「英語が話せない日本人」に必要な「メンタル改造」とは?

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小学生の時から英語の勉強をはじめたのに・・・、大学入試に向けて必死に英語を勉強してきたのに・・・など、「英語が話せない日本人」、言い換えれば、「英語が話せず困っている日本人」の数はなかなか思うように減少しません。今回は英語学習を頑張っているのに「英語が話せない・・・」という思いの学習者の方にぜひ知っていただきたい「メンタル改造」についてです。

「英語が話せる」ようになる最初の一歩

英語が話せる能力を身につける上で、最も大きな障害となるものは「恥ずかしさ」です。この恥ずかしい気持ちは自然なものですし、私もこの気持ちはよくわかります。私も自分より明らかに英語力の高い日本人と(場合によっては外国人も含めて)英語を用いて話し合いをする場面があります。やはり自分の英語力が劣っていると、恥ずかしさから英語を話すことをためらってしまいます。しかし、その恥ずかしさに負けてしまうと、その先の成長が望めないということもよくわかっています。

私の友人にプロサーファーがいます。サーフィンの上達は波に飲まれた回数と大きく関係するそうです。多くの初心者サーファーはボードの上に立つことすらできずに波にのまれてしまいます。そして、この姿を見られることを恥ずかしく思い、数十分間もただ波の上に浮かんでいる人も少なくないそうです。

英語が話せる人と英語が話せない人の差もこのような少しのメンタルの差から生まれているのです。失敗を恥ずかしく思うことによりチャンスを逃してしまう例は挙げればきりがありません。

「英語」が「話せる・話せない」について

多くの日本人は「英語」を「話せる」と「話せない」というたった2つの大きなカテゴリーに分けてしまいます。これは一概に誤っていることではありませんが、「話せる」=「ペラペラに話せる」、「話せない」=「ぜんぜん話せない」と考えてしまうのは間違いです。

つまり、英語のスピーキング力についてはオールorナッシングでとらえるのではなく、「話せる」状態と「話せない」状態の間にはいくつもの過程があり、その一つ一つをクリアーしていくことで英語が「話せる」ようになるという認識が大切です。つまり、「話せない」が、ある日突然「話せる」になるわけではないのです。

「英語ペラペラ」のレベルとは?

「英語ペラペラ」というフレーズをよく耳にします。この「英語ペラペラ」レベルとは一体どのようなレベルのことを表すのでしょうか?中学生レベル?高校生?大学卒業レベル?一概に表すことは難しいのですが、「英語ペラペラ」レベルであっても語彙レベルや内容は中学レベルで十分です。以前からの記事と内容がかぶってしまう点もあるのですが、日本人の英語学習者は高いレベルを求めすぎています。特に「話す」においてはこの傾向は顕著です。

つまり、実力と不釣り合いな「話せる」レベルを目指し、同時に、実力と不釣り合いな学習をしているので、頑張っているのに伸びないという状態に陥るのです。

できる限り具体的にイメージしていただくために「英語ペラペラ」というレベルを英検一級二次試験(面接)合格者、TOEICスピーキングテスト160点以上取得者とします。実際にこのレベルであればネイティブと苦労することなく英語でコミュニケーションが取れるはずです。大切になってくるのは、この「英語ペラペラ」の人たちがどのようなレベルの英語を用いているかです。その具体的な中身を紹介します。

英検1級面接試験における具体的なやり取り

私は定期的に英検1級を受験しています。合格回数は数えていませんが10回程度です。直近の合格は、4か月前の2015年度の第3回(2月)です。面接試験の合格点60点に対して、私の点数は77点でした。余裕をもって合格していると言えると思います。

次にその具体的な面接の中身です。試験時間は10分程度ですが、面接試験中に使用する語彙・文法は95%以上が中学レベルのものです。その語彙レベルに高校で学習されるレベルのものがほんのまれに加わってくる感じです。
もう少し説明を加えるなら、語彙・文法レベルは英検3級(中学卒業)レベルです。これは2人の面接官(1級は面接官が日本人とネイティブの2人)の語彙レベルにも当てはまっています。
すなわち、私と面接官は中学レベル、または、英検3級レベルの単語を「ペラペラと」並べているにすぎないのです。そして、これだけで十分に英検1級は合格できますし、TOEICスピーキングテストでは160点以上が取得可能なのです。

皆さんがお持ちの英語スピーキング教材や実際に英語を話している場面を想像してください。また、その時に用いようとしている語彙・文法レベルはいかがでしょうか?少しレベルが高すぎないでしょうか?少なくとも私は「中学レベル」の英語を「ペラペラ」話しているにすぎません。そして、それ以上のトレーニングも行ったことがありません。

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