英語の勉強に必須なのが辞書。勉強は辞書選びから始まりますが、紙の辞書から電子辞書・アプリまでいろいろあって迷ってしまいますよね。
語学の先生たちの中には紙派が多い一方で、勉強する側からすると、手軽な電子辞書にも魅力を感じるものです。
今回は、自分に合った辞書選びのコツを紹介します。
紙の英語辞書のメリットデメリット
紙の英語辞書は、昔からよく使われています。語学の先生の中には、紙の辞書を推している方が多いようです。でも、「大きい・重い・面倒くさい」というイメージがあるのもまた事実。紙の辞書のメリットデメリットはどこにあるのでしょうか。
紙の英語辞書は「一覧で見られる」のが強み
紙の辞書を推す理由として多いのは、「一覧で観られる」というものです。例えば、beautiful(美しい)を調べていると想像してみてください。自然に周りにあるbeauty(美)やbeautifully(美しく)という単語が目に入るはずです。
電子辞書やアプリでは、目的の単語まで一発で飛んでしまうので、他の単語が目に入ることが少なくなります。細かいことに見えますが、長い目で見ると大きな差になるかもしれません。
紙の英語辞書は引いている途中でスペルを覚えやすい?
very(とても)という単語を調べています。まず、「v」の文字を探して、次に「e」を探します。あれ、次は「l」だっけ? 「r」だっけ? アプリの辞書では、オートコレクトのおかげで細かいスペルを覚える必要がないと思います。紙の辞書はスペルがわからなければたどり着くこともできませんよね。
紙の辞書を引くこと自体がある意味で訓練になるので、より勉強になると言えるかもしれません。ただし、逆に言えばより手間がかかるということでもあります。
マニアックな辞書は紙のものが多い
今のところ、語学の先生は紙を作るのに力を入れています。紙の辞書には面白いものがいくつもあります。
例えば、研究社『英語談話標識用法辞典』は、例えば、コミュニケーションの中で使える表現だけを集めた強烈に個性的な辞書です。thenやyou knowなど、英会話で使える表現をとても詳しく書き切っています。
英語を勉強する人向けの英英辞典『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』も持っておいて損がない一冊です。英語学習者のためにより使いやすく工夫された一冊です。アプリもありますが、最新版は紙だけです。英英辞典を買うなら、まずはここから始めてみましょう。
・Oxford Advanced Learner’s Dictionary
紙の英語辞書は重い&時間がかかる
紙の辞書の最大の問題点は「手間」です。大きい辞書は持ち運ぶのも大変ですし、引くのも時間がかかります。スペルがわからなければ単語にたどり着くこともできません。
英語の「訓練」をしたい方には紙の辞書をおススメします。紙の辞書を引くこと自体が訓練だからです。ですが、訓練を続けられる方ばかりではないのも事実。私も正直に言えば、常に紙の辞書を引く根性はありません。
英語の電子辞書のメリットデメリット
英語の電子辞書ですが、紙の辞書とアプリの中間というイメージです。良いところも悪いところも半々だと考えています。
英語の電子辞書は引くのがかんたん
電子辞書は引くのがかんたんです。ただスペルを打ち込むだけで、一瞬で見たい単語にたどり着けます。紙の辞書よりは手軽ですが、コピペできるアプリ辞書に比べるとひと手間かかりますね。
紙の辞書と比べた時の電子辞書の良さには、発音を確認できるという点があります。検索→発音のマークをタッチするだけで、ネイティブの発音を聴くことができますね。紙の辞書では、発音記号がわからないと発音練習できません。大きな強みです。
英語の電子辞書は頭に残りにくい?
電子辞書に対する批判としては、「頭に残りにくい」というものがあります。引くのがお手軽なので、「辞書を引くという訓練」になりにくいという意見です。目的の単語にあまりにもかんたんにたどり着けてしまうので、「辞書のほかの部分が目に入る」ということも少なくなります。長い目で見ると、得られる情報量が少なくなりがちですね。
それでも、手軽さでは紙の辞書を大きく引き離しています。紙の辞書を引くのが面倒すぎて続かないなら、電子辞書を選ぶのもありだと私は思います。
WEB英語辞書のメリットデメリット
WEB上にはいろいろな英語辞書があります。「weblio英和・和英辞典」や、「英辞郎」など、ブラウザでもアプリでも使える便利なものがそろっています。
英英辞典でもMeriam-Websterなどが手軽に利用できます。ほとんどの方がスマホを持っている今、電子辞書を買うよりハードルが低いのがWEB上の辞書です。
オンライン英語辞書はコピペ→検索でより手軽
オンラインの英語辞書は、わからないところを「コピペ→検索」ですぐに調べることができます。電子辞書よりもさらにお手軽に調べられますね。自分で打ちこんで検索するときも、ブラウザのオートコレクト機能などを使えば、スペルがわからなくても調べることができます。声での検索もできます。
「手軽」という点では、オンライン辞書を利用するのが最高です。
英語辞書アドインはより手軽
PCでGoogle Chromeを使っている方の場合は「Mouse Dictionary」というアドインが使えます。なんと、単語を選択するだけで、自動で辞書を引いてくれるのです。Amazon Kindleには単語を自動で調べてくれる「Word Wise」という機能がありますが、それをブラウザで使えるような感覚です。
もはや辞書を引く必要もないという画期的さです。
ネットにつながっている端末に英語辞書があると気が散る?
とても便利なオンライン辞書ですが、問題点もあります。ネットにつながっている端末で勉強すると、つい気が散ってしまいがちという点です。
動画サイトもSNSもいつでも見られるスマホやPCで勉強していると、絶えず「サボっちゃいたい」という誘惑に襲われます。意志が強い方は大丈夫ですが、私はついつい遊んでしまうこともあります。
また、コピペで検索するとスペルを覚えなくなります。スペルがわからなくてもいいという方(具体的には、英語を書く機会がない方)は問題ないですが、それでも無視できない欠点ですね。英語はできても、ライティングのテストで点が取れなくなってしまうかもしれません。
自制心に自信がない方・スペルを忘れると困る方は、紙の辞書を使った方が無難です。
私は、普段はWEB上の辞書を使っています。引くのが速い分、作業効率が上がるからです。でも、落ち着いて「英語の勉強」をするときは紙の辞書を引きます。作業ならWEB・勉強なら紙、と私は使い分けています。
紙が向いている:英語の「勉強」を集中してやりたい方。辞書を引くトレーニングが楽しめる方。
電子辞書が向いている:紙の辞書を引くのが面倒で勉強が続かない方の中で、アプリを使うと集中力が切れてしまう方。
オンライン辞書が向いている:スマホやPCが目の前にあっても気が散らない方。
どれも一長一短ですから「どれがいい」とは言い切れません。私は、大事なのは無理なく勉強を続けられることだと思っています。それぞれの辞書の強み・弱みを理解した上で、自分に合った使い方をするのがいちばんです。
まとめ
辞書選びは永遠のテーマです。いろいろな意見がありますが、私の考えは「無理なく続けられることが最優先」です。英語はどうしても時間がかかるものですから、英語がイヤになるような辞書の使い方はしない方がいいと思います。自分に合ったものを使うのがいちばんです。
自分に合った辞書で、自分に合った勉強法を見つけましょう!
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