これが王道!超初心者のための英語勉強法

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「英語の勉強を一からやり直したいけれど、何から始めればいいかわからない」という人は多いと思います。勉強法や学習書は多種多様なものが数えきれないほどあり、何をどう選べばよいか、迷ってしまうはず。そこで、「リスニング」「スピーキング」「リーディング」「ライティング」について、誰にとっても役立つ、最も王道とされる勉強法をご紹介します。

勉強の大敵「苦痛」「飽きる」「続かない」を克服!

「英語は学校で勉強したきりで、ほとんど忘れてしまった」「話せるようになりたいと思って自分で勉強を始めてみたけれど、何度も挫折している」という声をよく耳にします。そこでまず、超初級者の方でも無理なく勉強を始め、確実に上達するための心構えをお教えします。

英語をマスターするための心構え5か条

1. 時々長時間よりも、毎日少しずつ

「覚える」というより「慣れる」ことが大切なので、週に1、2回何時間も勉強するよりも、1日10~15分でよいので、毎日英語に触れることが肝心です。いわゆる”勉強”でなくても、「ニュースを英語で聞いた」「ウェブで英語のブログを読んだ」といったことでかまいません。

2. すき間時間を活用

これを続けるには、毎回机の前に座って取り組むのではなく、通勤電車の中や休み時間に、スマートフォンなどで気軽に英語に接する必要があります。

3. 好きな素材を見つける

また、興味がないこと、つまらないことを「勉強だから」と思って続けようとすると苦痛になってしまうので、映画・音楽・ファッション等、興味が持てる内容を扱っている素材を見つけましょう。

4. 飽きないよう、いろいろなことをちょっとずつやる

本来は、同じ素材を何度も繰り返し聞いたり読んだりするとよいのですが、これをずっと続けているとすぐ飽きてしまいますよね。いろいろな勉強を平行して、ちょっとずつやるのが理想です。

5. 自分の実力よりちょっと上のものを取り入れる

また、簡単ですぐわかるものは最初はやりやすくてよいのですが、力を伸ばすことができず、比較的早めに飽きてしまいます。ちょっと難しめで「これができるようになったらいいな」と、やりがいを感じさせるものがいいでしょう。

では、具体的にどのような勉強をすればよいかをご紹介します。

リスニングは「音の理解」から始めよう

「リスニング力を伸ばすには、聞き取れるようになるまで何度も繰り返し聞けばよい」と思ってはいませんか?同じものをただ何度も聞いていても、聞く力は伸びません。リスニングの最大のコツは、まずは「音の理解」です。

例えば次のような表現を聞き取りたいとします。

pick it up(それを拾う)

a)間の音がくっついて、「ck+i=キ」「t+p=タ」のようになります。
b)さらに、tの音が弱くなると「r」に近くなり、「タ⇒ラ」に聞こえます。
c)つまり、pick it up=ピキラップ のように聞こえます。

こういったことを理解してから聞くと、今まで聞き取れなかった語も、自然に耳に入ってくるようになります。

リスニング勉強法1「発音理解」

1. 「くっつく音」「変化する音」など、音の変化について説明している教材を用意する。

教材例:
・『英語リスニングのお医者さん』(西蔭浩子著、ジャパンタイムズ刊)
・『世界一わかりやすい発音の授業』(関正生著、KADOKAWA刊)

2. 教材の練習をやってみる。

全部理解して練習問題を解こうとする必要はありません。「つながる音」「変化する音」など、これまで知らなかったことに気づくようにしましょう。

3. インターネットやテレビなどで英語を聞き、変化する音を探してみる

★ワンポイント:教材は読んで聞くだけでなく、自分で声に出して練習すると効果的。

リスニング勉強法2「見ないで聞く」

1. 英文テキストのある動画を用意する。

映画やドラマなど、見ていると内容が推測できるものがよいでしょう。

教材例:
・You Tubeの字幕付き動画。「cc」(字幕)マークのついているものが字幕表示可能
・英語字幕付きDVD
・「スクリーンプレイ」(https://www.screenplay.jp/)。セリフと訳を載せた書籍

2. 英文テキストを見ないで、通して見る。

3. 英文テキストを見ながら聞く。

途中で止めて訳を読んだり単語を調べたりして、きちんと内容が理解できるようにします。

4.英文テキストを見ないで、再度通して見る。

★ワンポイント:2回目に見るときは、聞き取れる個所がだいぶ増えているはずです。さらに聞き取れるようにするには、2~3を何度か繰り返します。

スピーキングは「声を出す」のが基本

「話す練習は、相手がいないとできない」という人がいますが、初級者の場合、そもそも「英語を声に出して言う」ということに慣れていないようです。まずは「英語を話すための口」を鍛えましょう。日常会話、スピーチなど、できるだけ自分が話したい英語に近いもので練習します。

共通の教材例:
・NHKラジオ英会話/テレビ英会話。テキストとは別売りのCDを使うか、番組を録音して利用するといいでしょう。
・You Tubeの字幕付き動画。「cc」(字幕)マークのついているものが字幕表示可能。

