「ディスる」を英語で言うと? 若者の間で流行中のスラングでJKとミレニアルズを知ろう!

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突然ですが、日本の高校生がSNSで使う言葉「フロリダ」を知っているでしょうか。「フロ(風呂)に入るからチャットをリダツ(離脱)する」を略して「フロリダ」。もはや大人にとっては日本語すら難解な時代ですね。ちなみに、これを英訳するとしたら、欧米ではお風呂よりシャワーに入る人のほうが多いので、Off to shower.(シャワー浴びに行く)。ほかにも、「ディスる」「ワンチャン」など、今回は日本のJK(女子高生の略)と海外の若者の間でよく使われるスラング英語をご紹介します。

日本の若者言葉を英語にすると?

そのままでは「絶対英語にならない!」と思うかもしれませんが、ちょっと工夫して表現してみると、SNSの英語のやりとりなどで使えるフレーズになります。

気持ちや考えを表す表現

ありよりのあり=Absolutely yes.
「かなり高い確率である」ということ。absolutelyは「絶対に」。「なしよりのあり=Possibly yes.(多分、ある)」「ありよりのなし=Possibly no.(多分、ない)」「なしよりのなし=Absolutely no.」のように応用できます。

ディスる=diss
元は英語のdisrespect(軽蔑する)からきているようですが、They are dissing Jim.(彼らはジムをディスってる)のように、英語のdissという動詞がそのまま使えます。

ワンチャン=proly
one chance(ワンチャンス)の略ですが、英語のone chanceは「1回だけのチャンス」という意味であるのに対し、日本語の「ワンチャン」は、「多分」というニュアンス。probably(多分)を略したprolyが、近い表現だと言えます。

会話例:
A: Mike was dissing me. Is he coming today?
(マイクは私のことディスってたの。今日来る?)
B: Possibly no. Or proly he is sorry about it.)
(ありよりのなし。ワンチャン、後悔してるかも)

あいづち表現

それな=That’s it.
「そう、そのことだ」と同意する言い方で、英語のThat’s it.がそのまま当てはまります。

ちょま!=Wait a sec!
「ちょっと待って」の略ですが、英語でもsecond(秒)を略してWait a sec!(1秒待って=ちょっと待って)のように言います。なお、日本の若者が言う「秒で」は「すぐに」ということですが、英語でもIn a sec.(1秒で=すぐに)のように言えます。

おけまる=Gocha!
「OK」に「。」をつけたのが「おけまる」ですが、英語ではI got you.(わかった)を略したGocha!が近い感じ。「ガチャ」といった発音になります。

会話例:
A: Wait a sec! I left my wallet.
(ちょま!お財布忘れた)
B: Gotcha! I’ll be here.
(おけまる。ここで待ってる)

今どきの英語スラングを日本語にすると?

英語の世界にも、若者が好んで使うスラングがあります。あまりよく知らない相手に使うとドン引き(put off)されてしまうかもしれませんが、いくつか代表的なものを知っておくと、SNSなどで使われているときに読んで理解できるでしょう。

気持ちや感想を表す表現

for real=まじで
Really.という言い方もありますが、アメリカの若者の間では、For real.がよく使われているようです。

extra=やりすぎ
本来は「余分な」「特別な」ということですが、「度を越えている」という意味で使われることがあります。

hundo P=100パーセント
hundred percentの略で、「絶対、間違いなく」ということ。

会話例:
A: Jane was extra. She didn’t have to be so mad.
(彼女、やりすぎ。そんなに怒る必要なかったのに)
B: Hundo P. Hard to understand.
(確かに。理解しがたいね)

あいさつ表現

Suh?=よお
What’s up?を略してSup?のように言っていたのが、ついにpもなくなってSuh?(サー)だけになってしまいました。日本語で「よお」「やあ」と言うのに近いかもしれません。

Gotta go.=行かないと
これは以前から使われている口語表現。I have to go.⇒I’ve got to go.⇒Gotta go.と、略されてきました。gottaは「ガラ」のように発音され、「ガラゴウ」のように聞こえます。

Cya.=またね
See you.というあいさつ表現を、see=c、you=yaと略し、Cya.(シーヤ)と書いたり言ったりするようになりました。

会話例:
A: Suh?
(よお)
B: Suh. Gotta go. Cya.
(よお。行かないと。またね)

まとめ

日本では「女子高生」のことをJKと訳し、若者言葉を「JK語」と言ったりしますが、英語ではMillennium(西暦2000年)以降に成人する、今どきのはやり言葉を使う若者をMillennials(ミレニアルズ)と呼ぶようです。皆さんもぜひ、Millennials language(ミレニアルズ語)の世界に親しんでください!

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