明日の服装を決める際や洗濯物を干す前などにチェックする天気予報。私達の生活には欠かせないものですよね。「天気予報が当たらなかった」など、その的中率が話題にあがることもよくあるものです。そんな天気の話題は英語で会話を始める際にも便利なネタですが、意外とスムーズに単語が出てこなくて焦ることも。今回はそんな天気にまつわる英語表現と海外の天気予報事情をご紹介します。
基本の天気を表す英語フレーズ
天気の話題は会ったばかりの人とでも交わすことができる非常に便利な話題ですよね。ここで今一度、天気を表す英語フレーズを復習して、口からさっとフレーズが出るようにしておきましょう!
天気の基本表現
「晴れ」「雨」などの表現は、簡単なようで実は色々な単語があり、相手の言葉を聞き取れずに気まずい思いをしたという声を聞く事もあります。まずは天気の基本表現を総ざらいしてみましょう。
晴れの表現
晴れといえばよく出てくるのは形容詞の「sunny」ですが、実はネイティブは「clear」や「fine」といった形容詞もよく使っています。「clear」は空が澄み切っているというイメージ、「fine」は「良い」という意味から、天気で使う際には「晴れた」という意味になります。
It’s sunny today.
(今日は晴れましたね。)
The sky is clear.
(空が晴れていますね。)
It was fine yesterday.
(昨日は晴れました。)
雨の表現
雨というと「rain」ですが、上記の3つの例文はすべて実は品詞が異なります。1番目が形容詞「rainy」、2番目は動詞「rain」の現在進行形、最後は名詞の「rain」です。「激しい雨」の意味の「heavy rain」は、「軽い雨」なら「light rain」に置き換えることができますよ。
It’s going to be rainy tomorrow.
(明日は雨が降るでしょう。)
It is raining now.
(今雨が降っている。)
We had heavy rain in Osaka.
(大阪は激しく雨が振りました。)
また、雨は「土砂降り」や「霧雨」「雷雨」など色々な種類がありますよね。それらは「rain」を使わず下記のような表現をすることができますよ。
It drizzled on and off.
(霧雨が降ったりやんだりした。)
It’s only a shower.
(単なるにわか雨だよ。)
It’s pouring.
(土砂降りだ。)
There was a big thunderstorm.
(すごい雷雨だった。)
「霧雨」「小雨」の意味の「drizzle」。「on and off」で「降ったり止んだり」と表現します。「shower」は急に降り出す雨のこと。イギリスなどではこういったにわか雨が多いものです。「注ぐ」という意味の「pour」は、水を注いだように「ざーざー降る」「土砂降りに降る」という意味があります。「雷」の意味の「thunder」が雨を伴うと「thunderstorm(雷雨)」になります。「thundery rain(雷雨)」「thunder shower(雷雨)」とも表現しますよ。
曇りの表現
曇りの代表的な単語は「cloudy」ですが、「overcast(どんよりと曇る)」もよくネイティブが使う単語です。「overcast」は特に「空を雲が覆う」というようなニュアンスがあります。
It is going to be cloudy tomorrow.
(明日は曇りでしょう。)
The sky has become overcast.
(空が曇り出した。)
雪の表現
雪といえば「snow」。3つの例文は、それぞれ頭から「動詞のsnow」、「名詞のsnow」、「形容詞のsnowy」で表現されています。3つ目の例文は進行形を使って「It’s snowing here.」と表現しても同じ意味ですね。
It’s going to snow this weekend.
(この週末は雪が降るようです。)
We had lots of snow yesterday.
(昨日は沢山雪が降った。)
It’s snowy here.
(こちらは雪が降っています。)
天気予報の表現
「天気予報」といえば「weather forecast」と真っ先に出てくるのではないでしょうか。単に「the forecast」とだけ述べても通じますよ。「weather prediction」の「prediction」は「予測」という意味。「Estimation」は「estimate(推定する)」の名詞形です。
Let’s check the weather forecast.
(天気予報をチェックしよう。)
The weather prediction for today is not accurate.
(今日の天気予報はあたっていない。)
What is the weather estimation for this weekend?
(今週末の天気予報はどうですか?)
気温の表現方法
気温は「temperature」と表現します。最高気温は「high」、最低気温は「low」だけで通じますよ。日本では「摂氏25度」と「Celsius」を使いますが、アメリカでは「Fahrenheit(華氏)」が使われています。
What’s the temperature outside?
(外の気温は何度ですか?)
Yesterday’s high was twenty-five degrees Celsius.
