchesでも同じ意味を表します。
●I saw the movie you recommended yesterday. It had me in stitches.
(昨日、君がオススメしてくれた映画を見たんだけど、爆笑しちゃった)
5. can’t stop laughing 「笑いが止まらない」
can’ t stop ~ingで「〜するのを止められない」なので、 can’t stop laughingは「笑いが止まらない」という意味になります。笑っちゃダメなのに笑ってしまったり、笑いが止まらなくて息苦しいときってありませんか?そんな時に使いたいのがこのフレーズです。
●Oh my God… His joke is too funny! I can’t stop laughing.
(まいったな…彼のジョークは面白すぎて笑いが止まらないよ)
この表現はさきほどのcrack upを使って、I can’t stop cracking upとしても、同じ「笑いが止まらない」を表すことができます。
6. burst out laughing 「思わず笑う / 吹き出す」
これは同じ「笑う」「爆笑する」でも、突然笑い出してしまったり、吹き出してしまう場合に使います。burst out ~ingで「急に〜し始める」を表し、burst out crying「急に泣き始める」のように、他にも色んな動詞と組み合わせて使うことができます。
●When I look back on my youth, I always burst out laughing.
(若い頃を思い出していると、いつも思わず吹き出してしまう)
7. 【番外編】 ジョークが理解できなかったときは
友達と英語でおしゃべりしているときや映画を見ているとき、周りはみんな笑っているのに、自分だけ何がおかしいのかわからず、一緒になって笑えない。そのような場面もおそらく出てくるでしょう。そんなときに使えるフレーズも紹介しておきます。
●I don’t get it.
●I don’t get your point.
ここでのgetは、understand「理解する」という意味で使われており、「何が面白いのかわからない」「笑うポイントがわからない」という意味になります。これらのフレーズはジョークが理解できなかった場合に限らず、「映画の内容がわからない」「あなたの言っている意味がわからない」など、広い用途でカジュアルに使うことができるので、覚えておくと便利でしょう。
表現の引き出しを増やす
英語でジョークを言うのはかなりハードルが高いですが、言われたジョークに対して、ネイティブのようにあいづちや一言フレーズを返すことは難しいことではありません。今回紹介したフレーズを覚えておくだけで、ジョークへの返答にバリエーションを持たせることができます。まずは一つずつ実際に使ってみて自分のものにし、状況に応じて色んな返答ができるよう慣れるまで何度も繰り返し使ってみてください。
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