皆さんは「独り言を英語でなんていうか」と聞かれてすぐにフレーズが浮かびますか?普段海外旅行などでしか英語に触れる機会のない方にはなじめのないものですが、外国人にも日本人同様に、自然に口に出す「独り言」があります。今回は英語で独り言ってどういうの?という一般的なものから、どんな時にネイティブは独り言を使うのか、シーン別の英語フレーズをご紹介していきます。
独り言って英語でなんという?基本表現
英語で「独り言」を表現する単語は存在しませんが、「自分自身に話す=Talk to myself 」や「考えを声に出す=Think out loud」とのような言い方ができます。他にも「ブツブツ言う」や「つぶやく」といった表現も日本語の「独り言」に近いニュアンスになります。
talk to myself (oneself)(独り言)
自分に話しかけるといった直訳ができ、これで独り言を言うに相当する英語表現になります。このフレーズは、会話の中でもよく聞かれる頻出単語ですので覚えておくと便利ですよ。
You: Oh, my goodness. This skirt is so tight. I must have gained weight!
(わあ。どうしよう。このスカートきついわ。太ったんだわ。)
Dave: Hey, what did you say?
(ヘイ。なんだって?)
You: Oh, nothing. I was just talking to myself.
(ああ。何でもないの。独り言。)
think out loud(独り言)
これはまさに英語独特の表現で、考えていることが声に出てしまうという意味の慣用句です。ネイティブが一般的によく使うフレーズですので、うっかり独り言を言ってしまったと伝える時に便利な表現です。
You: Oh, OK….so I guess I have to finish this report first and get back to him again?
(ああ、なるほど。レポートを終えてそれから彼に報告しなおす?って感じかなあ。)
Lucy: Hey, are you talking to me?
(ちょっと、私に言ってるの?)
You: No, no. I’m sorry. I was thinking out loud.
(いえ、いえ。ごめんなさい。独り言だった。)
mutter(ぶつぶつ言う)
mutterを使った独り言は、日本語でいう「ぶつぶつ」に相当します。内容は聞こえないけどなにか口に出していたといった場面に便利な表現です。mutterには小声でなにかを言うという意味合いが含まれますので、例えば文句をいうときやただのつぶやきといったときでも使用できます。
Mother: Hey, where is Dave?
(ちょっと、デーブは?)
You: He went upstairs, puffing and muttering something.
(二階にあがったわよ、ふてくされてなんかブツブツ言って。)
Mother: What’s wrong with him?
(なんかあったの?)
You: I have no idea. He seems really upset about something.
(知らない。何かにすごい腹を立ててたようだけどね。)
mumble(つぶやく)
mumbleを使って独り言を表現するときは、日本語で言うところの「ぼそぼそ」や「もごもご」といったはっきりと聞き取れないようなつぶやきを指しています。人が小声でいう独り言のような場面にピッタリですので、上手に使ってみてください。
You: Oh, She got a new washing machine finally! Snap! Well, first push this bottom …then what?? Put some laundry? Huh…
(わあ。新しい洗濯機ついに買ったんだ!やるう!えっと、このボタン押して、それでなに??洗濯物入れる?はあ?)
Lucy: Hey what are you mumbling there?
(ちょっと、そこでなにもごもごいってんの?)
You: Oh, I just do not know how to use your new washing machine.
(あ。あなたの新しい洗濯機どうやって使うのかわかんないからさ。)
Lucy: You should ask me.
(聞けばいいじゃん。)
You: Yeah, you are right!
(ああ。そうだよね!)
