RADWIMPS、RAMPAGEなど、最近日本で話題のミュージシャンが、名前に英語を使うことが増えているようです。若者に人気があることから、あまりなじみがない単語でも、意外に中高生がその意味を知っていることも。そこで、英語名を使っている人気のミュージシャンと名前の由来、またその言葉が英語圏でどのように使われているかをご紹介します。
J-POPアーティストの英語名
Mr.Children、DREAMS COME TRUEなど、英語名のミュージシャンは昔からいますが、割合わかりやすい名前が多かったように思います。最近のアーティストは、聞いてもすぐに意味がわからない、でも響きがカッコいいというのが特徴です。
▼RADWIMPS(ラッドウィンプス)
アニメ映画『君の名は。』の主題歌『前前前世』でよく知られている4人組のバンド。radはradical(過激な)の略で、「スゴイ」「サイコーの」といった意味で使われるスラング。非ネイティブが使うとちょっと不自然な感じがするかもしれません。
wimpは「弱虫」という意味でよく使われる語で、「ビビり」という感じに近いかもしれません。なお、radwimpと一語にするのは、バンドのオリジナルの呼称で、普段の英語にはありません。
He’s a wimp.
(彼は弱虫だ)
▼THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(ザ・ランペイジ・フロム・イグザイル・トライブ)
人気グループEXILE(イグザイル)の派生ユニット。rampageは「大暴れ」「暴走」といった意味。人ではなく、物や出来事を指します。「暴れ回る」という動詞としても使えます。普段の会話というより、ニュースなどで耳にすることがあるかもしれません。
なお、exileは「亡命」「国外追放」といった意味で、これも英語圏のニュースなどで聞くことがあります。tribeは「部族、一族」で、EXILE TRIBEは「EXILE族」といった感じです。
The shooter was on a rampage.
(銃撃犯は大暴れしていた)
▼ポルカドットスティングレイ(Polkadot Stingray)
カタカナが正式名称。polka dotは「水玉模様」、stingrayは魚の「アカエイ」ですが、実はpolka-dot stingray(ポルカドット・スティングレイ)という名前の魚がいて、その名の通り、水玉模様の斑点があります。
I got a shirt that has polka dots on it.
(水玉模様のシャツを買った)
▼BUMP OF CHICKIN(バンプ・オブ・チキン)
1999年から活動しているバンド。大ヒットした曲『天体観測』は、今でもカラオケでよく歌われているようです。bumpは「ドシンと突き当たる」もしくは、「ドシン」「バタン」という擬音で、英語圏のマンガで「ドシン!」という音を”Bump!”と表現することがあります。
chicken(チキン)には口語で「臆病者」という意味があり、ケンカをしたときに”You are a chicken!“(お前は臆病者だ!)と相手を罵ったりします。英語圏ではbump of chickenという言葉の組み合わせは使いませんが、ネイティブが聞くと「弱虫がドスンとぶつかってくる」というようなイメージでとらえるかもしれません。
Oh, no! I bumped into a car.
(どうしよう!車ぶつけちゃった)
K-POPアーティストの英語名
今や世界で活躍するようになった韓国のミュージシャンやアイドルたち。日本でも、J-POPのアーティストたちと同じように音楽活動をしています。いくつか注目したい名称をご紹介します。
▼TWICE(トゥワイス)
泣いている顔文字(T_T)を表す振り付けの「TTダンス」で話題になった、韓国の女性アイドルグループ。日本ではNHKの年末紅白歌合戦にも出場し、多くの世代にその名を知られるようになりました。
twiceは「二度」という意味で、英語では通常、once(一度)、twice(二度)、three times(三度)…というように数えます。「2回も」「2度とも」と強調したいときに、two timesと言うこともあります。
The house is twice bigger than the last one.
(この家は、前のやつの2倍大きい)
▼DREAMCATCHER(ドリームキャッチャー)
韓国の女性アイドルグループ。ヘビーメタル風の衣装とメイク、激しいダンスが話題になっています。
dreamcatcherはそのままだと「夢を捕らえる人」ですが、元々、ネイティブアメリカンが使うお守りのこと。網目を入れた輪を吊るしておくと、nightmare(悪夢)がその網に引っかかってくれると信じられており、今では世界各地でお土産品として売られています。
dreamは、dreams come true(夢が実現する)、catch your dream(夢をつかむ)、give up on your dream(夢をあきらめる)のようないろいろな言い回しがあり、アーティストの名前と一緒に覚えておくといいかもしれません。
Don’t give up, catch your dream!
(あきらめないで、夢をつかんで!)
まとめ
勉強のために英語を読んだり聞いたりするのは大変かもしれませんが、普段の生活の中で見聞きする英語の言葉に注目し、「これは何という意味だろう?」「どういうふうに使うんだろう?」と調べる習慣をつけると、自然に語彙を増やすことができます。
そして、今度RADWIMPSの曲を聞いたときに、「wimp、弱虫か」と、自然に思い出せるようになるはずです。ぜひ、英語名を持つお気に入りのミュージシャン、タレント、アイドルの名前を、辞書で調べてみてください。
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