2016年が始まり、早くも二週間が経とうとしています。みなさんは、新年にどんな抱負を立てましたか?
今年は英語のスピーキングに力を入れたいと思う方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
TOEIC®(LR)学習を継続されている方は、英語を話すベース、インプットを充分に身につけられていて、あとはスピーキングの練習さえすれば話せるようになる方が多いです。
今回は、TOEIC®学習を活かしてスピーキングスキルを向上するのに有効な、具体的な手段について書かせていただきます。
1.スピーキングテストの練習
TOEIC®には、スピーキングとライティングのスキルを測るTOEIC® SWテストがありますし、2016年1月17日からは、スピーキングテストだけを受けられるTOEIC® Speakingも始まります。
また、レアジョブ英会話にも、スピーキングテストがあります。
これらのスピーキングテストの練習を通じて、効率的に英語を話すスキルを身につけていくことができます。
良い点は、型が決まっているため、何をすれば良いかが明確なこと、そして、英語を話す中身については、テーマを変えて自分で何パターンでも練習できることです。
テストのための練習でありながら、正解不正解ではなく自分で表現できるので、面白いんですね。
時間制限もあり、ゲーム感覚で取り組めます。
TOEIC® Speakingの音読では、発音・強弱・意味の塊ごとに読むスキル、写真描写では状況説明のスキル、質問への応答と情報に基づく応答ではクイックレスポンスのスキル、解決法の提案と意見を述べる問題では、自分の考えを制限時間にまとめて話すスキルを伸ばすトレーニングができます。
ここで、スピーキングテストの受験とは書かずに、練習と書いているのには、2つ理由があります。
1つは、テストの練習・対策をしていく過程で、アウトプットの力がついていくためです。
もう1つは、現役会社員の感覚として、TOEIC® SWテストやその他のスピーキングテストは、日本の企業で英語スキルのアピール材料として使うには、まだ認知度が低いと感じるためです。
TOEIC®(LR)は、例えば海外赴任には730点以上必要、中途採用には600点以上必要など、スコアを具体的な条件として採用している会社が多いですが、その基準をクリアした後、スピーキングやライティングのスキルについては、程なくして実戦での使用を求められることが多いです。
とは言え、本番の試験を受けること、またスコアという数字で結果が出ることはモチベーションを高めてくれますので、テストの受験自体も有効な手段と言えます。
2.毎日声に出して、本気で個人練習
この部分が、今回の3つの手段のうち、一番重要なポイントです。
毎日、たとえ10分でも、本気で大きめの声で、自分の一番いい状態で発音し、声出しをしましょう。
毎日行うと、必ず変化が訪れます。
また、英語を口から出すことを習慣にすると、リスニングスキルも高まります。
僕自身、声出しをしている時にはテレビから流れる英語のインタビューが聴き取りやすくなり、さぼると聴き取りにくくなるというアップダウンを、何度か経験しています。
英語を口から出す方法としては、英文の音読・シャドーイング・前述のスピーキングテストの練習などがあります。
音読やシャドーイングの素材については、なるべく現実の世界で自分が実際に使いそうな英文が含まれているもの、かつ対話形式になっているものがおすすめです。
例えば、TOEIC®(LR)対策教材のPART3を使うと、一人でいながら対話・英会話の練習ができて、実用的です。
3.オンライン英会話の受講
スピーキングの本番では、多くの場合、相手がいます。
例えば、仕事で使うのであれば、お客様・取引先・同僚などとのやり取り・対話が発生しますよね。
オンライン英会話は、手軽に、この対話の部分を強化できる、とても良い手段です。
スピーキングテストでは一問一答で終わりますが、実際の仕事や生活で英語を話す場合、自分の発言に対して、相手から質問や反論など、何かしらのレスポンスがあり、話が発展していくことが多いです。
この練習は、やはり個人練習ではなく、相手のいるオンライン英会話で行うのがおすすめです。
また、オンライン英会話では先生からフィードバックをもらえますから(積極的にフィードバックをもらえるよう、”Could you give me some specific feedback? I would like to improve my English skills.”「具体的なフィードバックをいただけますか?英語のスキルを改善したいんです」 などと伝えましょう)、一人では気づけない点を改善していけます。
ポイントは、先に述べた2つの手段を実行した上で、オンライン英会話の受講に臨むことです。
また、オンライン英会話のレッスンは自由度が高いです。
仕事で英語を使う場面を想定し、英文のスクリプトを用意し、先生と一緒に英語のロールプレイングを行ったり、仕事上の問題解決の手法を先生と議論したりと、実践的な練習をぜひ取り入れてみてください。
ロールプレイングのスクリプトのベースに、TOEIC®(LR)対策教材のPART3や、TOEIC® SQUAREのEnglish Upgrader+のコンテンツを使用すると、一から作成しなくていいので便利です。
今回の記事は以上です。
ご参考にしていただけたら、大変幸いです。
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