初対面で“記憶に残る人”になるための会話術【キャリアアップのためのビジネス英語講座】

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ビジネスマンは毎日多くの人に会います。人に会うことが将来のチャンスにもつながるビジネスシーンでは、いかに”ファースト・インプレッションを良くするか?”、”記憶に残る人になるか?”がけっこう大事になってきます。
今回は、外国人のお客様と初対面のシーンで”記憶に残る人”になり、あなたのビジネスチャンスを広げる会話術です!

1. 相手が嬉しくなる挨拶をする

初対面で「すでに自分のことを知ってくれていた」「そんな自分に会いたいと思ってくれていた」と聞くと嬉しいですよね?まずは、相手が嬉しくなるこんな挨拶をしてみましょう!

“You must be Mr. / Ms. ○○, I presume. I’ve heard a lot of good things about you, so I‘ve always wanted to meet you.”

○○様でいらっしゃいますよね。あなたの良いお話はつねづね伺っておりましたので、ぜひ一度お目にかかりたいと思っておりました。

“I presume”(お察しするに)はフォーマルな場面で使う表現です。
そして”I’ve heard” や ”I’ve wanted”と、「現在完了形」で表現しているのもポイント。現在完了形は「今までずっと!」というニュアンスを表せるんですね。

ただし、親近感を表そうと、最初からファーストネームで呼ぶのは、たとえ相手が外国人でもやめておいたほうが無難です。

2. 挨拶の後にこんな”お断り”を入れていれば安心

外国人のお客様と対等に話せる自信がないときは、最初に正直にこう伝えて、わかりやすく話してもらえばいいんです。最初に変に見栄を張ってしまうと、容赦ないネイティブ英語を浴び、肝心なビジネストークを完全に理解できない結果、お客様に「ビジネスの相手にならない」と印象づけてしまうかもしれません!

“I’m not able to understand English as quickly as native speakers and it might take time to explain myself properly in English, so I’d appreciate your patience with this.

私はネイティブスピーカーの方のように早い理解をすることができず、言いたいことをご説明するのに時間がかかるかもしれませんので、どうか気長にご対応いただけますと助かります。

その上で、相手の言っていることがちょっとわからないな?と思ったら、
”Would you say that again, please?” (もう一度言っていただけますか?)
”Would you say that more slowly, please?”(もう少しゆっくり言っていただけますか?)
と、都度聞くようにしましょう。ネイティブではないんですから、聞き取れないことがあって当然!知ったかぶりを積み重ねた結果、話の概要を掴めなくなってしまうのが一番やってはいけないパターンです。

ビジネスシーンで大切なのは、「英語の上手い人」ではなく「ビジネスの相手」として認められることです!

3. ビジネスにふさわしい世間話でビジネスマンとしての好感度アップ!

挨拶の後は、すぐにビジネストークを始めるのではなく、ちょっとした世間話で相手の心にあなたを印象づけましょう。そんなときには空気を和らげつつ、最後はあくまでもビジネスから脱線しない、こんな会話が最適です。

“How was your flight? You must be really tired from the long flight.”
フライトはいかがでしたか?長いフライトで本当にお疲れと思います。

“It’s starting to get warm and Cherry blossoms come out in early April in Tokyo. Many people enjoy not only looking at the cherry blossoms but eating and drinking under the cherry blossoms. What’s the weather like at this time of the year in your country?”
東京はあたたかくなり始め、4月初めには桜が咲きます。多くの人が桜を見るだけではなく、桜の下で飲んだり食べたりを楽しみます。あなたの国ではこの時期どんな気候ですか?

最後は、相手のビジネスについて聞いてみましょう。
“How’s your business?”
仕事は順調ですか?

“I like your tie.”(ネクタイ素敵ですね!)など、相手の身に着けているものなどを褒める、という方法も日常会話では効果的ですが、ビジネスシーンでは「ビジネスから脱線しない」が個人的にはオススメです。

4. 最後は“共通点”をアピールし、親近感を持たせる

一連の会話の中で何か自分との共通点を見つけられれば、その共通点をアピールしてみましょう。相手に親近感を持たせることで相手の記憶に残り、将来のビジネスやビジネス・リレーションシップが円滑になるはず!

“We’ve been in charge of the marketing department for several years and we seem to have something in common, don’t we?”

私たちは両方とも数年間マーケティング部に所属していますし、何かいろいろと共通点がありそうですね?

いかがでしたか?
容姿やキャラクターの濃さなどに頼らなくても、あなたの発する言葉によって、初対面で”記憶に残る人”になることはできるんです!ぜひ今回のフレーズを実際のビジネスの場で使ってみてくださいね!

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