【スマホ活用術】スマホの読み上げ機能で英語の「音」に強くなる！

英語のニュースや本を読んでいて、「この単語、なんて発音するんだろう」と思うことがよくありますよね。知らない単語の読み方を調べるには、以前は辞書で引いて発音記号を見て、音声データがあればそれを聞いて…という手順が必要でしたが、たいていのスマートフォンに読み上げ機能が搭載されている今、そんな手間をかける必要はなくなりました。この機能を使って、英語の「音」にもっと親しむ方法をご紹介します。

読めない単語を減らそう

スマホの読み上げ機能で一番使いやすいのは、単語単位での読み上げ。例えばウェブでニュース記事を読んでいて、こんな一文があったとします。

Two hundred amateur runners are allowed to register for the race.
（200人のアマチュアランナーが、そのレースへの登録を許可されている）

amateurは日本語で言うと「アマチュア」ですが、実際の発音は？そう思ったら、画面のamateurという部分をクリックして選択、ポップアップするウィンドウから「読み上げ」を選択すると、「アマチャ」という音が流れてきて、「最初のアにアクセントがあって、最後はチャと弱く発音するんだな、ということがわかります。（iOS 9.3.1の場合。アプリを利用する必要が出てくる場合もあります。）

英語を読むときは普段から頭の中で音を考え（もちろん、声に出してもかまいません）、音にできない単語が出てくるたびに、これを繰り返すようにしましょう。「読めない単語」が劇的に減っていきます。

スマホにニュースを読んでもらおう

読まなければならない資料がたくさんあるとき、「読むより話を聞くほうがラクだ」と思うことはありませんか？実は、英語でもそうです。本来は、読むより聞くほうが気楽にできるはずなのです。そこで、通勤電車の中などで毎日決まったニュースサイトにアクセスして、内容を英語で聞いてみることにしましょう。

単語の音声を聞くときと同様、聞きたい部分を選択し、スマホに「読み上げ」をさせます。とはいっても、いきなり聞いて理解するのは難しいかもしれないので、次のような手順で試してみるといいでしょう。
1）テキストにざっと目を通す。発音がわからない単語があったら、部分的に読み上げて音を理解しておく。
2）聞きたい範囲を選択して読み上げ。１、２段落、10～20秒程度の単位で試すのがおススメ。
3）再度テキストを見て、正しく理解できていたかどうか確認。

これを繰り返しているうちに、1）をしなくてもいきなり聞いてみることに抵抗がなくなり、やがて3）なしでも内容がわかるものが増えていきます。「聞いてわかる」ということに慣れてくると、今度は「読むのが面倒、聞いたほうが早い」と思えることも出てくるはずです。

オリジナルの音声付単語帳を作る

覚えたい単語・フレーズはやはり、リストを作って繰り返しチェックしておきたいもの。自分でオリジナルの単語帳を作っている人は多いのではないでしょうか。スマホを使えば、これが音声付になります。ニュース記事を日々読んだり聞いたりしながら、次のように単語・フレーズを集めていくのがおススメです。

1）気になる単語・フレーズが出てきたら選択してコピー、メモ帳アプリなどにはりつけ（ついでに意味も調べて書いておくとよい。）
2）あとから単語・フレーズをチェックする際、頭の中で音にするか、声に出して読んでみる。
3）うまく発音できなかったら「読み上げ」を使って音声チェック。

単語やフレーズを「覚える」というのは、意味やつづりを覚えることだと思ってきた人は多いかと思いますが、これで「音」も覚えることができます。例えば最初に挙げたamateurはつづりとともに「アマチャ」という音が頭に刻み込まれ、今度は「アマチャ」という音を聞いたときに、amateurというつづりが思い浮かぶようになります。

ちなみに英語の環境に慣れるため、スマホの利用言語を英語にしておくのもおススメです。同じ英語でも、「イギリス英語」「オーストラリア英語」などを選ぶことができる場合もあります。それでは、日本語表示での「読み上げ」は英語で言うと？これはreadでもtalkでもなく「speak」。「音を発する」という読み上げ機能にピッタリ来るのがspeakという単語なのです。

このように一番身近なツールであるスマホを使って、自分の生活をどんどん英語仕様にしていきましょう！