ビジネス関連のプレゼンでは頻繁に登場するグラフやチャート。日本語ではスラスラ解説できるのに、英語だとついつい数値を読み上げるだけになってしまう…そんな悩みを持っている方も多くいるかもしれません。
しかし、図表を効果的に活用するには、その”動き”を的確に説明することが大切です。というわけで今回は、収入、損益、販売個数など、数値の変動を時系列で示すときに使われる「折れ線グラフ(line graph/line chart)」について、英語で説明するときに必要なフレーズを紹介します。
プレゼンで聴衆の目をグラフに集めるときの定番フレーズ
グラフの説明を始めるときは、まず、Please take a look at ~(~をご覧ください)を使って、聴衆の視線をグラフに集めましょう。
Please take a look at figure one.
(図1をご覧ください。)
英語で折れ線グラフは”line graph”または“line chart”といいます。ですから、例文の“figure”の部分は、”line graph”に置き換えも可能。ただ、”figure”は、全ての図表に使える単語なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
グラフに視線を集めたら、何のグラフを説明するのか紹介しましょう。このような場合に、よく使われる動詞は”show”です。“indicate”や”illustrate”も使えます。
This graph shows trends in the sales volume of our main product.
(このグラフは、我が社の主力商品の売上高の推移を表しています。)
折れ線グラフの傾向を説明する
ここからは、折れ線グラフの傾向(増加、減少、横ばい)の説明に必要なフレーズを紹介します。
増加傾向のグラフ
増加傾向を説明するときに使う動詞には、go up(上がる)、grow(伸びる)、increase(増える)、recover(回復する)、rise(増える)などがあります。
During the first quarter of 2016, sales increased.
(2016年の第一四半期は、売り上げが増えました。)
上の例文では、数値がどのように増加したのかということが分かりませんよね?
より明確に売り上げの動向を説明するために、increasedの後に、グラフの動きや角度を表す副詞をつけたしてみます。
During the first quarter of 2016, sales increased gradually.
(2016年の第一四半期は、売り上げが徐々に増えました。)
傾向を表す動詞と動きや角度を表す副詞を組み合わせることで、グラフを的確に説明することができるのです。他には、considerably/significantly/dramatically(大幅に)、rapidly(急速に)、slowly(ゆっくりと)、steadily(着実に)なども使えます。
また、急激な数値の増加を表現したいときは、jump(跳ね上がる)やrocket(急上昇する)を使うと効果的です。
Sales jumped in April.
(4月に売上げが、急増しました。)
減少傾向のグラフ
減少傾向のグラフを説明するときに使う動詞には、decrease/decline/reduce(減少する)やfall/drop(落ちる)などがあります。
Sales reduced slightly.
(売上げは、わずかに減少しました。)
急激な減少を表す“plummet” も、減少傾向のグラフを説明するときに便利な単語です。
Unfortunately, sales plummeted.
(残念なことに、売上げは急落しました。)
フレーズの頭に、”As you can see”や”As shown”をつけると、聞き手に語りかけている感じがでますね。ただ、”As you can see”を繰り返すとしつこくなるので、適所で使うようにしましょう。
As you can see, our sales tend to decline during winter.
(ご覧のとおり、我が社の売り上げは、冬季には減少する傾向があります。)
「~する傾向がある」を表す“tend to~”も、グラフの説明には欠かせない表現です
横ばい傾向のグラフ
横ばい傾向のグラフを説明するときには、remain stable(安定する)、stay constant(横ばい状態)などを使うことができます。
Sales remained stable between March and April.
(3月と4月の間は、売上げが安定していました。)
ピンポイントでグラフの数値を説明する英語フレーズ
グラフが示す数値を、全て読み上げるのはNG。けれども、最大値や最小値など、大切な数値はピンポイントでしっかり説明しましょう。
In August, sales peaked at 50,000 units.
(8月に、販売個数は最高の5万個に達しました。)
グラフの最大値を説明するときは、”peak”を使うことができます。反対に、最小値を説明するときは”bottom out”(~で下げ止まる)が使えます。
Sales bottomed out at 10,000 units in the end of November.
(11月下旬に、販売個数は1万個で下げ止まりました。)
言葉の組み合わせを工夫して魅力的なプレゼンに!
同じ言葉を繰り返していると、プレゼンが単調になってしまうこともあります……。
豊富な表現を使えるよう、ぜひ今回紹介したフレーズを参考に、インターネットなどで傾向の違うグラフをいくつか選んで、説明する練習をしてみてはいかがでしょうか?
より多くの表現をマスターして、グラフを最大限に生かした英語プレゼンを目指しましょう!
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