英語苦手を克服したライターが、挫折しがちな英語を続けられた6つの秘訣

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「英語が嫌い」「嫌いじゃないけどなかなか話せない」「それでも英語学習を続けるも、挫折続き」。読者の中にはそんな方も多いのではないでしょうか。実は私もそうでした。今回はそんな「大の英語嫌い&挫折続き」の私が、英語を話せるようになった経緯と秘訣を包み隠さずご紹介したいと思います。

私の英語嫌い遍歴

始まりはバナナ

私の英語嫌いは5歳の時に始まります。「今からの時代、英語ができた方がいいから」と母に連れられて行った近所の英会話スクール。体験レッスンで他の子供達と一緒に座らされ、その当時はまだ珍しい「外国人講師」に、ひたすら「Banana」という単語を言わされたのです。

私「ばなな」
先生「No,no. Banana」
私「ばなーな」
先生「One more time, Banana」
私「ば、ばなーな…?」

私だけなぜかすんなりOKが出ず、人前で何度も「ばなーな」と言わされるこの恥ずかしさ。体験の後「絶対やりたくない」と受講を拒否したそうです。

中1の英単語でつまずく

2回目の挫折は中学1年の時。初めて学ぶ英単語の綴りが覚えられず、1学期の中間テストで53点をとったのです。その他の科目は80点以上だったので、そんな悪い点数をとったことが本当にショックでした。とにかく単純暗記が苦手な私は、なぜテニスを「tennis」と書くのかというルールも秩序もない英単語の綴りを覚える作業が苦痛で堪らなかったのです。

苦手意識は大学受験にも影響を及ぼす

高校受験はなんとか突破したものの、高校では苦手な英単語を大量に覚えねばならず、どんどん授業についていけなくなりました。単語がわからなければ長文も読めず、長文読解は散々なもの。最後まで英語が足を引っ張り、浪人決定。1浪して漸く大学に入学しましたが、大学受験が終わった時は、「もうこれで英語とは一生おさらば」と清々した気持ちになったものでした。

TOEICの壁

大学に入り、必修の外国語科目以外では英語と関わる機会が全くない生活を送っていたのもつかの間。2回生になると周囲が就職活動を意識し始めます。その中で「どうやら就活にはTOEICの点数というものが必要らしい」という噂を耳にします。周りが対策を始めたのに焦りを感じ、自分もTOEICの問題集を問いたりしましたが、勉強は受験の時と同様、本当に苦痛でした。そして初めて受けたTOEICテストの点数は400点台前半だったのを覚えています。

ターニングポイント1:海外放浪に強く興味を持つ

やりたいことを見つける

そんな私にとっての最初の転機は、大学3回生の時。友人が夏に海外ボランティアをすると言ったのです。その時私ははっと思い出しました。それは浪人生時代に予備校の先生が雑談でした「アメリカ横断の旅」の話でした。「この浪人生活が終わったら、絶対に自分も知らない国を旅してみたい!」とその時は強く思ったのに、そんな気持ちをすっかり忘れていたのでした。そこで自分も大学3回の夏に海外ボランティアに参加してみることにしました。

英語力はTOEIC400点台。無謀にも思えましたがCIEEというしっかりした国際ボランティア組織のプロジェクトでしたし、現地にさえつけばなんとかなるだろうと思い切って申込み。場所は初心者でも安心なイギリスを選びました。

世界中の同年代と出会う

イギリスでのボランティアは2週間の自然保護プロジェクト。日本からの参加者は私だけで、他は色々な国から来ている同年代の若者ばかりでした。しかし英語が話せないのは私だけです。皆が話す内容は殆どわからなかったのですが、それでも作業や食事を共にする事で、話せなくても仲良くなることができたのです。この2週間で得た事は、「外国人に対する免疫ができた」という事。「言葉は違っても相手も同じ人間だ」と思える様になったのは大きかったです。

また、帰国後にTOEICのテストを受けてみると、なんと点数が一気に650点に!これには驚きました。一番伸びていたのはリスニングでした。たった2週間でしたが英語漬けの毎日で少しは聞き取れるようになっていたのです。

ターニングポイント2:海外への渡航を決意

とりあえず渡航

この2週間のボランティアを機に、「やっぱりもっと長く海外に出てみたい」と強く思うようになりました。人生で一度くらい知らない土地で暮らしてみたいと思ったのです。そして卒業後、海外に渡航することを決意。ワーキングホリデービザを取得し、カナダに渡りました。行った先はロッキー山脈の田舎の小さな村。そこは絶景の大自然が広がる土地で、日本人観光客が頻繁に訪れるホテルが1つだけありましたが、日本語を話すスタッフがおらず、英語ができない私でもタイミングよく採用して頂きました。

