海外旅行へ行ったとき、カフェで注文をしたいのに、なかなか店員さんに伝わらなかったり、店員さんの英語がわからなかったり……という経験はありませんか?カフェでスムーズに気持ち良く注文ができると、旅行がいっそう楽しくなります。
そこで今回は、店員さんの使う定番フレーズ、注文の際に必要な定番フレーズ、そして発音に気をつけたい単語を紹介します。旅行前に確認してみましょう。
1. カフェでの注文はまず挨拶から
2. 注文を聞かれるときの例文
3. 注文をするときの例文
4. 注文を伝えた後に店員さんがよく使うフレーズ
5. 会計方法や金額を確認するには……
6. 最後も挨拶をして終わりにしよう
1. カフェでの注文:英語で挨拶
海外では、注文するカウンターの前に立つと、店員さんが挨拶をしてくれるのが一般的です。挨拶と同じようなものなので、以下のように簡単な返事をすればOKです。
“Hello, I’m good, thank you, how are you?”
(こんにちは、いい感じですよ、ありがとう。ご機嫌いかがですか?)
“Hello, I’m pretty good, how are you?”
(こんにちは、とても良いですよ。ご機嫌いかがですか?)
“Hi, I’m ok, thank you, how about you?”
(こんにちは、問題ないですよ、ありがとう。ご機嫌いかがですか?)
すると、
“I’m good too, thank you.”
(私もとても良いですよ、ありがとうございます)
と店員さんも答え、注文の会話に続きます。とても忙しいカフェでは、挨拶抜きで注文を聞く場合もあります。そういった場合も、最初に “Hi” や “Hello” と簡単な挨拶を一言入れてくれます。
2. カフェでの注文:英語で店員と注文のやりとり
いよいよ注文を取る会話です。カフェで店員さんがよく使う、定番フレーズを挙げていきます。
“What can I get for you today?”
(今日は、何にしましょうか?)
“get” は注文する物を指しています。“Today” (今日)は、特に常連さん向けというわけではなく、初めて訪れたカフェでも使われます。続いて注文するものが決まったころに、「準備はできましたか」と聞いてくれます。
“What can I get you?”
(何にしましょうか?)
“What would you like?”
(何がよろしいですか?)
“What would you like to order?”
(ご注文は何がよろしいでしょうか?)
“May I take your order?”
(ご注文をとらせて頂いても宜しいですか?)
“Are you ready to order?”
(ご注文よろしいですか?)
大体、このようなフレーズで注文を聞かれることがほとんどです。頭にいれておくと実際の場面で慌てずに済むはずです。
3. 注文をするときの例文
“Can I get a decaf latte?”
(カフェイン抜きのラテ(カフェラテ)をもらえますか?)
“Could I get a decaf latte?”
(カフェイン抜きのラテを頂けますか?)
カフェイン抜きは、“decaf” ですが、発音に注意しましょう。カタカナで表記すると、「ディーキャッフ」(デとディの間位の発音)という感じで、アクセントは第2音節のaにあります。
日本ではカフェインレスという表現も使われますが、英語では一般的に“decaf”という表現を使います。これは「カフェインが取り除かれた」という意味の、“decaffeinated”を省略した形です。メニューを見ても “Decaf coffee”、“Decaf cappuccino”、“Decaf tea” などと書かれています。ただしカフェインレスのカフェラテは、“decaf coffee latte”ではなく、“decaf latte” です。
また、このときに “Can I” を “Could I” に変えれば、より丁寧な表現になります。
“I’ll have a medium coffee and a slice of carrot cake please.”
(ミディアムサイズのコーヒーと人参ケーキを1切れお願いします。)
“I’ll have” は、“I will have” の短縮形です。“I’ll have ~” と後に欲しい物を続けると、注文の形になります。ドリンクのサイズは、このように注文と同時に伝えると、後から店員さんにサイズを聞かれることがありません。
ケーキは基本的に、“a slice of ~”(1切れの)や“ two slice of ~”(2切れの)というように、注文します。切る前の大きなケーキのかたまりは、“a whole ~”(全部の)と言います。
最後の “please” は無くても通じますが、付け加えるとより丁寧な表現になります。
また、日本語で「コーヒー」という場合は、第二音節にアクセントがあります。英語では第一音節にアクセントがありますので、注意しましょう。
“I’d like an espresso please.“
( エスプレッソを頂きます。)
“Espresso”のように、頭文字が母音(a, i ,u, e, o)で始まるメニューの前は、“an”をつけましょう。
“I’d like ~” も注文のフレーズとして定番です。“I would like ~ ”(~が欲しいです)の短縮形ですので、丁寧な表現になります。
エスプレッソに限らず、コーヒーを飲むと後から水も飲みたくなることがありますよね。次のように表現できます。
“I’d like an espresso please, and may I have a glass of water too?”
