日本人は謝りすぎ?ビジネスで避けられない「お詫び」を真摯に伝える英語表現

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日本人は、謝罪の必要がない場合でも、”I’m sorry”と言ってしまいがちです。もちろん、本当に謝罪をしなくてはいけないことはあります。けれども、必要以上に謝っていては、かえってビジネス相手から信用を失うことも……。

というわけで今回は、“I’m sorry”を使わずに謝罪する方法をクイズ形式で紹介します。

ビジネス相手を待たせたときは謝る?謝らない?

顧客と電話で話しているときに、諸事情で保留にしなくてはいけませんでした。2分後、電話口に戻ってきたときの言葉で望ましいのは、AとBのどちらでしょうか?

A:Sorry to have kept you waiting.
(お待たせして申し訳ございませんでした。)
B:Thank you for waiting.
(お待ちいただきありがとうございます。)

とても長い時間待たせてしまったのであれば、Sorry to ~(~して申し訳ありませんでした)と謝罪したほうがよいですが、数分のことでしたらThank you for~という感謝の言葉で会話を仕切り直しましょう。”waiting”を“your patience”に置き換えても同じ意味になります。どちらも、ネイティブが人を待たせたときに使う定番のフレーズです。Bの例文は、待ち合わせに遅れてしまった場合にも、Sorry for late(遅れて申し訳ありません)の代わりに使うことができます。クイズの正解はBです。

忙しいときに邪魔をしてしまった。謝る?謝らない?

ビジネスの相手が、とても忙しいのに時間を作ってくれました。あなたは申し訳ない気持ちでいっぱいです。ミーティングの最後の言葉として正しいのはAとBのどちらでしょうか?

A:I’m sorry to bother you.
(お邪魔して申し訳ありませんでした。)
B:Thank you for your cooperation.
(ご協力ありがとうございました。)

相手がわざわざ時間を作ってくれたときに“I’m sorry”を使うと、「(謝るぐらいなら)お願いするなよ!」という気持ちになってしまう場合があります。ですから、謝罪よりも感謝の言葉を伝えましょう。ですから、クイズの正解は、Bです。

また、忙しそうにしている人に話かけるときも「I am sorry to interrupt you(お邪魔してごめんなさい)」の代わりに「I hope I’m not interrupting you(ご迷惑でなければいいのですが)」と言えば、sorryと使わなくてすみますね。

I’m sorryとI apologizeの違い:自分の責任を認めているのはどっち?

もちろん、ビジネスの相手に、本当に自分や自社が迷惑をかけたときには、きちんと謝罪をしなくてはいけません。より丁寧なお詫びの気持ちを表しているのはAとBのどちらでしょうか?

A:I apologize for the inconvenience.
B:I’m sorry for the inconvenience.

I apologizeと I’m sorryは、どちらも謝罪の表現で、2つの例文を日本語に訳すと「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」になります。けれども、2つの表現は、全く同じというわけではありません。apologizeは、「悪かったのは自分」と責任を認める表現です。けれども、sorryは、迷惑をかけたことについては誤っているけれども、自分の責任を認めたわけではないのです。それで、ビジネスの深刻な場面でI’m sorryを使うと軽く聞こえてしまうことがあります。ですから、クイズの正解はAです。

そして、相手方に謝罪が受け入れられたときは、
「I appreciate your understanding(ご理解いただきありがとうございます)」
と感謝の気持ちを伝えましょう。

英語で適切なお詫びができるように!

文化の異なる外国人にお詫びをするときに、“I’m sorry”ばかり言ってしまうと、本当の謝罪の気持ちが伝わらなくなってしまうことがあります。日本語の「すみません」と同じようにsorryを使うのはNGです。
今回の記事を参考に、ビジネスのさまざまな場面で、適切な謝罪ができるように練習してみてくださいね。

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