久々に会った友人に、「久しぶり!」と言いたい時、ありますよね。そんな時、「Long time no see」という表現が真っ先に出てくるのではないでしょうか。もちろん間違いではないのですが、ネイティブが好んで使う表現は他にもたくさんあります。また、「久しぶりに電話で話した」「久しぶりに食べた」など、「会う」以外の行動につく「久しぶり」についても合わせてご紹介したいと思います。
“Long time no see”に代わる「久しぶり」の基本英語
「久しぶり」という表現で真っ先に口から出てくるのは「Long time no see」ではないでしょうか。しかし実際はネイティブがよく使う表現は「Long time no see」以外にも沢山あります。まずはそんなネイティブがよく使うナチュラルな表現をマスターしていきましょう!
カジュアルな「久しぶり」を表わす英会話フレーズ
It’s been ages
It’s been ages! How have you been?
(すっごい久しぶり!どうしてたの?)
「Age」は「時代」の意味で、直訳すると「何時代かぶりだね」という少し大げさな表現ですが、ネイティブの間では友人や知人間でよく使われます。似たカジュアルな表現で「It’s been a while.(しばらくだね)」や「It’s been a long time.(久しぶりだね)」というものもありますが、「It’s been ages.」はその中でも最も「久々感」を誇張した言い方で、「ages」の部分を特に強調して発音します。また、「How have you been?(どうしてたの?)」も久々に会った人との会話ではよく使われる便利な表現ですので、セットで覚えましょう!
丁寧な「久しぶり」を表わす英会話フレーズ
I haven’t seen you for a long time.
I haven’t seen you for a long time. You haven’t changed much.
(お久しぶりです。お変わりないですね。)
目上の人やビジネスの場で使う「久しぶり」は、「I haven’t seen you for a long time.」のような、英文として簡略化していない文章が適しています。「It’s pleasure to see you after such a long time.(久々にお会いできて嬉しいです。)」なども同様に丁寧な表現として使えるフレーズです。「You haven’t changed much.」は「(相変わらず)若々しい」と、相手が歳を重ねても老けていない事を表す褒め言葉ですので、久々に会う人にはお勧めの良い表現です。
久々に会えた喜びを表す英会話フレーズ
Good to see you again!
If it isn’t you, Keiko! Good to see you again!
(あなた、けいこじゃない!久々に会えて嬉しいわ!)
久々に会った友人などに再会の喜びを伝える表現です。同じような表現に「So nice to see you again!(久々に会えて嬉しいよ!)」などもあります。「If it isn’t 〜」は「あれ〜じゃないか」という意味で、顔見知りの人などを見かけた際に使える表現です。「If it isn’s Mat!(あれマットじゃない!)」などという風にも使えますよ。
「〜年ぶり!」を表わす英会話フレーズ
for the first time in 〜 years
This is for the first time in 10 years to see, isn’t it?
(会うのは十年ぶりじゃない?)
「久しぶり」という代わりに、「〜年ぶりだね!」ということもあるでしょう。そんなときに便利な表現です。「〜 years」の部分を「〜 months(〜ヶ月ぶり)」「〜 days(〜日ぶり)」と置き換えることもできますよ!
「〜するのが久しぶり」を表わす英語表現
「会う」のが「久しぶり」という表現だけでなく、「食べるのが久しぶり」「話すのが久しぶり」「見るのが久しぶり」など、様々な行為に対して「久しぶり」をつけて表現したい時もありますよね。そんなとき「Long time no see」には頼れません。そこで次に、多様な行動や行為にも対応できる「久しぶり」の表現をご紹介したいと思います。
「最後に〜してから●年もたった」を表わす英会話フレーズ
The last time 〜 was ● years ago.
The last time I played baseball was almost ten years ago.
(最後に野球をしてからほぼ10年がたった)
The last time I ate sushi was about 1 year ago.
(1年くらい寿司を食べていないよ)
「The last time」の後に色々な行為をつけることで、「その行為を長い期間していなかった」と伝えることができる便利なフレーズです。日本語訳は「最後に〜してから●年たった」だけでなく、「●年も〜していない」と訳すこともできます。
「最後に〜したのを覚えていない」を表わす英会話フレーズ
I can’t remember the last time 〜
I can’t remember the last time I had a vacation.
