オンライン英会話を始めるにあたって知っておきたい効果的な受講方法

格安で毎日英語を話せるオンライン英会話は、英語の上達には不可欠という時代になりました。しかし始めてはみたものの、いまいち効果があるのかどうかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。面倒だけどやはり予習復習は必要なのか、今のレッスンの受け方は正しいのかどうかなど、色々な点で不安な方も多いでしょう。今回はそんなオンライン英会話の効果的な受講方法についてご紹介したいと思います。

効果的なオンライン英会話を邪魔する3大要因

これからオンライン英会話を始める方も、始めたばかりの方も、せっかくやるのであれば、オンライン英会話でしっかり英語を上達させたいですよね。しかしそんな上達を邪魔する要因がいくつかあります。まずはそんな３大要因からご紹介します。

モチベーションが続かない

始めはやる気だったのに、そのやる気を持続できず、面倒になって途中でやめてしまうパターンです。新しく物事を始めるのにはかなりのエネルギーを使うので、途中でやめてしまってはもったいないですよね。

事前準備が足りず手応えがない

レッスンを受けるにあたって受け身の姿勢になってしまい、毎回手応えがないと感じることもあるでしょう。ちょっとした事前準備をするかしないかで大きく感じ方が変わってくるものです。

効果があるのかわからずジレンマ

続けていてもなかなか話せるようにならず、効果を感じないということもあるかもしれません。そのため、効果を感じないままオンライン英会話を辞めてしまうという人もなかにはいるようです。

オンライン英会話の効果的な受け方

せっかく始めたオンライン英会話を邪魔する3大要因。これらをどのように克服すればいいのでしょうか。克服するといっても実はそんなに大変なことではありません。少しの心がけで解決する部分も多くありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

「モチベーションが続かない」を解決する

どんなこともモチベーションを維持するというのは難しいものです。最初はやる気になっても、ずっとその気持ちを維持することは並大抵の努力ではできません。そこで、必要なのが「習慣化」です。

「習慣化」ほど万人に強い味方はない！

何かを続けるには、実はモチベーションではなく、「習慣化」が必要だと言われています。そちらのほうが長期的なエネルギーを必要としませんし、いったん習慣になれば、勝手に体や頭が反応するので楽なのです。

レッスンを習慣化する

オンライン英会話も、生活の中に取り込み、「受講するのが当たり前」のようになる習慣を作りましょう。毎日受けるのはハードルが高い人も、例えば月・水・金の朝はオンライン英会話の日と決めて、時間も固定させます。最初は大変でも2週間ほどすると体が慣れてきてオンライン英会話が生活に馴染んでくるでしょう。そうすれば「習慣化」の完成。「今日は受けようかな、受けないでおこうかな」「次はいつ受けようかな」などという無駄な迷いがなくなるのでオススメです。

予習してなくても「とりあえず」受ける

真面目な人ほど「予習・復習をしないとレッスンを受けてはいけない」と考えがちです。しかしそれよりも「英語を話す=アウトプット」の量を増やすことにまずは重きをおいて考えてみてください。もしそれでも心の準備が必要な人は、授業の5分前にパソコンの前に座って、その日の教材を上からざっと読み上げるだけでも効果はありますよ。

「事前準備が足りず手ごたえのないレッスン」を解決する

事前準備をした方がいいのは分かっているけど、予習する時間が取れないという方は多いと思います。そんな方でもこれだけやっておけばレッスンの手応えが変わってくるというものがあります。

かならず聞かれる自己紹介をマスターしておく

初めての講師であればかならず自己紹介から入るのがオンライン英会話。この自己紹介だけは、言えるようにしておきましょう。お気に入りの講師が固定化するまでは特に毎回繰り返すことなので、それだけでもスラスラ言えると、レッスンの幸先がよく、口が回りやすくなりますよ。

相槌のバリエーションをマスターしておく

オンライン英会話もコミュニケーションです。講師と生徒が交互に話せてこそ成り立つもの。とはいえ最初はなかなかうまく話すことができませんよね。それでも講師が話したことに対して相槌が打てれば、それだけでコミュニケーションが成立し、嬉しいものです。「Yes」だけでなく、「I see」や「Really?」など色々な相槌のバリエーションを印刷しておき、「今日はこれを使おう」と心に決めてレッスンに挑んでみてください。そうすると、使えたときの喜びは大きく、続けるモチベーションにも繋がります。

