JAL(日本航空)がいよいよLCCに参入することが決まり、大きな話題になっています。LCCとはlow cost carrier(格安航空会社)の略。航空券の運賃が一般の大手航空会社FSC(=full service carrier)よりも低いことが特徴ですが、機内食や預け入れ荷物が有料であるなど、サービス内容が大きく異なってきます。そこで、LCCを上手に使いこなしておトクに海外旅行をするための英語をご紹介しましょう。
LCCの航空券を英語で購入してみよう
LCCの航空券は、インターネットで購入します。アジアのLCCのウェブサイトは日本語化されていることが多いのですが、ヨーロッパのRyanair(ライアンエア)、easyJet(イージージェット)など、まだまだ予約に英語が必要な会社も数多くあります。ここでは、Ryanairを例にとってみましょう。
発着空港をチェック
「東京」に成田空港と羽田空港があるように、世界の主要都市には2つ以上の空港があることが多く、格安航空会社は比較的市内中心部を離れた空港を使うことが多いようです。「ロンドン」「パリ」というだけでなく、必ず空港名を確認しておくようにしましょう。
空港名の例:
London Heathrow Airport(ロンドン・ヒースロー空港)空港コードLHR
London Gatwick Airport(ロンドン・ガトウィック空港)空港コードLGW
London Stansted Airport(ロンドン・スタンステッド空港)空港コードSTN
大手航空会社の国際線はヒースロー空港に発着することが多いのですが、Ryanairはガトウィックやスタンステッド、またはロンドンのその他の空港から発着します。日本発着便と乗り継ぐ際は、空港間の移動についても確認しておく必要があります。
航空券の条件を選ぶ
同じ便でも航空券の料金は一律ではなく、サービス内容によって料金が異なってきます。例えば、Ryanairには以下のような違いがあります。
Standard fare:付属サービスのない、最も安い料金
Plus:以下のサービスがついています。
・Priority & 2 Cabin Bags(優先搭乗と機内持ち込み手荷物2個)
・Reserved standard seat(座席指定*指定できる座席に制限あり)
・20kg check-in bag(預け入れ荷物20kg)
Flexi Plus:Plusに加え、以下のサービスがあります。
・Any reserved seat(制限なしの座席指定)
・Security Fast Track(セキュリティチェック優先通過)
・Free airport check-in(空港チェックイン無料*通常はオンラインチェックインのみ無料、空港チェックインは有料)
・Flexible tickets(航空券変更可)
日本から海外旅行で行く場合は、「20kg check-in bag(預入れ荷物20kg)」が必須ですね。その他も、自分に必要な条件を確認しておきましょう。
航空券が決まったらウェブ上でcheck out(購入)へ。passenger details(乗客情報)の欄で、名前やメールアドレスなどを入力します。なお、Ryanairでは購入前のsign up(登録)も必要です。
オンラインチェックインを忘れずに
最近は航空会社のウェブサイトでonline check-in(オンラインチェックイン)を行い、boarding pass(搭乗券)を発行してもらうことが多くなってきました。Ryanairの場合、事前にこれをやっておかないと、空港でpenalty(罰金)を取られます。上記のFlexi Plusを選択した場合以外は、必ずonline check-inを行い、boarding passをプリントアウトしていきましょう。
LCC路線で必要とされる、空港と機内の英語
航空会社のカウンターで荷物を預け、security control(セキュリティチェック)を通過してpassport control(入国管理)へ、という流れも、LCCの場合には少々勝手が異なることがあります。Ryanairの場合は、次のようなことに注意してください。
Visa Checkを受ける
オンラインでチェックインすると、普通、預ける荷物がない人はそのままsecurity controlへ向かうのですが、Ryanairの国際線に乗る場合、EU市民以外は皆、カウンターでboarding passにVisa Checkのスタンプをもらいます。これは「渡航先の国に入国するためのビザに問題がない」という確認スタンプです。
会話例
乗客:Can I have the Visa Check stamp?
(ビザチェックのスタンプをもらえますか?)
係員:Sure. Here you are.
(はい。どうぞ)
追加料金を支払う
インターネットで航空券を買うときに、うっかり荷物を含めなかった、もしくはboarding passをプリントアウトしてこなかった、などということきは、カウンターでこんなふうに尋ねてみましょう。
会話例
乗客:
I booked Standard fare but I have a suitcase to check in. How much does it cost?
(Standard fareを予約しましたが、預け入れスーツケースが1個あるんです。いくらかかりますか?)
I didn’t check in online.
(オンラインチェックインしませんでした)
I didn’t print out the boarding pass.
(搭乗券をプリントアウトしませんでした)
係員:
OK. It’ll cost you extra XX euros.
(わかりました。追加でXXユーロかかります)
機内食や飲み物を注文する
Ryanairでは、機内の飲食物はすべて有料。空港で買って持ち込むことも可能ですが、温かいコーヒーがほしい、といったときは、こんなふうに頼んでみましょう。機内で小銭のやり取りは不便、クレジットカードで支払えます。
会話例
乗客:
Can I have a coffee?
(コーヒーもらえますか?)
客室乗務員:
Sure, 3 euros. Cream and sugar?
(はい、3ユーロです。ミルクと砂糖は?)
乗客:
Only cream, please.
(ミルクだけお願いします)
客室:
Here you go.
(はい、どうぞ)
乗客:
Thank you. I’ll pay by credit card.
(ありがとう。カードで払います)
まとめ
LCC会社によってシステムは少しずつ異なりますが、荷物にさまざまな制限があること、機内サービスが有料であることなどが共通しています。なお、近距離・中距離の路線であるためか、inflight entertainment(機内エンターテイメント)は設置されていないことが多いようです。
近場の旅行者は預け入れ荷物代を払うよりも無料の機内持ち込み荷物にしてしまいたいと思うらしく、Priority & 2 Cabin Bags(優先搭乗と機内持ち込み手荷物2個)の特典をつけて乗っても、いざ機内に入ると荷物スペースがもういっぱい、座席からはるかに離れたところにようやく収納できた、などということになりかねません。これを避けるには、優先搭乗を生かして早めに機内に乗り込むことです。
欧米での旅行シーズンのピークは、春のEaster(復活祭)とChristmas(クリスマス)のとき。この時期は早めに航空券を押さえるのはもちろん、空港にも早めに行って、余裕を持って搭乗できるようにしたいですね。
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