カナダでひたすらテレビを見る

ホテルではまずレストランのスタッフとして働き始めました。仕事の内容はなんとか覚えましたが、とにかく周囲の話す言葉がわからない。その為にマネージャーには怒られ、友達もおらず、辛い出だしを送りました。そこで宿舎の部屋に安物のテレビを買い、自由時間はひたすらテレビを見ていました。カナダでは人気のドラマが色々なチャンネルで頻繁に流れています。私が好きだったのは「Sex and the city」。とにかくそれを流しているチャンネルを探し、英語の字幕をオンにして毎日4時間以上はテレビを見ていました。カナダに来てまでテレビを見るだけなんて…と情けなく思いましたが、それが功を奏し、3ヶ月くらいすると、仕事中に同僚が話している英語が段々と聞き取れるようになってきたのです。

カナダ人の彼氏ができる

周囲の話が少しずつわかるようになり、同僚がよく行くバーなどにも積極的に顔を出すように努力しました。そんな中で渡航から半年後にカナダ人の彼氏をGET!この時期は自分でも「運が向いてきた・・・」と思ったものです(笑)この彼とは1年間付き合いましたが、「相手に自分の考えを伝えたい」という一心でひたすら英語を話す毎日を送りました。結果、渡航1年後にカナダで受けたTOEICの点数は930点。全くTOEICの勉強はしていません。「なんだ。問題集なんて解いて対策していたのがバカみたい…」と思いました。

ターニングポイント3:帰国後も英語に触れる環境に身を置く

カナダではコックに職種を切り替え、ワーキングホリデービザが切れた後も就労ビザで更に1年滞在させてもらいました。計2年の滞在の後、帰国。空港で久々に聞く日本語に少し焦りを感じたのを覚えています。「せっかく得た英語を使う機会がなくなってしまう」。そこで日本での就職は英語を使う仕事に的を絞りました。こうして語学学校で働く事が決まったのです。語学学校を5年勤めた後は外資系の旅行会社に転職。日本に帰国してからはずっと英語を話す環境に身を置いています。

また、カナダ帰国後もずっと続けているのは、相変わらず「海外ドラマ」を見る事。帰国当初は「Sex and the city」のDVDを全巻購入し何度も英語字幕付きで見ました。現在はオンデマンドの「Amazonプライム」で新しい海外ドラマをみつけて楽しんでいます。

私にとっての成功の6つの秘訣

赤裸々にこれまでの経歴を語らせて頂きましたが、私にとって英語嫌いや挫折から脱却できたのは下記のような秘訣があると分析しています。

1.やりたいことを見つけた

英語習得の為というより、「海外で暮らしてみたい」という熱い気持ちあった事が大きかったように思います。それが海外ボランティアへ一歩足を踏み出す大きな理由になりました。

2.短い海外経験で外国人への免疫ができた

海外ボランティアで同年代の若者と2週間過ごす事で、外国人への免疫ができ英語恐怖症のようなものがなくなったと思います。

3.英語ができなくてもとりあえず海外渡航した

「いつか英語が話せるようになってから」ではなく、できなくてもまず海外に行ってみたことが最終的には良い結果を生み出したと思います。

4.英語でテレビを見続けた

カナダ渡航後、3ヶ月間はテレビを見続ける日々を送りました。この経験がなければリスニング力が飛躍的に伸びなかったでしょう。

5.英語を話す彼氏ができた

これも自分の英語力強化には不可欠な経験でした。友達でもいいのですが、やはり彼氏彼女だと相手もじっくり聞いてくれますし、話す量が違います。

6.英語に触れ続ける環境を作った

帰国後も英語が必要な仕事に従事し、海外ドラマを見る習慣をつける事で、英語力の衰えを防ぎました。そのお蔭で今も英語力は維持できています。

こうしてみると、実はカナダに行かなくても日本でできたことがいくつかあると感じています。2は日本で外国人バーなどに行くなどしてみるといいでしょうし、4、5、6も日本にいながらにして可能です。仕事や家庭があって海外渡航ができない方でも、日本でできるこれらの工夫は取り入れて頂けるのではないでしょうか。

まとめ

私の場合は机上の学習でコツコツと英語力を身につけるタイプではなく、実践の中で自然と身につけるタイプでした。もしあなたが似たタイプであれば、ぜひ真似してみてください。でも一番は「英語で何をやりたいか」という目標を見つけることかもしれません。まずは是非その点を深く考えてみて下さいね。

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