「出産する」って英語で何て言う?立ち会いの際やお祝いに使える英会話フレーズ

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ヘンリー王子の妻・メーガン妃のご出産が英国だけでなく世界で引き続き話題になっています。出産というイベントは、もちろん英国王室だけではなく、私達の身近な場面にも溢れている幸せなニュースですよね。そんな出産にまつわる表現は、SNSでの報告や、友達の出産をお祝いする際などに必要になりますが、いざ使おうとすると知らないもの。今回は「出産する」という基本的な単語から、出産にまつわるフレーズ、報告やお祝いのためのフレーズなどをご紹介します。

「出産する」を表す英語フレーズ

「出産しました」と言いたい場合、どんなフレーズがあるのでしょうか。

give birth to〜:〜を出産する

My sister gave birth to a baby girl yesterday.
(私の妹が昨日、女の子を出産しました。)

もっとも一般的な「出産する」の表現がこの「give birth to〜」です。「a baby girl」で「女の赤ちゃん」のこと。

have a baby:子どもを産む

I had a baby boy last night.
(昨晩男の子を産みました。)

「赤ちゃんがいる」という意味でも使われる「have a baby」ですが、この表現には「赤ちゃんを産む」という意味もあります。「a baby boy」で「男の赤ちゃん」のこと。

deliver : 〜を出産する

She will deliver the baby next week.
(来週彼女は出産予定です。)

「deliver」はもともと「中から取り出す」というニュアンスがあり、そこから「出産する」という意味に派生しています。「(医者が)分娩で赤ん坊を取り上げる」という意味でもよく使われます。

出産にまつわる英単語と例文

出産の話になると、「予定日はいつか」という話に始まって、「立ち合い出産はするのか」など色々なテーマに話がつながるものです。それらの表現もぜひ英語で伝えられるようにしたいもの。そんな出産にまつわる英単語をご紹介したいと思います。

出産予定日:due date

When is your due date?
(予定日はいつ?)

I am due on the 2nd of January.
(予定日は1月2日です。)

正式には「Expected Date of Delivery(EDD)」で「出産予定日」という表現があり、母子手帳などにはそのように記載されています。また単に「due」ということや「baby due」と表現することもありますよ。「〜日が予定日です」というときは「due on 〜」、「〜月が予定日です」というときは「due in 〜」と前置詞を使い分けましょう。

自然分娩/無痛分娩:natural delivery/epidural birth

I will have a natural birth.
(自然分娩で産みます。)

Are you going to use epidural?
(麻酔を使いますか?= 無痛分娩で産みますか?)

「自然分娩」は他に「natural labor」や「natural birth」とも言います。無痛分娩は「painless delivery」とも言いますが、「麻酔」の意味の「epidural」を使って「epidural labor」「epidural birth」といった表現の方が口語ではよく使われます。ちなみに欧米では無痛分娩が主流となっており、日帰り出産する人が多いそうですよ。

帝王切開:C-section

I delivered my baby by a C-section.
(帝王切開で子どもを産みました。)

「C-section」は「Caesarean section」の略。「シーセクション」と発音します。

分娩室:delivery room

My mother was in the delivery room, too.
(母も分娩室にいてくれました。)

「delivery room」は略してDRとも呼ばれます。また陣痛室を「labor room」といい、この2つの機能を合わせ持った部屋のことを「LDR(labor and delivery room)」 という場合もあります。

陣痛:labor pains

I have labor pains every 5 minutes.
(5分おきに陣痛が起こっている。)

laborだけでも「陣痛」を意味します。「I’m in labor」で「陣痛が来ている」という風に表現することもできますよ。

陣痛誘発剤:labor induction

My wife was prescribed the labor induction.
(妻は陣痛誘発剤を打たれました。)

「induction」は「導入」、「prescribe」は「処方する」という意味。

破水する:one’s water breaks

My water broke 5 minutes ago.
(5分前に破水した。)

「破水」は「water breaking」ですが、口語では「破水しました!」と表現することが多いので、出産予定がある方は「My water broke!」と文章で覚えて置くのがいいでしょう。

〜の出産に立ち会う:be with 〜 during childbirth

My husband was with me during childbirth.
(主人は出産の際に立ち会ってくれた。)

「立ち会い出産」という名詞表現は英語にはありませんが、「be with me」や「attend the birth」という表現で「立ち会い出産する」と同様の意味になりますよ。

母乳育児:breastfeeding

I raised my baby by breastfeeding.
(私は赤ちゃんを母乳で育てました。)

「母乳」は英語で「breast milk」といいます。「feed」は「食べ物などを与える」の意味。また「breastfeed」には「授乳する」という意味もありますよ。

産休:maternity leave

I am taking maternity leave from next month.
(来月から産休をとります。)

「maternity」は「妊婦の」の意味。「私は現在、産休中です」という時は「I am on maternity leave now.」というように表現します。「leave」は「休暇」の意味ですよ。

育休:childcare leave

My husband wants to take childcare leave.
(主人が育児休暇をとりたがっています。)

「childcare」は「保育」の意味です。

SNSで使える出産報告に使える英語フレーズ

最近では赤ちゃんの誕生をSNSなどで報告することが多くなりました。メーガン妃の出産第一報もインスタグラムだったと話題になりましたよね。そんな報告に使える英語のフレーズをご紹介したいと思います。

arrived:誕生しました!

