「あれって英語で何て言うんだっけ?」
「難しい単語はたくさん覚えたのに、身近な英単語が分からない…」
一度でも英会話をしたことがある人ならば、そんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。「英単語=単語帳」と思ってしまいがちですか、本当に日常で使える英語を目指すなら、ネイティブが子供向け辞書として使用しているピクチャーディクショナリーがおすすめです。
そこで今回は、「イメージ⇔言葉(英語)」で覚えていくピクチャーディクショナリーの魅力をご紹介します。
1. 絵本のような辞書? 英語脳を作るピクチャーディクショナリー
ピクチャーディクショナリーとは、英語ネイティブスピーカーの幼児・子供向けに作られた辞書のことです。辞書と言っても子供向けですから、文字ぎっしりの難しいものではなく、イラスト中心の絵本のような辞書だとイメージしてください。
「イメージ⇔英語」で覚えられる
英語学習を長くしている人、TOEICのハイスコアを持っている人でも、「話すのは自信がない…」という方は少なくありません。それは日本人の多くが英単語を覚える際に、単語帳などを使って「英語⇒日本語」のペアで覚えてしまっているからです。そのため本来は「イメージ⇔言葉」であるはずの言語に、日本語が介在してしまって、そのぶんアウトプットに時間がかかったり、適当な単語が思い浮かばないという状態に陥ってしまうのです。
例えば日本語ネイティブである私たちは、本を見た瞬間に「本」という言葉が口から出てきます。また「天ぷら」という言葉を聞けば、頭に天ぷらのイメージが浮かんできて、サクサクした衣の様子までイメージできませんか?それが言葉の正体なのです。しかし、日本語を使って英語を覚えてしまった私たちは、「本」を目で見て、まず頭に「本」という日本語を思い浮かべ、それを英語に変換しbookという文字が頭に浮かび、それを読むようにして口に出すという癖がついてしまっているのです。
つまり、日本人が英語を思うようにアウトプットすることができないのは「イメージ⇔日本語⇔英語」のように、間に日本語が介在してしまっているせいだったのです。さらに英会話となると、それに文法なども絡んできて、ますますアウトプットの処理に時間がかかってしまうのです。
(画像)Oxford Picture Dictionary / 出版社:オックスフォード大学出版
一方、ピクチャーディクショナリーでは上の写真のように、イラストがあってそれに対応する物や動作に対して英単語が載っているので、ビジュアルを使いながら「イメージ⇔英語」という回路で直感的に単語を覚えていきます。そういう意味で、ピクチャーディクショナリーを使った単語学習は、「暗記」ではなく「記憶に残す」学習法なのです。これは母国語を習得していくステップと同じであり、イメージと英語を直接結びつけることができるので、英語脳を作るのにピッタリの学習法だと言えます。
日常で使う英単語が満載!
TOEICスコアが800点オーバーの人や、大学で英語を専攻していた人など、英語が出来ると思われている人の中にも、難しいアカデミックな単語はたくさん知っているけれど、「おたま」や「蛍光灯」のような、日常で使用し子供でも知っているような英単語は知らない、パッと出てこないという方は実は多くいます。受験や資格対策などの「読み聞き」中心の英語学習で覚えてきた単語の中には、ビジネスでバリバリと英語を使う人でない限り、使う機会がないものも多く含まれているのです。
もちろんそれらの単語を含め一つでも多くの単語を知っていることは望ましいこと。しかし、まず日常生活で使える英語を身につけたければ、私たちが普段、日本語で使っているような言葉から覚えていった方が効率的です。
先ほども述べたように、ピクチャーディクショナリーは元来、ネイティブの子供向けに作られているので、野菜や果物、キッチン用品の名前、服を着る脱ぐ、電話をかける切る、のような動作を表す英語やフレーズなど、生きていくための英語、日常生活で使う英語が満載。しかし、子供向け教材だからと言って侮ってはいけません。英語初心者に必要な単語から、上級者でも意外と知らない単語まで幅広く収録されているので、どのレベルの学習者にもおすすめです。「日本語訳を元にイメージしていたものとは実際は違った」なんて発見もあるかもしれません。
2. おすすめのピクチャーディクショナリー3選
Oxford Picture Dictionary
権威あるオックスフォード大学出版から出ているこちらは、人々、食品、仕事などのテーマやシチュエーション別に構成されており、日常生活からビジネスで使える単語まで約4000語が収録されています。イラストが他のものに比べて非常にリアリティがあるので大人の方でも抵抗なく使えることでしょう。またカバーの見た目もクールです。英語のみのモノリンガル版と日本語訳つきのバイリンガル版があるので、自分のレベルや好みに合わせて選んでみてください。
Word by Word Picture Dictionary
日常生活における英単語4000個が詰まったベストセラー。楽しいイラストと共に、各語句を用いて使える英会話レッスンが紹介されています。こちらも日英バイリンガル版があり、英語を始めたばかりという初級者向けに『Word by Word Basic Picture Dictionary』も出版されています。
Longman Children’s Picture Dictionary
カラフルなイラストや写真とともに800単語を収録しているこちらは、タイトルにもなっているように、子供の日常生活に身近な単語が収録されているので、英語学習の導入に最適。付属のCDで発音チェックもできるのでおすすめです。
ピクチャーディクショナリーは楽しむもの
いかがでしたでしょうか?
ピクチャーディクショナリーはその大きさゆえに持ち運ぶには不向きですし、だからと言って机に広げて黙々と勉強するものでもありません。ソファーにゆったりとくつろぎながら眺めてみたり、お子さんがおられる方なら、家族でイラストを指差しながら楽しむのもいいかもしれません。そうして覚えた単語をぜひ英会話などで実際にアウトプットしてみてください。
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