2016年にインターネットで話題になったニュースを英語の例文で振りかえろう!

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気づけば2016年もあとわずか、そろそろ忘年会の予定が入り始めた!という方も多いかもしれません。RareJob English Labで編集長をしている向も、12/1にウェブ界の大忘年会こと「Web Daisukikko Meetup」で、「2016年のネットニュースをNEW HORIZON調の英文とともに振り返る。」というタイトルでライトニングトークをしてきました。

楽しみながら単語や表現を覚えられるよう、なるべく印象に残る例文を用意し、会場の皆さんにちょっとしたレッスンをさせていただきました。今回の記事では、そんな当日のライトニングトークの内容を、当日プレゼンで話していない内容も含め、より詳しい解説を加えてご紹介します。ぜひ、声に出して練習してみてくださいね!

Unit 1: Ephemeral social media is trending(消える系SNSが話題に)

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《例文》
When he came back home, I was puking a rainbow.
(彼が家に帰ったとき、わたしは口から虹を出しているところでした。)
When he came back home, I was face-swapping with my sister.
(彼が家に帰ったとき、わたしは妹と顔を交換しているところでした。)

タイトルにある「Ephemeral」とは「儚い、つかの間の」という意味。Snapchatというアプリは、数分後に送った投稿が消えてしまうことが特徴のため、「Ephemeral social media」と呼ばれることがあります。日本ではそうした機能よりも、虹を出したり、犬の顔になったりするフィルター機能が人気を博しましたよね。

例文にあるpukeは「口から何かを出す」という表現。一本の虹を出しているので a rainbowという単数形を使用します。「口から虹」と同じくらいみんなが夢中になった「顔交換」は英語でface-swapping、「〜と顔を交換する」はface-swap withと言います。

Unit 2: You can’t get away from Irasutoya(いらすとやのイラストが日本の至るところに)

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《例文》
Wherever you go, you will see illustrations by “Irasutoya”.
(どこに行ってもいらすとやのイラストに出会うでしょう。)

フリーイラスト素材サイト「いらすとや」のイラストが、日本の印刷物のそこかしこに登場していることがネット上で指摘され、みんながあるある!と話題にしていました。上のようなイラストに、「見覚えがある!」と感じる方も多いのではないでしょうか?

タイトルの「get away from~」は「〜から逃げる、〜を避ける」という意味で、ここでは比喩的に使っています。例文にあるWherever S + Vは、「〜するところはどこでも」という表現で、No matter where〜やEverywhere〜で言い換えることも可能です。どこにでもある何かを形容するときに使ってみてください!

Unit 3: PPAP going viral was surprising like a peach tree(PPAPの流行、ピコ太郎ギネス登録)

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《例文》
I neither have a pen nor an apple.
(わたしはペンも林檎も持っていません。)
I either have a pen or an apple.
(わたしはペンか林檎のどちらかを持っています。)

ピコ太郎さんの楽曲「Pen Pineapple Apple Pen」も、世界中にすさまじい勢いで拡散され、大人気になりました。このようにインターネット上で話題が一気に広まっていくことは、タイトルにある「go viral」を使って表現できます。日本語では「バズる」と言うこともありますよね。

ちなみに、タイトルのlike a peach treeは、ピコ太郎さんが外国特派員協会の会見に登場したときに、同時通訳を担当された方の表現。ピコ太郎さんの「驚き、桃の木、20世紀」というギャグを、「I was so surprised like a peach tree(桃の木のように驚いた)」と見事に訳されていました。

例文では「AもBもない」を意味するneither A nor B という表現、「AかBのどちらかがある」というeither A or Bを紹介しました。norとorの使い分けがややこしいので注意しましょう!

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《例文》
I have both a pen and an apple.
(わたしはペンと林檎を両方持っています。)

また、ピコ太郎さんは「I have a pen. I have an apple」というように、そのまま一文ずつ表現していましたが、よりフォーマルな場や書き言葉では、「I have both a pen and an apple」と表現する方が良いでしょう。

Unit 4: Makoto Shinkai’s “Your Name” earned 10 billion yen in 28 days(「君の名は。」の大ヒット)

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《例文》
Could I have your name?/May I have your name?
(きみの、名前は…?)

次々とヒット映画が生まれた今年、なかでも映画「君の名は。」が記録的なヒットとなりました。タイトルのearned 10 billion in 28 daysというのは「28日間で100億円の興行収入」という意味です。10 billionって日本語でどう読むんだっけ?と迷った方は、billionやmillionを復習しておきましょう。

例文では、人に名前をより丁寧に聞く表現として、Could I have your nameやMay I have your nameを解説しました。名前を聞く表現としてWhat is your name ? を思い浮かべる方が多いと思いますが、フォーマルな場ではこちらの表現を使う方がおすすめです。

Unit 5: Oh jeez, Trump really won the election(トランプ氏が米大統領選に勝利、SNSでも大騒ぎ)

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《例文》
If Trump became president, I would put strands of spaghetti in my mouth and bike around the whole city like that.
(トランプが大統領になったら、口からスパゲッティ食べて、そのあと街を自転車で一周してやりますよ)※古川健介さんのツイ-トより引用させていただきました。

注目されていた米大統領選「さすがにトランプ氏が大統領になるなんて…」と思っていた人たちを驚かせる結果となりました。当選前は「まさか」と思われていたことから、TwitterなどではIf Trump became president〜、つまり「もし、万が一トランプが大統領になったら…」という投稿もよく見られました。

例文では万が一、もしも〜だったらという仮定の状態を表しているため、「If + 過去形」を使っています。

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《例文》
If you upload Donald Trump’s photo, you can receive a similar Tatsunori Hara photo.
(トランプの画像をアップすると、近い構図の原辰徳の画像が送られてくる)

一方、こちらは「トランプ氏の画像を送ると、必ず近い構図の原辰徳さんの画像が送られてくる」という条件を表すため、Ifの後はそのまま現在形を使います。

ちなみにタイトルにある「Oh,jeez」は、大統領選翌日に配信されたアメリカの大人気コメディアニメ「South Park」のタイトルとなった表現。クリントン氏が勝利する想定でエピソードを作っていたため、トランプ氏の勝利によって、急遽エピソードの修正が必要になったこともネット上で話題になりました。「Oh,jeez」は「まじかよ…」や「おい、本当かよ」といった意味で、日常的によく使われるカジュアルなフレーズです。

Unit 6: Shin Godzilla(シン・ゴジラの大ヒット)

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《例文》
2016’s Godzilla is almost twice as large as the original Godzilla.
(2016年のゴジラはオリジナルのゴジラよりおよそ2倍大きいです)

「君の名は。」に負けず劣らず「シン・ゴジラ」も、みんなが「よかった!」と興奮されていましたよね。1956年に公開した「ゴジラ」に登場するゴジラよりも、体がかなり大きくなったゴジラが登場していました。

「2倍大きい」はtwice as large as〜 あるいは two times larger than〜というフレーズを使います。「だいたい、およそ」はalmostを使って表現するので、一緒に覚えておきましょう!

まとめ

英語を上達させるには、自分の興味のある分野の英語に触れることがとても効果的。何より、英語を学ぶことで同じ趣味を持つ世界中の仲間と交流することだってできます。みなさんも、映画やアニメ、スポーツ、インターネットなど、自分の大好きなものをよりいっそう楽しむ手段として、ぜひ英語を学んでみてください!

(イラスト:siota yuho)

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