「英語学習ははっきりした目標が大事」と言われたことはありませんか?どんなスキルでもそうですが、目標をもって勉強すると無駄なく習得できるようになるとよく言われていますよね。
とは言え、英語を使わない地域に住んでいる私たちにとって、目標なんてそうそうないものです。冷静に考えると、明確なゴールがあってやっている人の方が少ないと思いませんか?本職の英語の先生すらそうで、英語をやる目標がなくなってしまいがちです。筆者の友人の講師も、英語が嫌になる瞬間があると良くぼやいています。
今回は、自分で目標を立てて、飽きずに勉強するワザをご紹介します。
目標なんかない!という方が殆ど。一抜けするために目標設定
「目標なんかない!」という人の方が多いというのが私の印象です。多くの方が、「なんとなく必要そうだから」「出来たらかっこよさそうだから」くらいの理由で英語を勉強してしまい、その結果挫折してしまいがちです。目標があいまいだと、モチベーションが持たないのですね。
だからこそ、自分なりの目標を見つけることができれば一気に「一抜け」することができます。そのために、まずは「これのためなら頑張れそうだ」というものを見つける作業が必要になります。
目標を見つける5ステップ
目標を探すステップは、まずは英語でできるようになりたいことをリストアップすることです。かんたんそうに聞こえますが、これは意外とたいへんです。最初のころは、具体的な目標はないものですよね。ですから、あれもこれも詰め込んでしまいがちになります。とにかく全部書き出してみて、「減らす」作業の方が大事になるでしょう。
①まずは使いたいジャンルを書き出してみる
自分の興味の方向をしっかり探るために、最初はジャンル別にわけてみるのが良いでしょう。ビジネスなのか、学問なのか、趣味なのか、どういう場面で英語を使いたいのかを明確にすることが第一歩です。
②それぞれのジャンルでどういう場面で英語を使いたいのか書き出してみる
ビジネスならビジネスメールなのかビジネス会話なのか、学問ならディスカッションなのか論文なのか、趣味なら国際交流イベントなのかSNSなのか。もう一歩具体的にすることで、目標が見えてきます。
③どのくらいのレベルの英語を使いたいのかを考えてみる
英語を使いたい場面がはっきりしたら、そこで自分はどれくらいのレベルの英語力が必要なのかを考えてみましょう。ビジネスメールなら英文は正確である必要があります。論文なら必ずネイティブチェック(英語ネイティブによるチェック)が入るので、パーフェクトな英文は要らなくなります。趣味の英会話なら、英文法はそこまで要らなくなります。
このように冷静に見ていくと、使いたい場面によって必要な英語力は変わってくることがわかります。
④「必要なレベル」に到達するまでの手間を考える
必要なレベルが決まったら、そこに到達するまでにどれくらい勉強が必要かを考えてみます。
ビジネスメールなら定型文をおぼえて使うことが中心になりますから、ビジネスメールの本を買って、高校レベルの英文法をマスターすれば十分でしょう。論文の場合も、アカデミック英語の本を買って、後はわかりやすい英語で文章を書くだけです。会話がしたい場合には、最低限の発音とリスニングが必要になります。
⑤「必要なレベル」に到達した後の自分と、今の自分を比較する
もし英語ができるようになったら、今の自分と比べてどう違っているか?そこをイメージしてみると、もっと英語の勉強のモチベーションは上がります。実用的なメリットが思いつくのが一番ですが、「かっこいい」でも大丈夫で、プラスのイメージが持てることが大事です。
自分の例で恐縮ですが、参考までに、私の場合はこのように考えました。
①使いたいジャンル
ビジネス・学問
→日常会話にはあまり興味がないので捨てる
②使いたい場面
ビジネス:翻訳・通訳
学問:論文の読み書き・ディスカッション・プレゼン
③必要なレベル
ビジネス:翻訳
自分の専門分野のことしか翻訳はしないので、まずは専門用語を英語で言えるようにする。後は辞書の使いかたをマスターする。
学問:論文の読み書き・ディスカッション・プレゼン
論文は書き方が決まっているので、そのパターンをおぼえる。ネイティブチェックを受けるので、文法は完ぺきでなくてもいい。
ディスカッションは発音などはくずれていいので、誤解なく意見を聴いてもらいたい。相手の意見を聴き間違えないようにしたい。ただし、「ペラペラすぎる」ネイティブには「ちょっとゆっくり話してくれませんか」というようにしたい。
プレゼンはまずは意見をわかってもらえることを目標にする。
④必要なレベルにかかる手間
専門分野の知識は勉強していれば勝手に身につくので大丈夫。
英文法は高校英語まで復習が必要
自分から意見を言うのは問題ないが、相手の英語を聞き取るのはむずかしい。リスニングのトレーニングが一番大事?
⑤今の自分との差
自分の意見を多国籍の人に伝えられる。
国際的な場所で怖がらずに振る舞える
→人材として強みになる
最終手段:何も考えずにTOEICに申し込む!
それでもどうしても英語をやるモチベーションがないという方もいます。その場合は、「必要がないのだからやらなくてもいいのかも?」という風にお話しさせていただくこともあります。
それでもやっぱり英語はやってみたいという方には、とりあえずTOEICを受けてみることをおすすめしています。モチベーションがまったくない方は、英語に触れる機会そのものがない場合が多いです。実際にオール英語で進行するTOEICテストに参加することで、英語が生活の中に入り込んでくる実感が持てるようになります。英検やTOEFLでももちろん大丈夫です。困ったらまずテストに参加してみましょう。
まとめ
モチベーション管理は英語を習得する最大のキーです。学校英語までは押し付けられた英語学習でしたが、大人になってからは自分で上手く目標設定をしていく必要があります。これに気づくかどうかで、効率が大きく変わってくるのです。
自分を上手くコントロールして、最大のパフォーマンスを発揮しましょう!
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