「効果があがるまでのジレンマ」を解決する

「英会話を始めてみたけれど、まったくうまくならない。」「自分には才能がないんじゃないかな。」そう思う人は本当に多いと思います。しかし、オンライン英会話をこれから受講する人には必ず知っておいていただきたいことがあります。それは英会話の「学習成長曲線」です。

学習成長曲線を知る

英会話のような語学は、かけた時間に比例して結果が目に見えてくるわけではありません。下記のグラフのように、最初は学習をしてもなかなか目に見えてわからない「停滞期」があります。この最初の停滞期は上達が感じられず、理想と現実のギャップが大きいため苦しい期間ですよね。しかし、この「停滞期」の期間も決して無駄ではなく、ある時急に成長を感じる「成長期」に到達するために必要な時間なのです。

成長期までの目安を知る

停滞期から成長期に移るまでに、少なくとも「3か月・50回」を目安にレッスンを続けてみてください。「3か月・50回」を続けると、急に「先生の言うことがわかるようになった」「口から言葉が出やすくなった」という瞬間がやってきます。せっかく始めたのですから、少なくともその瞬間を感じることができるまでは続けてみてくださいね。

これでは効果も半減！ありがちなNGパターン

実際にレッスンを始めてみたけれど、効果が出やすい人とそうでない人がいます。その差は何なのでしょう。次に、レッスンの効果を半減させてしまうありがちなNGパターンをご紹介したいと思います。

単語量が圧倒的に足りない

英会話をするにあたって、やはり基礎的な単語力というのは必要です。例えばまったく知らないアフリカの言語でいきなり会話をしようとしても、うまくはいきませんよね。英語も同様で、最低でも中学レベルの英単語は覚えておきたいもの。中学で習う基礎英語だけで1200語といわれていますので、自信のない方はまずは中学英語の単語帳やフレーズ集を手元において、インプットの量を増やしつつ、学んだものをすぐにオンライン英会話で使っていくという方法をオススメします。

日本語が出てしまう

レッスン中、会話につまずく度に「えーっと」「なんだっけな」と日本語で話してしまうことがあると思います。日本人ですので無意識に日本語で伝えようとしてしまうことは誰にでもあるものです。しかしその量がいつまでも減らなければレッスンの時間がもったいないですよね。なるべく「意識的に」日本語を使わないよう心がけるだけでも、代わりに英語を話そうと努力するようになり、レッスンの効果が出るものですよ。

こうするとオンライン英会話でもっと効果がでるようになる！

オンライン英会話は安いとはいえ、せっかくお金をかけているのだから、費用対効果を最大限にあげたいものです。そこで、「こうすればもっと効果が出る！」というTipsをご紹介したいと思います。レッスンに慣れてきた方は是非試してみてくださいね。

レッスン中の音声を録音して復習に使う

復習って地味で続けにくいものですよね。そんな方にはレッスン中の音声を録音して復習に使うという方法をオススメします。「自分がどんな事を言っていたのか」「自分の発音ってどうだろう」など、人間、「自分のこと」には興味があるもの。ですので、レッスンの音声を最初から最後まで聞く事自体はハードルが低いと思います。しかし実は聞いているだけで「学習したことを思い出す作業」になり、記憶の定着に役立つのです。復習は面倒だと感じるかたは、「レッスンを聞き直すだけ」の復習に挑戦してみてくださいね。

定期的にテストを受けて上達のためのモチベーションに使う

「本当に上達しているのかわからない」という方は、3ヶ月に1度のペースなどで、定期的にテストを受けてみることをオススメします。レアジョブの「スピーキングテスト」は1,078円から気軽に受けられるので特にお勧めですが、TOEICなど好みのものがあれば何でもOKです。とにかく自分の英語レベルを数値化しておくと、もっと点数をあげたくなるものです。

レッスンの受け方がわからないという人は

オンライン英会話の効果的な受講方法をご紹介してきましたが、言葉だけではなかなかわからない方もいらっしゃるかもしれません。「本当に上達するのかな」「効果を出せるかな」と、受講するかどうか迷っている方は、まずは肩の力を抜いて体験レッスンを気軽に受けてみることをお勧めします。

日頃から英語を使うことが少ない日本人にとって、外国人と話すということ自体ハードルが高く、緊張するものです。まずは腕試しと思って、肩の力を抜いて、数回、体験レッスンを受けられてみてはどうでしょうか。きっとあなたなりに感じる何かがあると思いますよ。

まとめ

オンライン英会話をはじめても、うまく効果が出ているのかわからないと不安な方は多いと思います。今回ご紹介した効果を出すヒントにそって、あなたができそうなことを一つでもいいので挑戦してみてくださいね。きっと何かが変わって来ると思います。