ビジネスコミュニケーションを円滑にする!英語で伝わる褒め言葉

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日本人は面と向かって褒められるのも、相手を褒めるのも苦手と言われています。しかし、相手を褒めることは、良好な関係を築き、コミュニケーションを円滑に図るのにも絶大な効果を発揮するもの。褒めることがごく日常的な欧米では、ビジネスの場面でも褒め言葉を適切に駆使できることは重要なスキルの一つです。

相手の努力や苦労をきちんと理解していると伝えたい。けれども歯が浮くようなお世辞ではなく、さりげない言い回しで気持ちを伝えたい。そんな方のために、覚えておくと便利な褒め言葉、フレーズを場面ごとにご紹介します。

ちょっと大げさ?くらいがちょうど良い!簡潔に感想を伝える“褒め言葉”

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シンプルで便利な褒め言葉

◆Great!
アメリカでは特に頻繁に用いられる褒め言葉です。またCool!も、若者言葉ながら、Greatと同じようなニュアンスです。
◆Perfect!
「完璧だ!」「申し分ない」
◆Super!
「いいね!」「すばらしい」
◆Fantastic!
Wonderfulとも似ていますが、もともとfantasticは「架空」を意味するphantasticusに由来し、「奇妙な」や「現実離れしている」という意味も持ちます。したがって、「不思議なほど」すばらしいといったニュアンスを伴うこともあります。

◆Tremendous!
「すばらしい」「すてきだ」
◆Sensational!
「世間があっというほど際立った」
◆Outstanding!
「ほかの似たようなものより明らかに優れている」「傑出している」

◆Marvelous!
「驚くべき」「すばらしい」
◆Amazing!
「驚くべき」の上に「すごい!」という意味が加わります。何かに対してびっくりするほど感嘆した時には、この単語が役に立ちます。
◆Awesome!
スラングの代表例ともいえるawesome。今では一般的な表現といってよいかもしれません。

「すばらしい」「最高だ」という意味合いで用いられます。wonderful や amazing と同様の意味合い、しかし感動や賞賛のニュアンスをいっそう強調する表現として用いられます。Coolより極端な言葉で、本当に好きなものや気に入ったもの、尊敬するものに対して使われます。

◆Impressive!
awesome よりも、「すごい!」と思った感情を強く示します。「感動した」と訳すこともできます。

ビジネスを加速する!コミュニケーション円滑化のための褒め言葉

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挨拶や社交辞令代わりの褒め言葉

日本人は初対面の相手を正面きって褒める習慣がありませんが、欧米特にアメリカでは、挨拶代わりに相手の服装や個性を称賛する傾向があります。

とはいえ、初対面で相手の外見を褒めることはなかなか勇気がいるもの。まずは相手の人柄や長所を見きわめて上手に引き出しましょう。

◆I enjoy spending time with you.
「あなたと一緒にいると楽しい。」
◆I love your positive attitude.
「あなたのポジティブな姿勢が大好きです。」

相手のファッションセンスを褒めるのも、こんなフレ-ズなら気軽に声をかけられるかもしれません。
◆That’s a cool tie.
「格好いいネクタイだね」
◆I really like your T-shirt. Where did you get it?
「君のシャツ、好きだよ。どこで買ったの?」
◆You have good taste!
「センスいいね!」

相手の考えや努力、成果を褒める言葉

(1)相手に賛同する褒め相づち

◆That’s right!
「その通り!」
◆Exactly right!
「まさにその通り!」
◆Right on!
「異議なし!」「まさにその通り!」「賛成!」

少しくだけた表現です。「そうだそうだ!」「賛成!」という同意を示したい時にも、「よし、その調子」「いいぞ!」という激励の場面でも用いられます。

(2)相手のアイディアや意見を褒める

◆Good thinking.「それは名案だ」
◆You got that right!
「正しい見解だ!」との意味ですが、That’s right.よりもあえて重々しく回りもった言い方にすることで、文字通り、正解をGetした!との強調が加わります。

That’s right.は、つい連発しがちなので、途中でこのフレーズを交えることによって会話が単調になるのを防げるという面でも覚えておくと便利です。ただし、口調によっては「それは当たっているけれどね・・」と皮肉めいたニュアンスになってしまう点では注意が必要です。

部下の成長を促す!社内で使える褒め言葉

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1. 相手の努力をたたえる場面で(「よくがんばったね」「なかなかいいよ!」)

◆That’s really nice.
「それはいいね!」
相手の申し出や提案に乗っかるときに使いましょう。nice!だけでは、弱いので、reallyを用いることで、言葉に表情をつけることができます。Sounds good!なども同じような場面で使えます。

◆Nice going.
「よくやった」「すごい」「上手じゃないか」
◆Good for you!
「よくやった」「でかした」「偉いぞ!」
(オーストラリアやニュージーランドでは、Good on you!が用いられます)
◆Keep it up!(Keep up the good work!)
「その調子。そのまま頑張れ!」
keep upには様々な意味がありますが、このフレーズでは「続ける」や「その状態を維持する」という意味です.