(エスプレッソを頂きます。それと水を一杯頂けますか?)
水やジュース、ワインといったグラスに入った飲み物は、“a glass of ~”(一杯の~)、“two glasses of ~” (二杯の~)と言います。2杯以上は “glass” が “glasses” と複数形になりますので、注意しましょう。
店員さんの応答は以下のような場合が多いです。
“Sure.”
(もちろんです)
“Certainly.”
(かしこまりました)
“Certainly” はとても丁寧な表現で、接客の際に使われることの多いフレーズです。
グループでお店に入ったときに便利なフレーズもあります。それは、先に注文を済ませた同行人と同じものを頼むフレーズです。以下のフレーズを伝えれば、長い注文を言わないで乗り切ることができます。
“I’ll have the same please.”
(私も同じものをお願いします。)
4. 注文を伝えた後に店員さんがよく使うフレーズ
“Anything else?”
(他には何か?)
こちらもよく聞かれるフレーズです。他に頼みたいものがあれば、“and ~ please.” と続けましょう。必要なければ“That’s it.”と言えばOKです。
“What size do you want?”
(どのサイズにしますか?)
“What size would you like?”
(どのサイズがよろしいですか?)
注文の際に “medium coffee” などとサイズを伝えていなかった場合には、ここでサイズを聞かれるでしょう。単に “Small”、“Medium”、“Large” などと、サイズを言うだけでOKです
“Would you like whipped cream with your carrot cake?”
(人参ケーキに生クリームを添えましょうか?)
“Whipped cream”は、泡立てた状態のクリーム、日本で生クリームと通常呼ぶものです。お願いしたい時、あるいは「大丈夫です」と伝えたい場合は次のように言いましょう。
“Yes please. / No thank you.”
(はい、お願いします/ いいえ結構です)
店内で飲むか、持ち帰りかを聞かれる表現にも注意が必要です。日本語で「テイクアウト」と言いますが、英語では通じません。次のように表現しましょう。
“For here or to go?”
“To stay or to go?”
(店内で召し上がりますか、それともお持ち帰りですか?)
回答はいずれかをそのまま繰り返せば大丈夫です。
“For here please. / To go please.”
(店内用にお願いします/ 持ち帰り用にお願いします)
また、あらかじめ注文の際に以下のように伝える人もいます。
“I’d like my order to go please.”
(注文の品を持ちかえり用にお願いします。)
店員さんからの質問を最小限にとどめるためには、注文の際に、頼みたいもののサイズ、個数、店内用か持ち帰り用か、ミルクと砂糖が必要かなど、質問されそうな事項を先に伝えておくと、焦らずに済むかもしれません。
5. 会計方法や金額を確認するには……
金額が聞き取れなかった場合、レジの金額が表示される部分を見るのも一つの方法です。もしカードで支払いたい場合は次のように言います。
“Your total is $4.80.”
(合計で$4.80です。)
“Do you accept credit cards?”
(クレジットカードは使えますか?)
欧米ではほとんどのカフェでクレジットカードを使用することができます。コーヒー一杯分の金額でも、クレジットやデビットカードで支払うことは一般的です。念のため確認したい場合は次の表現を使います。
6. 最後も挨拶をして終わりにしよう
“Please wait at the corner over there for your coffee. Thank you! Have a wonderful day.”
(そこのコーナーでご注文のコーヒーをお待ちください。ありがとうございました!素敵な一日を!)
最後は店員さんのこんな言葉で締めくくりになる場合が多いです。
“Thank you. You too!”
(ありがとうございます、あなたも素敵な一日を!)
このようなやりとりで、気持ち良く挨拶をして締めくくりましょう。
いかがでしたでしょうか?
忙しいカフェなどでは店員さんも早口で聞きとりにくく、注文にドキドキしてしまうこともあるでしょう。あらかじめこれらのフレーズに目を通して頭に入れておけば、完全に聞きとれなくても、意味が理解しやすくなります。あとは海外で、素敵なカフェ体験を楽しんでください!
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