スピーキング勉強法1「音読」

1. 英文テキストを読んで意味を理解する。

2. 英文を見ながら音声を聞く。

読みづらい個所などに印をつけていくといいでしょう。

3. 音声のまねをしながら声に出して英文を読む。

速さやイントネーションなど、モノマネをしているかのように、できるだけそっくり読むところがポイントです

4.自分の声を録音して音声と聞き比べてみる。

★ワンポイント:音読は、スピードが肝心。お手本の音声と同じくらいの速さで読めるようになりましょう。

スピーキング勉強法2「シャドーイング」

1. 英文テキストを読んで意味を理解する。

2. 音声を流し、その少し後についていくように繰り返して言う。

最初は英文テキストを見ながらやってみましょう。

3. 慣れてきたら、英文テキストを見ずに、音だけ聞いて繰り返す。

全部いっぺんに繰り返すのはかなり難しいので、ひとことだけ、部分部分だけ繰り返していきます。

★ワンポイント:シャドーイングは、「クセ」にしてしまうのがコツ。映画やドラマ、ニュースなどを英語で見て、聞き取れたところですかさずブツブツ繰り返します。That’s great!(すごいね!)といった、簡単なひとことだけでもかまいません。

リーディングは「ざっと読む」のが大事

リーディングでつまずいてしまう人はたいてい、「辞書を引くのが大変」「難しすぎてついていけない」と言います。でも、英語の文章をたくさん読んでいる人は、いちいち辞書なんて引きません。中学校で習った程度の英語知識をもとに、「わかるところから文章の意味を推測する」のです。リーディングを克服できるかどうかは、この「推測力」にかかっています。

共通の教材例:
・ラダーシリーズ。英語圏の名作を、語彙数を限定してわかりやすくまとめた本。
・amazon.co.jpのKindle洋書。一部無料でダウンロードして試し読みすることができます。
・英語のブログ記事など、自分が読んでみたいと思えるもの

リーディング勉強法1「多読」

1. 文章をざっと見て、知っている単語が多そうなものを選ぶ

2. 前から順に読んでいく。

辞書は引かなくてOK。わかりにくいページは飛ばしてしまってかまいません。

3. 自分の頭の中で意味を推測する。

日本語に訳す必要はありません。「だいたいの意味」を考えます。

4. つまらなくなったら止めて、別の本に進む

★ワンポイント:「たくさんの英文に触れる」ことが大切なので、「1冊読み通そう」なんて思わなくて大丈夫。

リーディング勉強法2「スキミングとスキャニング」

1. 章タイトルや見出し、イラスト、写真などから、何が書かれている文章か想像する。

このときは、辞書を引いて正確な意味を把握するといいでしょう。

2. 各段落の最初の文だけ読み、話の流れをくみ取る

これを「スキミング」と呼びます。一種の「飛ばし読み」です。

3. 「誰が」「いつ」「どこで」「何を」といったポイントを探しつつ再度読む。

これを「スキャニング」と呼びます。文中のキーワードを探しながら文章全体にざっと目を通します。

4. 何度も出てくるので気になった語だけ、辞書を引く。

★ワンポイント:TOEICの長文読解攻略法の王道です。「英語を理解する」というより、「一部から大意を理解する」ための速読練習。日本語の文章でやっても効果があります。

ライティングは「気持ちを表す」ことを心がけよう

簡単な英語の文章なら誰でも書くことができると思いますが、I like movies.(私は映画が好きです)なんていう文を書いているだけではつまらないですよね。Tom Cruise is amazing!(トム・クルーズってスゴイ!)のように、自分の気持ちに近いことを表現できるようになると、書くのが楽しくなってきます。そのための勉強法をお教えしましょう。

ライティング勉強法1「文法の復習」

1. 基本的な文法をおさらいする。

「文法とは単なる文の規則ではなく、自分の気持ちを表す方法」だと伝える教材がお勧め。

教材例:
『ハートで感じる英文法』(大西泰斗、ポール・マクベイ著、NHK出版)

2. 本を読んで、気になった英文を書き写しておく。

3. 単語を入れ替えて自分用にカスタマイズ。

登場人物の名前を自分の名前にしたり、at schoolをat the officeと書き換えたりするといいですね。

★ワンポイント:スマホで書きためておくのもいいのですが、手で書いたほうが、記憶に残りやすくなります。

ライティング勉強法2「英文日記を書く」

1. 1日1行、その日にあったことを英語で書く。

It was fantastic!(素晴らしかった!)など、必ず自分の気持ちを書き添えるようにしましょう。

2. 慣れてきたら2行、3行とだんだん長くしていく。

3.とにかく続けることを第一とし、習慣化する。

「毎日必ず」と思うとつらくなるので、忙しいときは休んでまた始めるということでもかまいません。

★ワンポイント:FacebookやTwitterを利用して、その日にあったことを英語で投稿してみるという手も。コメントがつくと、がぜんやる気につながります。

まとめ

リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの学習法を紹介してきましたが、「どういう順番で勉強すればいいの?」と思う人もいますよね。

語学習得には、「氷山の一角説」という理論があります。それは、「大量のインプットを行うと、氷山の一角のように、少しずつアウトプットできるようになる」というものです。つまり、

・大量のリスニングを行う⇒少しずつスピーキングができるようになる
・大量のリーディングを行う⇒少しずつライティングができるようになる

ということになります。

さらに、それぞれ以下のような力を伸ばすことができ、4技能に並行して取り組むと、相乗効果が期待できます。

・リスニング=正しい発音がわかる
・スピーキング=スピードがつく
・リーディング=語彙力が伸びる
・ライティング=文法力がつく

まず大量にやっておきたいのは「リスニング」と「リーディング」で、それと一緒に「スピーキング」と「ライティング」も進めるようにするといいでしょう。

くれぐれも、「勉強だから」と身構える必要はありません。気がつくとふと、スマホでFacebookの英語の投稿を読んでいる、電車の中でYou Tubeで英語の動画を見ている。そんな毎日を送れるようになるのが、一番の理想です。

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