国際化が進んできて、国内にいても外国の方とのお付き合いが増えてきています。そんなとき、必ず出てくるのが「お酒」にまつわるフレーズです。お酒は緊張をほぐして、人間関係をスムーズにしてくれます。外国の方とも楽しんでみたいですよね。ですが、こういうフレーズは教科書に載っていないもの。
今回は、お酒の席で使えるフレーズをご紹介します。世界の人たちとお酒を楽しみましょう!
「飲み会」で外国人と仲良くなるすすめ。お酒の誘い方
まず意外に知らない「飲み会」は英語で何というのでしょうか?
「飲み会」は英語で「drinking party」と言います。また、「drink」や「drinking」という言い方もあります。実際に飲み会に人を誘うときには、このようなフレーズが使われています。
ちょっと飲みに行かない?
Want to go for a drink?
「go for a drink」で、「~飲まない?」というニュアンスを表わすことができます。カジュアルな表現です。
明日飲み会を開きたいです。
I want to go for drinks tomorrow.
「複数で飲み合う」場合には、「drinks」と複数形が使われます。これで、飲み会というニュアンスを表わせるのです。
このようなフレーズを使うと、自然に相手を飲み会に誘うことができます。
「I’m strong at drinking!」は通じない? お酒の「強さ」を英語で言ってみよう
お酒を飲みに行くとき、大事になるのはお酒の「強さ」です。飲めないお酒を無理に飲んでしまうと、トラブルの原因になってしまいます。日本人同士であれ、国際的な場であれ、それは変わりません。お酒が強いか弱いかを上手く伝えることは、とても大事なことでしょう。ですが、「強い」「弱い」を直訳してしまうと、「えっ」と聞き返されてしまいます。
×I’m strong at drinking.
×I’m weak at drinking.
このようなフレーズを聞くと、英語のネイティブは、「お酒とたたかってるの?」というような印象を受けるようです。この場合、代わりにこのようなフレーズを使うと自然になります。
I can drink a lot.
(私はお酒が強いです)
I can’t drink a lot.
(私はお酒が弱いです)
「drink a lot」という表現は、一番自然な「お酒が強い」というフレーズです。反対にこれを否定すると「お酒が弱い」という意味になります。
私はお酒が強い方です。
I can drink a fair amount.
「a fair amount」で、「結構」いけるというようなニュアンスが出せます。
私はお酒が弱いので、あまり飲めませんが、飲み会に参加してもよろしいですか?
I can’t drink much, but can I come along to the drinks?
「come along」で「一緒に行く」というニュアンスになります。少しカジュアルな表現です。
外国の方との飲み会の前にも、このようなフレーズで、飲み会参加前に自分の体質について伝えておくことが大切になってきます。
また、自分が相手を誘う場合には、相手がどのくらいお酒を飲めるのかどうか、確認しておくのがベターでしょう。
お酒は強いですか? 弱いですか?
Can you drink?
お酒の強さを尋ねるときは、「飲める人ですか?」とストレートに聞きます。
お酒はどれくらい飲まれますか?
How much CAN you drink?
「can」を強調することで、お酒が飲めるかどうかを尋ねることができます。
度数の高いものはやめておきましょうか。
Shall we avoid strong alcohol?
「avoid」は避けるという意味のことばです。度数の高いことは「strong」で表わせます。
自分のアルコールへの耐性を伝えたり、相手への気遣いをしっかり見せることは、国際的な場面でも大事になること間違いありません。これらのフレーズをマスターして、楽しい飲み会にしたいものですね。
「今日は車なので……」はなんという? ていねいなお酒の断り方
体調が悪かったり、車で来ていたりすると、お酒は断らなければいけない時があります。お酒を飲めない理由を説明して上手に断るためには、どんなフレーズを使えばいいのでしょうか。
ごめんなさい、今日は車で来ているので、お酒は飲めないんです。
Sorry, I came by car today so I can’t drink.
「車で来ている」は「came by car」で表わせます。
実はちょっと体調が悪くて、お酒は遠慮させていただけませんか?
I’m not feeling well so would you mind if I skipped the drinks?
「お酒を遠慮させてください」と遠まわしに断るなら「would you mind if~」のフレーズが最適です。
今日は金欠なので、ちょっと飲むのはやめておきます。
I’m strapped for cash today, so I won’t have anything to drink.
「strapped for cash」で「金欠」の意味になります。よくある理由ですね!
実は最近禁酒中なので、ごめんなさい!
Actually, I’ve quit alcohol recently, sorry!
「quit alcohol」で禁酒するという意味になります。アルコールから「離れる(quit)」というニュアンスです。
お酒に限らず、お誘いを断るのは気を使うものです。これらのフレーズを使いこなして、「角の立たない」断り方をマスターしましょう!
「アルハラ」にならないために……。海外のお酒事情
お酒をすすめる上で、気をつけなければいけないのが「アルハラ」です。日本ではまだまだ、お酒を勧めるのはよいことだという考え方が残っています。
ですがハラスメントに対する意識が強い地域の方に、あまりお酒を勧めてしまうと、大きな問題になることもあります。筆者のアメリカの友人は、お酒を「飲め」と言われるのが耐えられないとよく怒っています。飲み会の席での交流で人間関係ができることもあります。ですから、最初から「来なくていい」と突っぱねるのもよくありません。こういった方には、「あなたの好きなようにしていいんだ」と強調するのが大切です。
もう1つ、国際的な飲み会で必ず問題になるのが宗教です。主にイスラム教など、お酒を禁止している宗教の方はたくさんいらっしゃいます。そういった方にお酒を飲ませてしまうと、大問題になることも珍しくありません。
ですが、イスラム教徒といってもみんなが同じではありません。お酒を厳しく禁じていることもあれば、別に飲んでも大丈夫だとしていることもあります。筆者のイスラム教徒の友人は、「自分の意思で飲んだらダメだけど、間違えて飲んでしまった場合には不可抗力だ」と言っていました。一方で、どんな理由であれ一滴も体にお酒を入れてはいけないという方もいらっしゃいます。
意外にいるのが、「お酒は飲めないけれど、飲み会そのものには参加したい」という方たちです。自分は飲酒できないけれど、お酒の席の雰囲気は好きだという方もいるのです。その場合は、「この人は宗教的に飲めない人だから」とひとくくりにして誘わないと、「仲間外れになっている」と思ってしまうこともあります。
お酒事情は思ったより複雑ですが、「相手の意思を尊重する」ことで、トラブルを避けられるのではないでしょうか。
まとめ
お酒は人間関係をスムーズにしてくれます。外国の方とも積極的に飲みに行きたいものですね。ですが一方で、お酒にはトラブルもついて回ります。その中には、宗教など日本人になじみがないものもふくまれています。英語のお酒フレーズを使いこなして、上手くお酒を楽しみたいですね。
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