毎年2、3月は、アメリカの映画の祭典Academy Awards(アカデミー賞)のシーズン。たいてい1月の後半にノミネート作品が発表され、2月の終わりか3月の初めに、ハリウッドのDolby Theatre(ドルビー・シアター)でaward ceremony(授賞式)が行われます。インターネットで公開される受賞スピーチなどを見ながら、アカデミー賞を英語のまま楽しんでみましょう。
オスカー像は”オスカーおじさん”?アカデミー賞豆知識
アカデミー賞は、アメリカの映画関係者からなるAcademy of Motion Picture Arts and Sciences(映画芸術科学アカデミー)会員の投票によって決まります。授業式を楽しむための、ちょっとしたミニ知識を仕入れておきましょう。
オスカー像の由来は?
アカデミー賞は「Oscar(オスカー)」と呼ばれることもありますが、これは受賞者に贈られるOscar Statuette(オスカー像)から来た愛称。この像がなぜ「オスカー」という名前なのかについてははっきりした根拠がなく、事務局の女性が「私のオスカーおじさんにそっくり」と言ったから、などという説もあります。
“最多リツイート”を集めた司会者
アカデミー賞のhost/hostess(司会)は人気のコメディアンが務めることが多く、どんなおもしろいコメントをするのか、毎回その話術に期待が集まります。2014年に司会を務めたEllen DeGeneres(エレン・デジェネレス)は、ジュリア・ロバーツやブラッド・ピットなどのハリウッドスターと一緒に撮った写真を自身のTwitter アカウントに投稿。リツイート約330万件と、「これまでに最も多くリツートされたつぶやき」とされています。
If only Bradley’s arm was longer. Best photo ever. #oscars pic.twitter.com/C9U5NOtGap
— Ellen DeGeneres (@TheEllenShow) 2014年3月3日
受賞スピーチ、本当は45秒まで
acceptance speech(受賞スピーチ)は、I’d like to thank ~(~に感謝します)と、作品の関係者や家族・友人の名前を並べ立てるのが恒例。一応、45秒という制限があるので、皆できるだけたくさんの名前を入れようと早口でまくしたてるのですが、たいてい時間オーバーしてしまうため、最近は「スピーチが一番短かった人には景品を出す」という試みが始まりました。
アカデミー賞を英語で理解するための必須表現集
「作品」をmovieではなくpictureと呼ぶなど、アカデミー賞の世界では特有の表現が使われることがあります。主なものを押さえておけば、授賞式がスムーズに理解できるでしょう。
賞の名称を表す英語
award for best ~(~賞)
picture(作品)
actor in a leading role(主演男優)
actress in a leading role(主演女優)
actor in a supporting role(助演男優)
actress in a supporting role(助演女優)
director(監督)
screenplay(脚本)
授賞式にまつわる英語
award ceremony(授賞式)
nominee(候補者)
winner(受賞者)
presenter(プレゼンター)
announce(発表する)
The Oscar goes to ~(受賞者は~)
sweep awards(賞を総なめにする)
miss out on the award(賞を逃す)
スピーチの定番表現
It’s a great honor to be here.(ここにいられて大変光栄です)
I didn’t expect this.(予期していませんでした)
I’d like to thank ~ (~に感謝します)
I am deeply grateful to ~(~に深く感謝しています)
I’d like to salute ~(~に敬意を表します)
Thank you for your love and support.(愛と支援をありがとうございます)
アカデミー賞の名スピーチを英語で挑戦!
数あるスピーチの中でも最も感動的なものの一つとされている、1994年のトム・ハンクスのスピーチを見てみましょう。映画『フィラデルフィア』でエイズに苦しむ同性愛の弁護士を演じ、アカデミー主演男優賞を獲得しました。
(「字幕」ボタンをクリックすると、英語字幕を表示させることができます)
主なセリフ:
Here’s what I know.
(これが私の知っていることです)
I would not be standing here if it weren’t for two very important men in my life.
(私の人生における2人の重要な人物のためでなければ、私はここに立っていないでしょう)
I mention their names because they are two of the finest gay Americans, two wonderful men that I had the good fortune to be associated with.
(私が彼らの名前を出すのは、彼ら2人が立派なゲイのアメリカ人だからです。幸運にも交流させていただくことができた、素晴らしい2人の男性です)
まとめ
2019年のアカデミー賞授賞式は、日本時間2月25日に開催。アカデミー賞のウェブサイトで今年のnominees(候補者たち)をチェックして、誰がwinner(受賞者)になるか、predict(予想する)のも楽しいですね。
https://oscar.go.com/
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