◆(That’s the) way to go!
「その調子!」「いいぞ!」
英語圏ではよく使われるフレーズです。直訳すると「(それが)行くべき道だ」という意味になりますが、あなたの道は間違っていない、そのまま進めというニュアンスを含めて、褒め言葉として用いられます。That’s theは、会話では省略されることが多いようです。

◆Good job!
「よくやった!」
「いい仕事をしていますね!」という同じ意味では、It’s a beautiful job!と表現することも可能です。相手の仕事を褒める際の常套句ですが、皮肉として「ひどいな!」という意味で使われる場合もあります。大きな失敗に、Good job!と声をかけられたら、嫌味か、励ますためのジョークと受け取りましょう。

2. (今までとくらべて)特に今の努力を誉める場面で

◆That’s much, much better!
「かなりよくなった!」
◆Well done.
「Good job!」と同じように使います。 You did well!, You’ve done well!と言っても同じ意味になります。
◆You outdid yourself today!
outdo oneselfは、「今までになくよくやる/懸命の努力をする」という意味です。現在完了形を用いることもあります。なおoutdoneもoutdidも、後半のdoneとdidにアクセントを置きます。
◆That’s quite an improvement.
「かなり改善されたね」
◆You are improving.
「確実によくなっている」「めきめき成長している」

3. 進捗具合や達成を褒める場面で

◆That’s coming along nicely.
「順調にはかどっているね」
Come alongは、物事が順調に進んでいる時や、進捗を聞く時に使う言い回しです。「進んでいる」ことがポイントなので現在進行形になります
◆You did it!
「ついにやったね!」
目標を実現したり、ゴールを達成したりしたときに称賛する定番フレーズです。
◆You’ve got it made
「うまくしあげたね」「やったね」
◆Keep working on it.
「このままの勢いでがんばって!そのまま続けて」
同じような表現で、上述したKeep it up!も挙げられます。この場合のitは、相手の行動を意味します。

4. 最高の褒め言葉を贈りたい、とびっきりの場面で

◆I’m very proud of you.
日本人には馴染みが薄い表現ですが、文字どおり「あなたのことを誇りに思う」という意味です。「本当に嬉しくて、人に自慢したいくらい」、「自分のことのように嬉しく喜ばしい」などとも訳せます。
◆That was first class work.
first class というと飛行機のファーストクラスを連想するように、「一級の、一等の」という意味があるため、That was first class workには「もの凄く上等な仕事ぶりだった。」という意味が込められます。頑張った相手への労いの表現、または褒め言葉として使ってみましょう。
◆Hats off to you.
「脱帽です」「あなたに敬意を表します」

5. 「きっとできると信じていた」と褒める場面で

◆I knew you could do it!
「あなたならできると思っていた」。
相手の成功に対して喜びの気持ちを示すと同時に、「達成できると信じていた」という信頼の意味合いも含まれます。一般的に友達や家族など仲の良い間柄で使われるフレンドリーな言い方です。
似た言い回しに、
◆Only you could’ve done that.
「さすが。それはあなたにしかできない」
◆Iknew you had it in you.
「成しとげるだけの能力や根性があると前から分かっていた」
という表現もあります。
◆That’s(人の名前) for you.
「さすが(誰々)だね」
誰かが素晴らしい才能や腕前を発揮したものの、以前からそのすごさを知っているため、とりたてて驚いてはいないニュアンスとして使われます。言い換えれば、普段からその人を高く評価していることの表れでもあります。

まとめ

以上、いろいろな角度から褒め言葉の例をご紹介しましたが、英会話においての褒め言葉は、ただ単純に相手を賞賛するためだけのものではありません。そこから話を弾ませ、発展させていくための糸口として、褒め言葉は機能するのです。

とりたてて難しい単語を使ったり、身構えたりする必要はありません。普段から褒め言葉のフレーズを蓄えておくと、身構えずにその場に応じて臨機応変に使いこなすことができ、英会話がいっそう楽しくなることでしょう。

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