外国人と英語で会話をするときに、相手の国の文化や生活習慣などを知ることが実はとても大事ということをご存知ですか?
というのも、日本では当たり前と思っていたことが、外国では失礼とみなされ、思わぬところでトラブルに発展してしまった、ということもあるのです。
そこで今回は、初対面の相手と会うときに必要な「挨拶」について取り上げてみたいと思います。
初めましての握手ルール
言葉を交わしながら、握手(handshake)するのは、万国共通の一般的な挨拶です。
「相手の目を見ながらしっかり握る。弱い握手はいい印象を与えない」
というのが、マナー本などで一般的にいわれていることですが、実はこれ、相手の国によってさまざま。
中には、軽く手に触れるだけでさっと離してしまう人がいたりして、「あれ?」と思ったりすることも。
中国や韓国などアジアの国では、初めて会った人の手をギュッと握るのは、あまり感じのいいこととはされていないので、それぞれの国によって使い分けておけるようにしましょう。
挨拶も女性ファースト
また、欧米人を相手にするときに気を付けたいのは、男性が女性と握手をするシーン。
女性のほうから手を差し出すまで男性は待っておくというのが一般的なマナーです。ビジネスの場面ではそれほど気にしなくなっていますが、人によっては今でもそのルールを守っていることが多いようです。
「そういえばあのときあの人と握手しなかった」という女性の方々、相手の男性はあなたが手を差し出すのを待っていたのかもしれませんね。
握手をしない挨拶もある
これは宗派の話にはなりますが、男性と女性の間では、まったく握手をしないということもあります。
イスラム教徒の間では、見ず知らずの男性と女性が身体的接触をすることがないので、男性同士は握手をしても、男性と女性の間では、にこやかに言葉を交わすだけ。男性のほうが手を差し出したら、相手のイスラム教徒の女性はちょっと戸惑ってしまうかもしれません。
イスラム教というと遠い国の人々のように思えるかもしれませんが、インドネシア、マレーシア、さらにシンガポールなど東南アジアの国に多く、またドバイがあるアラブ首長国連邦、トルコなど、日本とよくおつきあいのある国も含まれています。
しかし、イスラム教徒の女性といっても、中には欧米の人と変わらず男性と普通に握手を交わす人もいるので、ちょっと悩むところ。
イスラム教に忠実な生活をしている女性はたいていベールかスカーフをかぶっているので、それで見分けることもできます。
いずれにせよ男性は、相手の女性が手を出してくれるのを待ったほうがよさそうです。
お辞儀をするのはNG?
日本での挨拶ってつい、握手をしながらついお辞儀(bow)をしてしまいますよね。日本のbowの習慣は最近海外でも知られるようになってきていて、こんな訳語がついています。
会釈 light bow 日常的な挨拶。腰を15度曲げる
敬礼 medium bow お客様に対するお辞儀。腰を30度曲げる
最敬礼 deep bow 深く感謝するときまたは謝罪するとき。腰を45度曲げる
お辞儀は欧米人には奇妙に映るという話もありましたが、最近は、欧米でも相手が日本人とわかると、会ったときにこのlight bowをしたりします。また、中国や韓国などほかのアジアの国にも、相手に頭を下げるお辞儀の習慣があります。
おもしろいのは、欧米の人は握手しながら相手をしっかり見るのに対し、日本などアジアの国の人は、あえて頭を下げ、相手の顔をじろじろ見るのを避けるようにすること。欧米の握手とアジアのお辞儀、実は正反対の考え方をしているのです。
「挨拶のときはつい頭を下げてしまう」という人もいると思うので、ひとまず握手のときはしっかり相手の目を見る、頭を下げるのはその後でということを心がけるといいですね。
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