来日決定!ポール・マッカートニーの名曲を英語で口ずさもう!

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元ビートルズのポール・マッカートニーが2018年秋に来日するというニュースを皆さんはご存知ですか?最新アルバムをひっさげ、精力的に活動する、衰え知らずのポール・マッカートニーは、老若男女のファン達のリスペクトの的。東京ドームの熱狂的なライブで一緒に盛り上がれるように、彼の名曲の数々をしっかり理解して、ぜひ英語で一緒に歌ってみましょう!

最愛の妻リンダへのラブソング「Maybe I’m Amazed」

最初にご紹介するのはこの名曲。ポールの得意とするラブソングの中でもファンが多く、サビのシャウトがとてもカッコいい1曲です。

Baby I’m a man and maybe I’m a lonely man who’s in the middle of something that he doesn’t really understand
Maybe I’m a man and maybe you’re the only woman who could ever help me
(ベイビー僕はただの一人の男。周りが見えない、何もわかっていない寂しい男。
僕はどこにでもいる普通の男、そして唯一その僕を救ってくれるのが君なんだよ。)

この曲はビートルズ解散後、はじめてポールが出したアルバムに収録された曲でした。ビートルズの解散にショックを受けたポールを見守り、立ち直らせてくれた当時の妻、リンダへ向けた曲だと言われています。

カッコいい!007の主題歌「Live and Let Die」

「007 死ぬのは奴らだ」の主題歌であるこの曲は、現在もポールのライブなどではよく取り上げられる人気曲で、打ち上げ花火があげられるなど、ファンとともに毎回大盛り上がりになる1曲です。

When you were young and your heart was an open book
You used to say live and let live
(you know you did, you know you did you know you did)
But if this ever-changing world in which we’re living
Makes you give in and cry
Say live and let die
Live and let die
(君が若くて 心がオープンだった頃
『みんな許し合って好きなように生きよう』 そう言ってた
(言ってたよね、言ってたよね、言ってたよね)
でも 変わりゆく世に生きて
君が挫けて涙を流すなら
言ってやれ 俺は生きてやる 死ぬのはやつらだ
俺は生きてやる 死ぬのはやつらだ)

「007 死ぬのは奴らだ」の主題歌で、ポールが「ウィングス」時代に発表したこの楽曲は、当時007の歴代主題歌としては初めてイギリス・アメリカ両国でトップチャート入りを果たしました。

さて、この「Live and Let die」は「Live and let live」という英語の諺を変化させたものです。「(We)Live and let (them) live」と主語を補えばわかりやすいですが、これで「自分も生き、他人も生かせ」と訳すように、互いに許し合って生きていこうという意味の諺になります。しかしこの曲では、「そんなこと言っていられない世の中なら、生きるのは自分だ!死ぬのは奴らだ!」と真逆の意味に変形させたのが「Live and Let die」なのです。とにかくカッコよくて、007の世界にはピッタリの楽曲ですよね!

人種差別問題を歌う「Ebony and Ivory」

「Tag of War」というアルバムに収められたこの曲は世界的に大ヒットとなった人種差別撤廃を願う曲。ビックミュージシャンのスティービー・ワンダーとポールが共演したことでも、当時とても話題になりました。

Ebony and Ivory live together in perfect harmony
Side by side on my piano keyboard oh load why don’t we?
(黒鍵と白鍵は一緒に隣同士でピアノの上に並んでいるのに、どうしてぼくらは駄目なんだ?)

1982年に発売されたこのアルバム。当時まだまだ人種差別が根強かった世界で、黒人と白人をピアノの黒鍵と白鍵に例え、差別撤廃を訴えたこの曲は、大きな話題を呼びました。また2010年にはオバマ大統領の前で、スティービー・ワンダーと一緒にこの曲をライブ演奏。それはポールの中でも非常に感慨深い出来事だったそうで、「この曲の発表当時は黒人大統領が誕生するなんてありえなかった。だから黒人大統領やその家族の前で歌えたのは本当に感動的だった」と述べています。

マイケル・ジャクソンと夢の共演「Say Say Say」

さすがはポール・マッカートニー。マイケル・ジャクソンとも実はデュエットを果たしています。この曲は初めてのデュエット曲「Girl is Mine」に次ぐ2曲目の楽曲。二人で作詞作曲をしたそう。

Say, say, say what you want
But don’t play games with my affection
Take, take, take what you need
But don’t leave me with no direction
(何が欲しいか、言ってごらん
でも、僕の好意を弄んだりはしないで
必要なもの何でも持っていけばいい
でも僕を宙ぶらりんにおいていったりしないで)

1981年にマイケルが休暇を兼ねてロンドンのポールの家を訪ねた際に、「一緒に曲を作ろう」とマイケルがポールに提案したことが、この曲が生まれるきっかけだったそう。また二人が出演するPVは、あの有名なマイケルの楽曲「Beat It」のPVを作ったボブ・ジラルディが監督を務め、更にはポールの愛妻リンダやマイケルの姉ラトーヤ・ジャクソンも登場する超豪華なPVとなっています。マイケルにとってはこの曲はなんと「ビリージーン」よりも売れているそうです。

ジョン・レノンをも刺激した「Coming Up」

「Coming Up」はポールの作品の中でも最も人気の高いPVで、ポールと妻リンダが複数のキャラクターを演じています。一度見たら何度でも見たくなるそのPVと、耳に残りやすいサウンドから、彼の人気の楽曲の上位にいつもランクインしています。

You want a friend you can rely on
One who will never fade away
And if you’re searching for an answer
Stick around, I say(頼れる友達が欲しいのかい
決して色褪せることのないやつ
そしてもしその答えを探し求めているなら
そばを離れずにいるんだよ)

元ビートルズのジョン・レノンもこの曲を気に入っていたというエピソードがあります。当時子育てを中心に生活を送っていたジョンは、ラジオから流れてきた「Coming Up」に大きな刺激を受け、「頭から離れない」といってメロディを口ずさんでいたそうです。その後ジョンは9曲のデモテープを作成し、再び音楽活動を再開したのだとか。二人の良いライバル関係が垣間見えるエピソードですね。

まとめ

いかがでしたか?今回はポール・マッカートニーの名曲のほんの一部をご紹介しましたが、改めて彼の偉大さを感じさせるものばかりでしたね。ポールお得意のラブソングだけではなく、ライブで盛り上がること必至の楽曲や、つい体を揺らしたくなるヒーリング曲、更にはメッセージ性に富んだ楽曲など、ポールの豊かな才能を感じながら、ぜひ英語のライブを楽しんでくださいね!

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