綺麗な景色を前にして「なんて美しい景色なんだ!」と表現したり、恋人に「君はなんて美しいんだ!」と伝えるなど、喜びや驚きなどの感情を表す表現を英語では感嘆文といいます。中学生で学んだことをうっすらと覚えてはいるけれど、いまいち自信がないという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、「How」や「What」で始まるこの感嘆文を一から丁寧にご説明したいと思います。
感嘆文ってどう作る?
さて、さっそくですが、クイズです。
下記の( )に入る単語を考えてみてください。
1、( )a beautiful flower this is!(これはなんて美しい花なんだろう!)
2、( )beautiful this flower is! (この花はなんて美しいんだろう!)
3、( )beautiful weather it is! (なんて素晴らしい天気だろう!)
4、( )an foolish idea! (なんとばかげた考えだ!)
いかがでしょう?ちょっと難しいと思われた方、安心してくださいね。これから感嘆文の作り方や構造を一からご説明します。「中学で習ったけれどすっかり忘れてしまった」という方や「もう一度しっかり復習したい」という方、一緒に感嘆文をおさらいしましょう!(なお、解答は一番最後をみてくださいね。)
Howで始まる感嘆文
感嘆文とは、主に「How」か「What」で始まり、「なんて〜なんだ!」という感動や驚きを伝えるような表現をさします。まずは「How」で始まる感嘆文からご説明しましょう。
キーポイント:How とセットになるのは「形容詞か副詞」
まずは「How」から始まる感嘆文の作り方や仕組みからご説明しましょう。
下記の例文をみてください。
・You are so beautiful.(君はとても美しい。)
↓
・How beautiful you are!(なんて君は美しいんだろう!)
解説:
もともとは「You are so beautiful.(君はとても美しい)」という文章があり、この「beautiful」という形容詞に関して驚きや感動を強調したい場合に、感嘆文が作られます。その際、「so beautiful(とても美しい)」の代わりに「How beautiful(なんて美しいんだ)」が強調のために文頭に連れてこられ、その後、残りの「you are」が述べられるという構造になっています。それゆえ、「How」で始まる感嘆文になると、「beautiful」の前に「so」をつける必要はありません。
また、感嘆文を作る際は、必ず最後に「!」をつける必要があります。これも忘れないようにしてくださいね。
他の感嘆文の例文も見て見ましょう。
・He runs so fast.(彼はとても速く走る。)
↓
・How fast he runs!(彼はなんて早く走るんだろう!)
解説:
上記の例文の場合、「He runs so fast.(彼はとても速く走る。)」という文章がもともとあり、「so fast」という副詞の部分が感動により強調されて文頭にきて「How fast」に変わっています。その後、残された「he runs」と「!」が文章の最後に述べられるという構造になっています。
Whatで始まる感嘆文
これまで「How」で始まる感嘆文についてご説明しました。しかし感嘆文には「What」で始まるものもあります。違いをみていきましょう。
キーポイント:What とセットになるのは「名詞のかたまり」
まずは「What」で始まる感嘆文の作り方や仕組みからご説明しましょう。
・Kate is such a good student.(ケイトはとても良い学生です。)
↓
・What a good student Kate is! (ケイトはなんて良い学生なんでしょう!)
解説:
もともと「Kate is such a good student.(ケイトはとても良い学生です)」という文章があり、この「such a good student」の部分に関して感動で強調したい場合に、感嘆文が用いられます。その際「such(とても)」を「What」に変えて「What a good student(なんて良い学生なんでしょう)」という名詞のかたまりが丸ごと頭に連れてこられ、その後、残った「Kate is!」が述べられるという構造になっています。
「名詞のかたまり」は複数形や不可算名詞でもOK
先ほどの例文では「a good student」という単数形の名詞についてご説明しました。では次の例文はどうでしょう。
・She has such beautiful eyes.(彼女はとても美しい目をしている。)
↓
・What beautiful eyes she has!(彼女はなんて美しい目をしているんだ!)
解説:
Whatの後ろは、先ほどの例のような「a good student」といった単数名詞だけではなく、「beautiful eyes」というような複数名詞がくることも勿論あります。ですので、「What」の後ろに必ずしも「a」や「an」を伴うわけではない、ということを覚えておいてくださいね。
・We are having such beautiful weather.(とても素晴らしい天気だ。)
↓
・What beautiful weather we are having!(なんて素晴らしい天気だろう!)
解説:
この例のように、「weather(天気)」のような数えられない名詞(不可算名詞)が「What」の後ろにくることもあります。不可算名詞の前には「a」や「an」はつけられないので、この場合ももちろん「What」の後ろに「a」や「an」はきませんので注意しましょう。
感嘆文は省略が多い!
これまで感嘆文の仕組みや形をご紹介してきました。通常HowやWhatに伴って形容詞や副詞や名詞が文の頭にきて、その後、残された「S+V(主語+動詞)」が発言されるというものでしたね。しかし実際には下記のような発言もよく耳にします。
・He is so selfish.(彼はとても利己的だ。)
↓
・How selfish!(なんて利己的なんだろう!)
解説:
本来、「How selfish he is!(彼はなんて利己的なんだろう!)」と言うべきところですが、しばしば「S+V」である「he is」が省略されることがあります。日本語でも「彼はなんて利己的なんだ!」と言わず、「なんて利己的なの!」とだけ言うことがありますが、それと同じ感覚です。
この省略は下記のように、「What」で始まる感嘆文でも起こります。
・This is such a big house.(これはとても大きな家です。)
↓
・What a big house!(なんて大きな家なんだ!)
解説:
この例文でも、本来「What a big house this is!」となるべきですが、「this is」は省略されていますね。学校の書き換えのテストなどでは「he is」や「this is」も書くことが求められていますが、実際のネイティブの会話では「How selfish!」「What a big house!」とだけ発話されることがあるということも覚えておきましょう。
まとめ
感嘆文は実は成り立ちさえ理解すれば簡単です。Howは形容詞か副詞、Whatは名詞の塊がセットになるということを覚えておきましょう。また、実際にはネイティブの会話の中ではしばしば「S+V」の省略が起こりますのでそちらも注意しておいてくださいね。
最初のクイズの解答:「1:What」「2:How」「3:What」「4:What」
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