(昨日の最高気温は摂氏25度だった。)
Today’s low was below zero.
(今日の最低気温は氷点下でした。)
よく使われる天気に関する英語表現
天気予報を見ているとよく耳にする「曇りのち晴れ」や「ぐずついた天気」などは英語でどう表現するのでしょう。海外旅行中に明日の天気がチェックできるよう、ぜひ下記のようなフレーズをマスターして下さい。
曇りのち晴れ
It is going to be sunny then it will get cloudy later.
(今日は晴れて、それから曇ってくるでしょう。)
Today there will be some sunshine, followed by clouds later in the day.
(今日は晴れてその後曇りとなるでしょう。)
1つ目の例文を応用すると、「雨のち晴れ」は、「It is going to be rainy then it will get sunny later.」と表現できます。「followed by〜」は「後に〜になる」の意味。
時々晴れ
「partly」で「時々」、「occasional」も「時々の」という表現です。「cloud with occasional sunshine(曇り時々晴れ)」のようにも使えますよ。
It’ll be partly sunny today.
(今日は時々晴れるでしょう。)
We will see clouds with occasional rain tomorrow.
(明日は曇り時々雨でしょう。)
ぐずついた天気
雨が降ったり止んだりの「ぐずついた天気」は「rain on and off」と表現します。「on and off」はもともと「不規則に」「時々」の意味があり、「雪が降ったり止んだり」であれば「snow on and off」と応用可能。
It will rain on and off tomorrow.
(明日はぐずついた天気となるでしょう。)
心地よい天気
「pleasant」は「快適な」という意味で天気のいい気持ちいい日に使われます。「nice and sunny」は「湿度や気温がちょうどよく、晴れている」という時に使う口語で、「nice and cool」なら「ちょうどいい涼しさ」、「nice and warm」なら「ちょうどいい暖かさ」といった具合に応用できます。
It will be a pleasant day.
(気持ちのいい日になるでしょう。)
It’s nice and sunny.
(天気が良くて気持ちいいね。)
海外でもニュースで天気をチェックする?
日本でも「天気予報が当たらなかった」と愚痴をこぼすことがありますが、実は日本の天気予報の的中率はかなり高いことをご存知でしょうか。
日本では独自の気象衛星や高額なスーパーコンピューターを用いて10分おきに天気を解析することが可能です。又そもそも気象予報士の国家資格があるのは日本だけだそう。
一方独自の気象衛星やスーパーコンピューターがなく、他国の情報で天気を予測している国も多いそうです。またその地形や位置のせいで天気がとても変わりやすく、予測自体がとても難しい国もあるのだとか。そんな中で海外の人々はどのように天気予報をチェックしているのでしょうか?
ニュースで天気予報をチェック
海外でもやはりニュースの中で天気予報のコーナーがあります。アメリカやカナダではケーブルテレビが発達しており、天気予報専門チャンネルで1日中天気を確認できるので便利です。アメリカでは国家資格としての気象予報士はいませんが、気象学会に承認された気象キャスターが天気予報を画面いっぱいに伝えます。的中率としては、全国ニュースになると、天気予報もかなり大きく区切られた州ごとなどになるため、当たりにくいという声も。
アプリやウェブで天気予報をチェック
テレビのニュースではカバーできない細かな地域ごとの天気予報も、ウェブやアプリなら場所を特定してピンポイントで教えてくれるので、日本と同様、世界でも重宝されているようです。天気予報が当たらないと自嘲することが多いイギリス人も「アプリのおかげで少しは当たるようになった」と感じているよう。
そもそも天気予報を確認しない
天気予報はニュースやアプリで確認できても、実際はあまり天気予報を確認しないという国の人も多いよう。例えばアメリカなどの国土の大きい地域では車社会であるが故に、雨が降ってもそこまで困らないといった理由があります。また、イギリスのように日常的に天気が変わりやすい国では、いちいち傘を持ち歩くのではなく、傘の代わりに「マッキントッシュ」や「バーバリー」などのおしゃれな防水コートを常に着用して平気で雨の中を歩いているのをよく見かけます。
まとめ
天気の表現は中学の時に習う簡単なものから、少し複雑な表現まで様々ですよね。海外旅行で現地のニュースなどを聞くと意外に聞き取れなかったりするものです。今回ご紹介したいくつかの表現をぜひ参考にしつつ、インターネットで海外の天気予報動画などをチェックしてみて下さい。きっと覚えたての表現も沢山出てくると思いますよ。
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