英語が苦手だという方の中には、英単語がなかなか覚えられないという方もいらっしゃるかもしれません。アルファベットで新しい単語を一つ一つ覚えていくのは大変ですよね。しかし、実は日常で使っているカタカナがそのまま英単語として使えることもあります。今回は新しく覚える必要のない、「使えるカタカナ英語」や、注意が必要な「カタカナ英語」を最近Twitterで話題の「おばあちゃん英語」さん(@Grandma_English)とともにご紹介したいと思います。なかには思わずへぇ!と声を出してしまうようなトリビアも。
同じ意味で使えるカタカナ英語
まずは、私達が使っているカタカナの意味と全く同じ意味で使える英単語をご紹介したいと思います。これなら日常的に使っているので、新たに覚える必要もなく、すぐに海外旅行でも通じるので便利ですよね。自信をもって使っていきましょう!
パンケーキ:Pancake
日本でも行列のできるパンケーキ店など、大人気のスイーツですが、このパンケーキはそのまま海外でも通じます。ハワイ旅行では自信をもって「パンケーキ、プリーズ」と注文してください。似た表現で日本ではホットケーキというものがありますが、これは和製英語で海外では通じませんので、注意しましょう。
ディスカウント:Discount
「ディスカウントショップ」などが日本でも増え、「安い」という意味がありますが、英語でも「Discount」は「割引」の意味。海外旅行で「ディスカウント、プリーズ!」というと「割り引いてください」という意味になり、しっかり通じますよ。
クーポン:Coupon
日本でもお安く買い物ができるクーポン券。英語でもそのままの発音で通じるカタカナ英語です。「割引券」は、「Discount Coupon」といいますよ。
コーラス:Chorus
合唱の意味のコーラス。海外でもそのまま使われます。ただし、「コーラス」の「ラ」の部分は「r」の発音なので、舌を後ろに巻いて発音しないと、聞き返されてしまう可能性もあります。ご注意ください。
シーソー:Seesaw
子供の遊具のシーソーも海外でも通じます。この「Seesaw」の語源は諸説あるのですが、「See」には繰り返すという意味、「Saw」はのこぎりを引くという意味があり、のこぎりで丸太を切っている様子がシーソーに乗っている2人の動きと似ていることから「Seesaw」と名付けられたという説が有力です。
ネックレス:Necklace
ネックレスも英語から来た言葉ですので海外でも通じます。綴りは「Neckless(首がない)」ではありませんので注意してください。「Neck」は首、「lace」は紐の意味で、アクセサリーの中でも最古のものだそうです。狩りをしていた時代に、動物の牙や貝殻などを植物の紐に繋いで首にかけていたことから、「首の紐」という意味の「Necklace」という単語が生まれたようです。
マヨネーズ:Mayonnaise
欧米でもサンドウィッチなどに頻繁に使われる調味料、マヨネーズ。最初の「マ」を強く発音すると英単語として問題なく通用します。しかし最近は海外でも、略して「マヨ」と呼ぶほうが多いかもしれません。
ソフトドリンク:Soft drink
レストランやカフェなどでよく使うソフトドリンクも、英単語に由来しているのでそのまま使えます。ただ日本ではアルコールを含まないジュースもソフトドリンクに含めますが、英語では炭酸飲料のことをソフトドリンクと呼ぶ事が多いです。また、アルコール飲料のことは、「Hard drink」といいますので一緒に覚えやすいですね。
発音が違うカタカナ英語
カタカナ英語の中には、「同じ意味だし、伝わりそう」と思っても、実際は発音が大きく違ってなかなか伝わらないものがあります。発音が違うということだけ覚えておくと、意外と印象に残り、得意な単語になったりもしますので、知っておくといいでしょう。
ラジオ:Radio
ラジオは海外ではそのままだと伝わりません。JUDY AND MARYの「Radio」という曲のなかで「レィディオ〜のボリュームをちょっとあげて」という箇所がありますが、この「レィディオ」が正しい読み方です。頭の「レ」を強く発音してくださいね。
セーター:Sweater
セーターもこのままでは通じません。カタカナに変換すると、「スウェタァー」という感じ。「ウェ」の部分を強く発音します。最後は「r」なのでタァーといいながら舌を後ろに巻くと、それらしくなります。
アレルギー:Allergy
レストランなどで「甲殻類アレルギーなんです」と伝えたくてもなかなか聞き取ってもらえないこの単語。「アレルギー」ではなく、「アレジー」というのが正しい発音です。健康にかかわる言葉なので覚えておきたいものですね。
テーマ:Theme
意味は同じでもなかなか日本人が発音しづらいこの単語。最初が「th」で始まっているので、舌を少し噛みながら「スィーム」というのが正しい発音です。/θíːm/が正しい発音記号。ここまで発音が違うと、別物として覚えたほうが楽かもしれませんね。
ウイルス:Virus
病原菌という意味のウイルスも、英語では発音が異なります。カタカナに変換すると「ヴァイルス」。「ヴァ」という時に、下唇を噛みながら発音すると完璧です。
おばあちゃんも90歳でカタカナ英語を頑張ってます!