(最後に休暇をとったのなんて覚えていない)
I can’t remember the last time I was here.
(最後にここにいたのを思い出せないよ。)
I can’t remember the last time I had pizza that good.
(こんなに美味しいピザを食べたのはいつぶりだろう。)
直訳すると「最後に〜したのを覚えていない」という意味ですが、久々に何かをするときにも使える表現です。「The last time」の前に「When」を入れて表現することもありますが、意味は同じです。「I had pizza that good」の「that」は、この場合「こんなに〜」「そんなに〜」と訳す副詞です。
「Long time no see」を派生させて
Long time no talk
(久々に話すね。)
Long time no mail
(久々にメールをします。)
Long time no write
(久々に手紙を書きます。)
「Long time no see」は「久しぶりに会う」時にのみ使える表現ですが、「see」の部分を派生させることで別の行為にも使えます。電話で久々に話すときは「Long time no talk」、メールを久々に出すときは「Long time no mail」、手紙を書くときは「Long time no write」などが一般的な派生形で、よく目にします。ただしカジュアルな表現で、ビジネスの場では使えませんので、あくまで友人知人にのみ使用しましょう。
「しばらくの間〜していない」を表わす英会話フレーズ
I haven’t 〜 in a while.
I haven’t been to my hometown in a while.
(しばらくの間故郷に帰っていない。)
You haven’t been out here in a while, have you?
(しばらくこっちの方に来てなかったよね。)
I haven’t spoken Japanese in a while.
(しばらくの間日本語を話していない。)
例えば「久しぶりに日本語を話す」と言いたい時などは、3つ目の例文を使って「しばらく日本語を話していなかった」と言い換えることができます。「I haven’t〜」の「〜」の部分を動詞の過去分詞形にして、「しばらく食べていない」「しばらく見ていない」など、あらゆる行為に応用することができます。
「久しぶり」と言われたときの返答方法
これまで「久しぶり」の様々な表現をご紹介してきましたが、相手に「久しぶり」と言われた際にはどう返事をすればいいのでしょうか。
「元気にしてた?」:How have you been?
It’s been ages! – Yeah! How have you been?
(久しぶり!- ほんと!元気にしてた?)
解説:ずっと会っていなかった間、元気にしていたかどうかを聞くフレーズです。もちろん「How are you?」と、「今」元気なのかどうかを訪ねてもいいでしょう。「How have you been?」と聞かれたら「I’ve been doing well!(元気にしてたよ!)」「I’ve been great! And you? (元気だったよ!君は?)」などと答えて会話を続けていきましょう。
「最近どうしてた?」:「What have you been up to?」
What have you been up to? – Same old same old.
(最近どうしてたの? – 特に変わらずいつもと一緒だよ。)
解説:会っていなかった間に何をしていたのかを尋ねるフレーズです。カジュアルな表現ですので上司などに使うのはNG。特に何も変わりがない場合は「Nothing much.(特になにもないよ)」「Nothing new.(特に新しいことはないよ)」などの表現や、「Same old same old(いつもと一緒だよ)」はよく使われる表現です。もし何か大きな変化があったのであれば「Actually, I changed my job.(じつは仕事を変えたんだ)」などと話を展開させてもOK。
「元気そうだね!」:「You look great!」
Kathy! Long time no see! – It really is! You look great!
(キャシー!久しぶり!- ほんとに!元気そうね!)
解説:「久しぶり!」と言われたら、「元気そうね!」と相手の見た目の印象を伝えるのもよいでしょう。「You haven’t changed at all(ぜんぜん変わらないね!)」や「You’ve changed a lot!(見違えたね!)」など相手を褒めるような表現も好まれます。「It really is!」は「ほんとに(久しぶり)!」と相手の言ったことを肯定する表現です。
まとめ
道で久々に会った相手とは、たいてい「久しぶり!」の言葉から会話が始まります。スムーズにその会話に入っていけるように、ぜひいくつかの「久しぶり」フレーズは知っておきたいものです。またそこから自然と近況を報告しあうなどして、旧友との久々の会話を弾ませてみてくださいね。
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