「どっちがいい?」と聞かれて「両方」と答えたり、「どっちでもいい」と言ったりすることがありますよね。「両方」はbothだとして、「どちらか」「どっちでもいい」は何と言えばいいでしょうか。また、「どちらでもない」と表現するには?意外に難しい、「両方」「どちらか」「どちらでもない」を英語で言い表す方法をご紹介します。
「両方」はbothで表す
bothは「両方」という名詞または「両方の」という形容詞として使えます。ポイントになるのは「2つとも」ということで、3つ以上の場合には使えません。
単独で「両方」を表すboth
A: Would you like milk or sugar?
(ミルクや砂糖はいりますか?)
B: Both, please.
(両方お願いします)
「ミルクも砂糖も両方」ということです。
A: Which one of you will come with me?
(あなた方のうちどちらが私と一緒に来ますか?)
B: Both of us.
(私たち2人ともです)
both of ~で「~の両方」となります。
「両方の」と修飾するboth
A: How should I hold it?
(どうやって持てばいいですか?)
B: With both hands.
(両手で)
hands(手)、eyes(目)、feet(足)など2つで1組となるものは、bothで「両~」と表します。both of ~と言うこともできます。
A: Both Mary and Jane agreed on it.
(メアリーもジェーンも賛成です)
B: It’s good to hear.
(それはよかった)
both A and Bで「AとBの両方」となります。
否定のboth
A: Here. I brought you a knit cap and a wool scarf.
(ほら。ニット帽とウールマフラーを持ってきました)
B: Thank you, but I don’t need both.
(ありがとう、でも両方必要なわけではありません)
bothの否定は一般にこのような「部分否定」ですが、文脈によっては「両方とも」になることもあり、実際にはI don’t need the knit cap.(ニット帽はいりません)、I need the wool scarf only.(ウールマフラーだけいります)のように言ったほうが確実です。
「どちらか」「どっちでも」はeither
日本人には使いこなすのが難しいeither。基本的には「2つのうちのどちらか1つ」ということで、「どちらでもいいですよ」と言いたいときなどに便利に使えます。
単独で「どちらか」を表すeither
A: Which one would you like?
(どちらがいいですか?)
B: Either is fine.
(どちらでもいいです)
「どっちでもいいです」という投げやりな感じに聞こえることもあるので、要注意。
A: Who will join the meeting, Tom or Cathy?
(誰が会議に参加するんですか、トム、それともキャシー?)
B: Either of them will do.
(どちらかが参加します)
either of ~は「2つ/2人のうちどちらか」ということ。
「どちらかの」と修飾するeither
A: We can ask Z Company or W Corporation.
(Z社かW社に依頼できます)
B: In either case, we will not lose.
(どちらの場合も損はしませんね)
either+名詞で「どちらかの~」となります。either of ~でもOKです。
A: That will come with either coffee or tea.
(コーヒーか紅茶がついてきます)
B: Coffee, please.
(コーヒーお願いします)
either A or Bで「AかBかどちらか」ということ。
否定のeither
A: Oh, it’s raining! I didn’t bring my umbrella.
(雨が降ってる! 傘持ってきませんでした)
B: I didn’t either.
(私もです)
否定の文で「~も…でない」と表現できます。
A: Jack or Ellen will be with you.
(ジャックかエレンがあなたと一緒です)
B: I don’t know either of them.
(どちらも知らないんです)
eitherの否定は「どちらも~でない」と、両方否定することになります。
「どちらでもない」はneither
neitherは否定のeitherと同じで、「どちらも~でない」。neitherそのものに否定の意味が入っているので、文の形は肯定です。「AもBも~でない」にはnorを使います。
単独で「どちらも~ない」を表すneither
A: I didn’t sleep well.
(よく眠れませんでした)
B: Me neither.
(私もです)
「~もまた…でない」を、neither一言で表せます。
A: Which one of us will be the manager?
(私たちのうちどちらがマネージャーになるんでしょうか?)
B: Neither of you.
(どちらでもありせん)
neither of ~は「~のどちらも…でない」ということ。
「どちらの~も…ない」と修飾するneither
A: He didn’t come home last night?
(彼は昨夜家に帰らなかったんですか?)
B: Right. Neither his parents knew it.
(ええ。ご両親はどちらもご存じありませんでした)
neither+名詞で「~のどちらも…ない」と表現できます。
A: Did you stay at a mountain lodge?
(山荘に泊まったんですか?)
B: Yes. We had neither TV nor the Internet.
(ええ。テレビもインターネットもありませんでした)
neither A nor Bで「AもBも~ない」となります。
3つ以上のときは何と言う?
both、either、neitherは何かが「2つ」または「2人」のときを前提としています。「では、3つや3人以上のときは?」と思ったのではないでしょうか。その場合は、こんな言い方を使ってください。3つ以上であれば、あとはどんな数でも同じ言い方が使えます。
3つ以上が「全部」
A: We have so many new ideas. Which one is good?
(たくさんアイデアがたくさんあります。どれがいいでしょうか?)
B: All of them.
(全部です)
All.だけでもOKです。
3つ以上のうちの「どれか」
A: All the applicants are here.
(応募者がそろいました)
B: OK. Please take any one of them.
(わかりました。誰か1人連れてきてください)
one of themで「そのうちの1人」、any をつけると「誰か」という意味が出せます。
3つ以上のうちの「どれかが~ない」
A: Are they all qualified?
(全員有資格者ですか?)
B: Not all of them.
(全員ではありません)
少なくとも1人、不特定の数について否定するときは、not allを使います。
3つ全部が「~でない」
A: Did you see the prototypes?
(試作品はご覧になりましたか?)
B: Yes, but none of them meet our requirements.
(ええ、でも私たちの要求にかなうものはありません)
noneは「誰も/何も~ない」。all of them don’t ~という否定文にしてもOKです。
bothやeither、neitherの感覚が多少なりともつかんでもらえたでしょうか。実際に外国人との会話の中で試してみたいと思ったら、ぜひレアジョブ英会話の無料体験レッスンを活用してください。
初回レッスンのレベルチェックをもとに日本人カウンセラーがあなたのためにアドバイスします。
Please SHARE this article.
英語を話せるようになりたいなら
学習のプロにみてもらおう
英語を学んできたのに、いざ話そうとなると全く言葉が出てこない、その原因は圧倒的にアウトプット量が不足していることにあります。
英会話の経験量を増やしたいなら断然オンライン英会話がおすすめ。1日25分だけ英語を話す習慣が鍵を握っています。高いお金を払って海外留学する必要はないのです。
無料登録しておくとお得な情報が届きます
今すぐ無料体験する最適な学習サイクルが
レアジョブ英会話ひとつで完結
※「ソロトレ」は有料会員様のみご利用いただけます
レアジョブ英会話なら、英会話レッスンはもちろんのこと、「聞いて話す」発話トレーニング「ソロトレ」や一歩一歩英語力を積み上げられるオリジナル教材など、オンライン英会話市場で長年培ってできたコンテンツを豊富に取り揃えています。(追加料金なし/教材無料)苦手を克服したいなら使うべき選りすぐりのコンテンツです。
利用者インタビュー
無料登録~7日以内なら初月半額
今すぐ無料体験する