カタカナ英語といえば、最近Twitterで話題になった「おばあちゃん英語」さん。(@Grandma_English)90歳ながら、「東京オリンピックで通訳をやりたい」ということで、お孫さんと毎日カタカナで英語を猛勉強中です。毎日一生懸命英単語を覚えておられる姿を見ると、カタカナ英語でも情熱があればなんとかなるかも!と勇気が湧いてきますね。
カタカナ英語だけで会話ができる!
知っているカタカナ英語をつなげると、意味が通じそうですよね。
今年90歳になるうちのおばあちゃんが「東京オリンピックで通訳をやりたいから英語を教えてほしい」と言うので、毎日1個ずつLINEで英単語を送るというのを始めました。なかなか面白いのでしばらく続けようと思います。 pic.twitter.com/7U9n6QkCYU
— おばあちゃん英語 (@Grandma_English) 2018年7月31日
Appleはカタカナで書くと・・
カタカナでもネイティブに近い発音で覚えられるものですよね!
急に発音良くなる pic.twitter.com/rhEXPeEAeM
— おばあちゃん英語 (@Grandma_English) 2018年8月10日
新しい単語を覚えたら・・
新しくマウンテンの単語を覚えたら、すぐに実践して使っているのも上達の秘訣かもしれませんね。
5月のお楽しみ pic.twitter.com/V70XmzFuNY
— おばあちゃん英語 (@Grandma_English) 2018年7月31日
英語おばあちゃんも気を付けて!使えそうで使えないカタカナ英語
次に、英語として存在するのでついそのまま使ってしまいがちだけれど、実は意味がまったく異なり、誤解を招いてしまいがちなカタカナ英語をご紹介します。別の意味があるからこそ、ネイティブからすると「何を言っているんだろう?」と訝しげに捉えられてしまいます。一番要注意なカタカナ英語ですので、この機会に覚えてみてくださいね。
マンション:Mansion
「日本ではマンションに住んでいます」と言いたい時、「Mansion」と言ってしまうと「Wow!」と驚かれるかもしれません。「Mansion」は英語ではセレブが住む大豪邸のこと。日本語のマンションは「Apartment」というのが正しいでしょう。
バイク:Bike
英語でバイクというと、「自転車」の意味になります。日本語でのオートバイという意味を伝えたい場合は、「Motorcycle=オートバイ」といいましょう。似て非なる単語なので、しっかり使い分けたいものです。
カンニング:Cunning
カンニングはCheatingというのが正しい英単語。「Cunning」だと、単に「ずるい」や「悪質な」という意味になってしまい、本当に意味するところが伝わりません。
スマート:Smart
日本で体型が細身な人のことを「スマートだね」などといいますが、英語では「Slim」というのが正しい単語でしょう。「Smart」は賢いという意味になり、体型の表現とは無関係です。
ラフ:Rough
「ラフな服装」などと伝えたいときは「Casual」という単語を使います。「Rough」は「荒い」や「下品な」という意味があるので、注意して使うべき単語です。
アパート:Apart
「アパートに住んでいる」といいたいときは、「Apartment」と表現しなければいけません。「Apart」だけだと、「離れている」という意味の形容詞になってしまうので、相手に通じないでしょう。
まとめ
いかがでしたか?カタカナ英語はよくないというイメージがありますが、実は意外と使えるものも多いようです。もちろん意味が異なる場合もあるので、注意しなければならない点もありますが、大切なことは、知っている単語だけで、とにかく使って話してみるということかもしれません。90歳のおばあちゃんに負けないように、楽しみながら英語を勉強しましょうね!
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