Our baby has arrived! Myla-Rose was born 5 weeks early on New Year’s Eve weighing 4lb 7oz.
(私達の赤ちゃんが誕生しました!Myla-Roseは5週間早いニューイヤーズ・イブに4パウンド7オンスで産まれました。)

「赤ちゃんが産まれました」という時は「arrive(到着する)」の動詞を使って「My baby arrived!」と表現することが多いです。また、「be born on日付(〜日に産まれた)」や「weighing 体重(〜の重さで)」なども報告によく使われる便利な表現です。ちなみに「〜時に産まれた」と言いたい時は「born at 時間」と表現します。

welcome:ようこそ

Welcome Baby Girl Wendy.
(ようこそ女の赤ちゃん、ウェンディ。)

「この世界へようこそ」や「私達のファミリーの一員としてようこそ」という意味で「welcome」 を使って報告する場面も多く見られます。「It is our honor to welcome 〜」で「〜を迎えることを嬉しく思います」と表現するフレーズもよく使われますよ。

It’s a boy!:男の子!

It’s a BOY!
(男の子!)

ヘンリー王子の妻・メーガン妃の出産の第一報はこんなフレーズでした。もし女の子なら「It’s a girl!」となります。ちなみにこの第一報のコメント欄には下記のような報告が。

We are pleased to announce that Their Royal Highnesses The Duke and Duchess of Sussex welcomed their firstborn child in the early morning on May 6th, 2019. Their Royal highnesses’ son weighs 7lbs. 3oz.
(2019年5月6日の早朝、サセックス公爵夫妻に第一子が誕生したことをご報告できるのを嬉しく思います。公爵夫妻のご子息は体重が7ポンド3オンスです。)

出産をお祝いする英語フレーズ

友人や知り合いが出産の報告をしてくれた際に、お祝いの言葉を贈ることもしばしばあると思います。可愛い赤ちゃんに対する言葉や、妊娠出産を無事終えたお母さんへの労いの言葉、また、お父さんになった男性に対して贈る言葉などをご紹介していきたいと思います。

祝福の言葉

Congratulations!
(おめでとう!)

So excited for you!
(私もとても興奮したよ!)

I am so happy to hear about your new baby!
(赤ちゃんの誕生を聞いてとても嬉しいです。)

お祝いの言葉で最もよく使われるのが「Congratulations」。それを簡略化した「Congrats!」もよく使われます。また「on」を後ろにつけて、「Congratulations on your new baby boy!(男の子の出産おめでとう!)」というように表現することもできます。2つ目の例文は一緒に誕生の興奮を分かち合う表現として便利。3つ目はお祝いのメッセージをカードで贈る際にも使える少しフォーマルな表現です。

赤ちゃんに対して

She is so beautiful!
(とても綺麗な赤ちゃんだね!)

So sweet!
(すごく可愛い!)

What a cutie!
(なんて可愛いの!)

Welcome to our world!
(ようこそこの世界へ!)

友達や知り合いがSNSに赤ちゃんの写真とともに報告してくれた場合には、赤ちゃんへの素直なコメントも残したいもの。「beautiful」や「sweet」など感じたままの形容詞を使うと良いですよ。4つ目は赤ちゃんに向けた挨拶の言葉です。

お母さんに対して

Please rest well.
(ゆっくり休んでください。)

I know you will be one of the best moms in the world.
(あなたなら世界一のお母さんになるってわかってるよ。)

「よく頑張ったね」などの表現は英語ではあまり見かけません。とは言えお母さんも妊娠出産を耐え抜き、労いの言葉がほしいもの。「Please rest well.」といったシンプルな表現を贈るといいでしょう。また初めての出産であれば2つ目のような言葉も嬉しいと思いますよ。

お父さんに対して

You are going to be a great daddy.
(あなたならいいお父さんになると思います。)

You’ll make a brilliant father.
(きっと素敵なお父さんになられると思います。)

Happy parenting!
(楽しい子育て生活を!)

Your baby has your eyes.
(目があなたにそっくりだね。)

新たにお父さんになった男性に対して声をかけるならこんな言葉がいいでしょう。1つ目はSNS上などのカジュアルな場面で。2つ目は少しフォーマルな表現です。また子育てに参加する男性が増えてきているので、「Happy Parenting(子育て楽しんで!)」などの表現もいいでしょう。ちなみに「parenting」は「子育て」という意味です。また「目があなたに似ている」などのコメントはお母さんに伝えても喜ばれる表現です。

まとめ

出産は女性にとってもその家族にとっても人生の一大イベントです。そんな嬉しいニュースを英語で周囲に報告したり、一緒に祝ったりできれば素敵ですよね。ぜひ気の利いたフレーズを覚えて使ってみてくださいね。

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