ぼそっとつぶやくときの独り言フレーズ
ここまででは、独り言になっていることを説明するシーンのフレーズを紹介しましたが、一人で何かをしている時にとっさに口に出る「あ、しまった」や「あ、なるほど」といったつぶやき風の独り言もありますね。ここではそんな、一言で表現できる「つぶやき風」の独り言についてご紹介します。
Woops(あら / あれ / やっちゃった / まずい)
感嘆詞的な表現に使えるWoops。これは予期しない出来事や、瞬間的な反応によく使われる単語です。例えばホットドッグをかじってケチャップが服についてしまったら?「Woops(おっと/しまった」」といった感じで思わずぼそっとつぶやいてしまうものですよね。また化粧をしていて、口紅がはみ出た!なんていう時も、「Woops(あらら)」とつぶやくとピッタリとはまる表現ですよ。
God damn it!(なんだ / まじで / やれやれ)
このGod damn itは、予想に反した結果を招いた時によくネイティブが使う表現です。「God damn it! This ticket is expired!(まじかよ!チケット期限切れじゃん!)」や「Got damn it!I lost that hand!(やられた!その手で負けたわ)」のように悔しい気持ちがよく表現できるフレーズです。
Shit/Shoot(ちぇっ / ちくしょー / なんだよ / くそー)
ネイティブが最も頻繁に使うつぶやきといってもいい表現がこのShit。直訳ではちょっと下品な「排便」という意味ですので、非常に親しい友達同士なら許容できる狂言ですが、初対面や目上の人には絶対に使わないようにするのが常識です。公共の場でも同じように使いたい場合は「Shoot」に切り替えましょう。
What a hell?(まじで? / 信じられない! / なんだと)
和訳からも想像していただけるように、「とにかく信じられないほど〇〇!」といった状況でよく使われるフレーズです。例えば、家に帰ってレシートをみたらぼったくられていた!なんていう時は「What a hell? They charged me too much for that shit! (どういうことなの!あんなものにふんだくられた!)ということができます。またこのフレーズはネガティブなシチュエーションのみではなく「What a hell! I have never seen such a beautiful place!(信じられない!こんな素敵な場所みたことないよ!)のようにポジティブな意味にも使うことができます。
ネイティブがシーン別によく使う独り言フレーズ
一人で過ごす時に特定のシチュエーションでつい言葉にしてしまう独り言ってありますね。ネイティブならそんな時どんなふうに言うのでしょうか?ここではとっさに出てしまう独り言をシーン別にご紹介していきます。
「あれ?〇〇どこいった?」
いままでここに置いてあったのに探すとない!ということよくありませんか?そんな時ネイティブならこんな風にいいがちです。
What did I put my cell phone?
(私の携帯どこに置いたっけ?)
What did I do my car key?
(車のキーどうしたんだろう?)
What a hell did I do to my cell phone?
(携帯一体全体どうしたんだったっけ?)
「〇〇しておけばよかった」
予想に反して結果が悪かったときなど、こうしておけばよかったのにという後悔の言葉が出そうですね。そんなときに便利なフレーズはこちら。
I should have done this first.
(これを先にやっとけばよかったんだよなあ。)
I should have known better.
(知っとくべきだったよなあ。)
I could have found much better sunglasses than this.
(もっといいサングラスが見つかったはずなんだよな!)
「どうしようかな?」
考える時によく出そうな「どうしよう?」という独り言。ネイティブならこんな風に表現します。例文を参考にしてみてください。
What should I do?
(どうしよう?)
What can I do with this?
(これどうしろっていうの?)
How can I get that?
(これどうやったら手に入るわけ?)
「これうんざりだよな」
人前ではちょっと言いにくいけど、独り言が思わずでてしまいそうなうんざりすることってありますね。そんな時に活用できる英語フレーズです。
It is really hassled.
(これ超めんどくさい。)
I already fed up with this.
(すでにうんざりなんだよな。)
Give me a break!
(いい加減にしてほしい!)
「〇〇やっとかなきゃ」
忙しさにかまけてすっかり頼まれたことを忘れてた!今度これ忘れたら大変!なんて状況、ありますね。「〇〇やっておかないと!」と自分に言い聞かせる場合はこんな風に言います。
I have to set the clock.
(目覚ましセットしとかないと。)
I gotta take a shower right now! I am so sweating.
(シャワーしなきゃダメだわ。めっちゃ汗かいてる。)
I better do that now before its too late.
(遅くなるまえにやっとかないとな。)
まとめ
日本語の独り言は、反復できる擬音語や擬声語「やれやれ」や「あーあ」など便利なものがあります。英語では、「やれやれ」なら「Got damn it」、「あーあ」なら「Oh, shit」といった表現となり、日本語と同じように一言で表現する単語は存在しません。
実際にネイティブの独り言を聞く機会は少ないかもしれませんが、海外のテレビドラマなどで日常の何気ないシーンを見てみると、このような独り言フレーズを耳にすることもできます。今回のフレーズを参考に、好きなドラマや映画でも英語の「独り言」見つけてみてくださいね。
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